サンドボックスレース『Wreckreation』開発元が閉鎖危機―『バーンアウト』シリーズ元開発者ら設立のスタジオ | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

サンドボックスレース『Wreckreation』開発元が閉鎖危機―『バーンアウト』シリーズ元開発者ら設立のスタジオ

『Wreckreation』の最近のSteamレビューは“非常に好評”となっています。

ニュース ゲーム業界
サンドボックスレース『Wreckreation』開発元が閉鎖危機―『バーンアウト』シリーズ元開発者ら設立のスタジオ
  • サンドボックスレース『Wreckreation』開発元が閉鎖危機―『バーンアウト』シリーズ元開発者ら設立のスタジオ
  • サンドボックスレース『Wreckreation』開発元が閉鎖危機―『バーンアウト』シリーズ元開発者ら設立のスタジオ
  • サンドボックスレース『Wreckreation』開発元が閉鎖危機―『バーンアウト』シリーズ元開発者ら設立のスタジオ

Three Fields Entertainmentは、サンドボックスレース『Wreckreation』公式Xアカウントにて、同社のチーム全員に解雇通知を送ったことを発表しました。10月に発売された『Wreckreation』は、記事執筆時点(12月6日)でのSteamレビューが“賛否両論”ですが、最近のレビューでは“非常に好評”となっています。

オープンワールドサンドボックスレース『Wreckreation』

THQ Nordicから10月28日にPS5/Xbox Series X|S/Windows(Steam)向けに発売された『Wreckreation』は、400平方キロメートルのオープンワールドを探索してレースやスタントなどが楽しめるドライブゲーム。ユーザーがデザインして設置したコースで、思いもよらない体験をすることも可能となっています。


そんな本作を手掛けたThree Fields Entertainmentは、『バーンアウト』シリーズなどで知られるAlex Ward氏らが設立したインディースタジオであり、同氏の他にもCriterion Gamesの元開発者らが参加していました。

記事執筆時点でのSteamレビューは261件中の60%が「おすすめ」の“賛否両論”ではありますが、最近のレビューとしては47件中の85%が「おすすめ」とする“非常に好評”となっていることが確認できます。

「当面の間はゲーム販売の収益を見込めない」

上記のように、最新作が厳しいながら今後に期待を持てる状況となっていたThree Fields Entertainmentですが、開発チームの全員に解雇通知(イギリスでは解雇に際して事前通知が必要)をしたことを12月4日に公式Xアカウントにて発表しています。

共同創設者Fiona Sperry氏の名義で発表された同ポストによると、ゲームのアップデートに取り組んできたものの現実は厳しく、当面の間はゲーム販売の収益を見込めない状況であるとのこと。2025年の大半と発売後の全てのコンテンツは、自己資金での開発をしてきたことも明らかにしています。

パブリッシャーから開発継続のための熱意と財政的支援がなければ現在の形でスタジオを維持することはできないとも説明したうえで、進行中のプロジェクトが山ほどあるとして紹介映像も添付。「この成果を公開することで、どこかの誰かが可能性に気付き、もしかしたら新たな機会が生まれるかもしれないと願っている」と記されています。

なお自己資金で開発したクロスプレイ機能を含むアップデートが、クリスマス前にリリース予定であるとも告知されていますが、12月5日に「Free Content Pack 2」として配信されています。


『Wreckreation』は、PS5/Xbox Series X|S/Windows(Steam)向けに販売中です。


ライター:いわし,編集:八羽汰わちは

ライター/誰かにスイートロールを盗まれたかな? いわし

兼業ライター、Game*Sparkにて主にニュース記事を担当。幼少からのゲーム好きだが、どちらかといえば飽きっぽいやり込まない派であるため、そのゲーム経験は広く浅い。その中でもよく触れるジャンルはRPGやFPS・TPS、あまり手を出さないのはSTGやノベルゲームで、特にベセゲーとハクスラが大好物。尊敬する人物はLA馬場。

+ 続きを読む

編集/多趣味オタク 八羽汰わちは

はちわたわちは(回文)Game*Spark編集部員、デスク担当。特技はヒトカラ12時間。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ニュース アクセスランキング

  1. 【70%オフ】シリーズ30周年の『電脳戦機バーチャロン マスターピース 1995~2001』セール中!3作品収録でお得

    【70%オフ】シリーズ30周年の『電脳戦機バーチャロン マスターピース 1995~2001』セール中!3作品収録でお得

  2. 『GTAオンライン』最新アプデで満を持して本編主人公マイケルが登場―“ちょっと老けた“姿に時の流れを感じる

    『GTAオンライン』最新アプデで満を持して本編主人公マイケルが登場―“ちょっと老けた“姿に時の流れを感じる

  3. 『モンハンワイルズ』1,958円、『FF16』『グレイセス エフ リマスター』『P5R』『RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚』は全て2,178円! ゲオ店舗のセールを実地調査

    『モンハンワイルズ』1,958円、『FF16』『グレイセス エフ リマスター』『P5R』『RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚』は全て2,178円! ゲオ店舗のセールを実地調査

  4. ゲーム開発においてAIは「ツール」である―ベセスダのトッド・ハワード氏が見解述べる

  5. Valveの新型PC「Steam Machine」価格はいくらになる?部品コストから将来性まで徹底分析

  6. 全て最安値を更新!『風来のシレン6』3,000円、『DREDGE』1,028円、STG『コットン』シリーズ2作品が各214円に【eショップのお勧めセール】

  7. サンドボックスレース『Wreckreation』開発元が閉鎖危機―『バーンアウト』シリーズ元開発者ら設立のスタジオ

  8. 発表わずか2日で…『POSTAL』スピンオフ『POSTAL: Bullet Paradise』生成AI利用の疑いで発売中止を決定―コミュニティから意見が殺到、殺害予告も

  9. カプコンタイトルがお得に買える「CAPCOM DECEMBER SALE」PS Store/ニンテンドーeショップにて開催中。最大86%オフのタイトルも

  10. 「またベヨネッタを演じたい」―キャスティング騒動に沈黙を強いられた英語版声優、当時の葛藤を振り返る

アクセスランキングをもっと見る

page top