『アーマード・コア』議論を日本語で繰り広げる海外ゲーマー。その正体は『AC』全作日本版でプレイ&『バーチャロン』筐体所有歴もあるロボット愛溢れる人物だった | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『アーマード・コア』議論を日本語で繰り広げる海外ゲーマー。その正体は『AC』全作日本版でプレイ&『バーチャロン』筐体所有歴もあるロボット愛溢れる人物だった

『アーマード・コア』ティア表をきっかけに日本ファンの注目を集めました。

ゲーム文化 カルチャー
『アーマード・コア』議論を日本語で繰り広げる海外ゲーマー。その正体は『AC』全作日本版でプレイ&『バーチャロン』筐体所有歴もあるロボット愛溢れる人物だった
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ある海外ゲーマーがX上で日本の『アーマード・コア』ファンからの注目を集めています。

◆日本語で『アーマード・コア』議論を繰り広げる海外ゲーマーが注目集める

その人物とは、ゲームデザイナーとして活動するかたわら、海外メディアForbesへの寄稿なども行うOllie Barderさん。2009年からロボット・メカ専門の海外サイトを運営していた経歴も持ちます(2021年以降休止中)。

Barderさんはそれぞれの作品をプレイした際のレビュー評価をもとにしたという『アーマード・コア』ティア表を作成。最近になってこのティア表がイギリス人による『アーマード・コア』ランキングとして日本国内のファンの間で拡散されることになりました。

Armored Core Tier List (with superior Japanese boxart!)
byu/Cacophanus inarmoredcore

日本のファンの反応はランキングに賛同するもの、あるいは異議を唱えるものなど様々。ちょっとした議論の的になっていたところにBarderさんが表の作成者として名乗り上げ、作成の経緯を日本語で説明しました。

その中でBarderさんが、『アーマード・コア』全作品を日本語版を入手しプレイしてきたと明かすと、筋金入りのファンだとして日本のゲーマーからの注目がさらに高まることに。海外のロボットゲーム事情を尋ねたり、ランキングに対する疑問をぶつけたりと、Barderさんも積極的に会話に参加しつつ、X上での意見交換が盛り上がりを見せています。

◆メールインタビューで見えたBarderさんのロボット&ゲーム愛

日本の『アーマード・コア』ファンからの注目を集め、日本語で丁寧に情報交換・議論を繰り広げるBarderさんはいったい何者なのか。その人物像に迫るべく弊誌はメールインタビューを実施し、回答をいただきました。

――ゲームデザイナーとしてどのような作品に携わってこられたのでしょうか?また、現在の活動についても教えてください。

Barderさん:私の職務経歴につきましては、主にゲームデザイン関連のクレジットをこちらのページにまとめております。近年ではアニメ作品にもさまざまな形で携わっております。ディズニーなどでも勤務していたため、私のゲーム業界およびアニメ業界に対する理解は、一般的な方々とは少し異なるかもしれません。

――X上では日本在住と発信されていますが、日本での活動は何年目になりますか?

Barderさん:私は約10年ほど東京に住んでおります。出身はイギリスです。

――理知的で丁寧な日本語を用いてやり取りをされているのが印象的でした。日本語の学習期間はどれくらいでしょうか?

Barderさん:残念ながら、私の日本語はまだあまり上手ではありません。もちろん勉強は続けておりますが、進歩はゆっくりです。正直に申し上げると、今回の回答はAIを使って翻訳しました。私自身ふだんから丁寧で礼節を重んじる性格なので、その雰囲気が明確に翻訳されたのだと思います。

――今回、突然日本のロボット・メカファンからの注目が集まることになりましたが、率直な思いをお聞かせください。

Barderさん:注目を集めること自体は気にしておりませんが、これほど短期間に多くの前向きで洞察に富んだ反応をいただいたのは少し圧倒されるところもありました。皆さまからいただく探求心あふれる質問の数々には心から感謝しております。私自身も非常に好奇心旺盛な性格なので、皆さまとのやり取りを楽しんでいます。

――多くの日本のゲーマーとやり取りする中でどのような感想を抱きましたか?

Barderさん:日本のファンの皆さまとの交流は、いつも大変良好で、温かく、礼儀正しいものでした。ワンダーフェスティバルには可能な限り参加しておりますが、そこでお会いする方々も皆さま親切で情熱的な方ばかりです。

――Xのポストは『アーマード・コア』に関する話題が多めでしたが、他にもっと多くのゲーマーに知ってほしいと考えている日本のロボゲーはありますか?

Barderさん:とても良いご質問です。はい、日本のメカゲームには、国際的に過小評価され、十分に支援されていない作品が数多く存在すると感じています。率直に申し上げると、メカというジャンルそのものが海外では十分に理解されておらず、「現代のメカ文化の源流が日本である」という事実を認めたがらない、文化的なコンプレックスのようなものが存在しているように思います。

――今まで遊んできた中で最も好きなロボットゲームを教えてください。

Barderさん:最も好きなメカゲームのシリーズは『バーチャロン』です。イギリスにいた頃には、オリジナルの『バーチャロン』筐体を所有していました。重量は500kgもありました。しかし、10年前に日本へ移住する際、残念ながらイギリスに置いてこなければなりませんでした。また1990年代には、ロンドンのピカデリー・サーカスにあったナムコ・ワンダーパークにて「London Virtual On Club」を設立しました。私たちはイギリスで初めて、そして恐らく唯一『オラトリオ・タングラム(M.S.B.S. 5.2)』を稼働させていたアーケードだったと思います。これはドリームキャスト版発売前で、旧Model 3基板の時代のことです。

『電脳戦機バーチャロン』「セガ:アーケードゲームヒストリー」より

――日本と海外ではロボットゲームの好みに大きな差があると考えられています。日本と海外それぞれの代表作の魅力はどのようなところにあると考えていますか?

Barderさん:これは実のところ、多様な文化的側面に関わる非常に複雑な問題です。私は過去にこれについて長文の文章を書いたことがあり、アメリカのOtakonなどのイベントでも長い(そして多分とても退屈な)講演を行ったことがあります。結論だけ申し上げると、はい、海外と日本ではメカの捉え方に非常に明確な違いが存在します。

――ロボットゲーム以外で好みのゲームジャンルがあれば教えてください。

Barderさん:ゲームデザイナーとして、参考のために多様なジャンルを幅広くプレイしていますが、『ドラゴンクエスト』シリーズや『ゼルダの伝説』シリーズは特に大好きです。また、クラシックな『R-TYPE』も愛しています。『重装機兵ヴァルケン』は私にとって非常に特別な作品で、M2とともにスイッチ向けの『Declassified(重装機兵ヴァルケン DECLASSIFIED)』に携われたことは本当に素晴らしい体験でした。

――もしも自由に1本のゲームを作れるとしたらどのような作品を作りたいですか?

Barderさん:正直に申し上げると、マネジメントからの干渉なしに、純粋にそのゲームが必要とする創造性に従って作品を作る機会がほしいです。私の職業的なゲームデザイン経験の多くは、経営陣からのサポート不足や過度な介入によって損なわれてきました。もちろん最善は尽くしてきましたし、私が関わった作品の多くは良い形で仕上がったと思います。しかし、私はただチームとともに心から面白いと思える作品を自由に作りたいのです。ゲーム業界のマネジメント層には、残念ながら自己中心的な人があまりにも多いと感じています。


アーケード筐体そのものを所有していた時期があるなど、想像をさらに上回る情熱を持つロボットゲームファンだったBarderさん。X上で日本のファンたちと深い議論を繰り広げられるのにも納得ですね。


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ライター:kamenoko,編集:H.Laameche

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