『鳴潮』Ver.3.1のシナリオが過去イチの完成度と切なさだった。安直なヒロインムーブを予想しているとKURO GAMESに後ろから刺されるぞ! | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『鳴潮』Ver.3.1のシナリオが過去イチの完成度と切なさだった。安直なヒロインムーブを予想しているとKURO GAMESに後ろから刺されるぞ!

『鳴潮』Ver.3.1でお出しされたラハイロイ新章は「人の心とかないんか?」と言わざるを得ないものでした。ぼくらの学園生活と青春を返してくれKURO GAMES。

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『鳴潮』Ver.3.1のシナリオが過去イチの完成度と切なさだった。安直なヒロインムーブを予想しているとKURO GAMESに後ろから刺されるぞ!
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「KURO GAMESくん、あのさぁ……」

突然ですみません。

つい先日、2月5日(木)に『鳴潮』で配信された最新アップデート、Ver.3.1「雪に抱かれた君へ」のメインストーリーをクリアした漂泊者の1人です。

本稿が掲載される頃には、きっとSNSで続々とストーリーのクリア報告が挙がり、その内容が話題になっているのではないでしょうか。そんな漂泊者の皆さんならば、きっと冒頭のクソデカため息に共感してくださるはずです。

今回実装されたメインストーリーの「潮汐任務 第3章第3幕」。まるで1本の映画を見ているようなカタルシスと、手心を知らないKURO GAMESのシナリオ描写にしてやられたのでした。

思うところは色々ありますが、個人的には“過去イチのシナリオで賞”を進呈したいところです。でも「クリストフォロ」だけは許しません。

※Ver.3.1では登場しません

さて、前置きはここまでにしましょう。実は今回、Game*SprakはKURO GAMESの提供を受け、新共鳴者「エイメス」の魅力にVer.3.1の配信前から一足早く触れさせていただいていました。

ということで本稿では、ネタバレになるべく配慮しつつも、第3章第3幕のプレイレポートをお届けします。しかし魅力を紹介する上では、それでもネタバレを避けられない箇所が部分的にあるため、気になる方は『鳴潮』本編を先にプレイしておきましょう。

※本篇ゲーム内画像は開発中のテストバージョンのため、最終的な仕様とは異なる場合があります。

『鳴潮』公式サイトはコチラ!

エイメスを知ることは「漂泊者」を知ることでもある。『鳴潮』の根幹に関わる物語がついに動き出す

今回のストーリーはエイメスにフォーカスした内容です。物語を読み終えたら、きっと“お迎えしなければならない使命感”が生まれること間違いナシ。

「ラハイロイ」での生活がまだ始まったばかりだというのに、「ショアキーパー」のヒロイン力に比肩するキャラクターがブチ込まれてきたのだから、我々漂泊者としても財布の紐が緩んでしまいます。

そんなエイメスは、彼女は普通の人には姿さえ見ることができない「デジタルゴースト」と呼ばれる存在です。彼女は数十年前に肉体を失い、意識だけでラハイロイを彷徨っている幽霊。つまり、故人なのです。

誰にも認識されない悲しき存在でありながら、漂泊者と話す彼女は明朗快活そのもの。長い間、自分なりにそこそこ楽しく、デジタルゴーストとしての生活を楽しんでいたのかもしれません。

何とも不憫そうな話ですが、公式YouTubeではそうした日常の一端を垣間見れるキャラクターPVが公開されています。物語を読み終えた今、改めてPVを見直すと、単に「可哀想な境遇」と一言では言い表せないほどの複雑な気持ちになります。

また、彼女は巨大人型兵器「エクソストライダー」を操れる共鳴者です。しかし、その事実こそが、デジタルゴーストになってしまった現在の状況とも結びついていました。

以前、エイメスの戦闘映像が先行解禁された際、そうした事情を知るよしもない無垢な我々漂泊者たちは、華麗に飛び回るエイメスと巨大ロボのカットイン演出に大層盛り上がっていましたが……アレは罠だったようです

そんなエイメス、ストーリー中はデジタルゴーストであることを活かし、漂泊者一行の冒険を手助けしてくれる場面もあります。ただの幽霊ではなく“デジタルな幽霊”なので、ラハイロイ中のさまざまな電子機器に直接侵入し、ハッキング的なことができるのです。

キャラクターPVでも描写されていたように、茶目っ気があるのもエイメスの内面的な魅力でしょう。「ゲームで遊ぶのが好きだった」という、生前の趣味のひとつから影響されているのか、度々遊び心を織り交ぜたサポートをしてくれるのが印象的。あと、可愛いです。

冒頭では第3章第3幕が「エイメスにフォーカスした内容」と申し上げましたが、それは取り繕っただけで、実際は物語の表層部分でしかありません。エイメスという花があったのならば、花を咲かせた枝葉があり、さらに幹と根っこが存在しているといったところでしょう。

なにせ今回のシナリオはラハイロイだけに限ったものではなく、エイメスを通して漂泊者の過去と人間性、さらにはソラリスにまつわる秘密が次々と明らかとなるひとつの転換期にもなっています。

これまでの旅では、地域で発生している問題の解決に奔走しながら、漂泊者が少しずつ自身の記憶の手がかりを集めていく流れが恒例でした。

しかし、エイメスと漂泊者の関係性は非常に根深いもので、“彼女を知る=漂泊者を知る”ということでもあったのです。ゆえに、本ストーリーでは漂泊者も深掘りされていく対象です。

また第3章第3幕は、漂泊者をプレイヤーがゲームに没入するための主人公として描かず、あくまで作中登場人物のポジションで描き切ったストーリーだとも感じました。エイメスと漂泊者のどちらか一方に感情が向くのではなく、この2人に対して等しく感情が揺さぶられます。

当初は、エイメスが純粋にヒロインとして描写されるストーリー展開だと思っていましたが、良い意味で期待を裏切られました。心にぽっかりと穴が空く、そんな切なさを添えたエイメスと漂泊者だけのパーソナルな物語を繰り広げるのです

エイメスの優しさと明るさ、揺るがない決意と芯の強さは、ヒロイックな魅力を装うのに上手く仕事をしています。そのおかげでたまに見せる“僅かな狂気”が、彼女の抱える葛藤の大きさを引き立たせていたようにも思います。そして、エイメスの様子に複雑な反応を見せる漂泊者を見ている我々も、またお辛い……。

シナリオを読み進めていくほど、「今回のシナリオライターって実はクリストフォロなんじゃないか?」と、疑わずにはいられません。

エイメスのビジュアルやメカを用いたキャラの操作感、カタログスペック的なパーティ編成時の強みなど、プレイアブルキャラクターらしい魅力は言うまでもありません。しかし、物語を読み終えると、やはりプレイアブルな魅力よりもナラティブな魅力の方が勝る

今回は挿入歌が複数曲採用されたり、アニメーション映像が差し込まれたりと、リッチなシナリオ演出でこだわりを感じる出来栄えです。

ただ、それらの演出に負けないストーリーラインが、プレイヤーをもっとも強く惹きつけたと思います。物語のパワーが強いからこそ、演出も光るというものでしょう。

新共鳴者だけでなく、満足ログボに新要素も見逃せない!

なお、本バージョンは『鳴潮』で新エリア「ラハイロイ」が実装されて以降、初の大型アップデート。第3章第3幕をクリアすると、漂泊者の新衣装「永久に輝く星明り」が入手できる上、ログインするだけで報酬がもらえる恒例のログインイベントも開催中です。

Ver.3.1前半では新キャラクターの「エイメス」、後半では「リューク・ヘルセン」がそれぞれピックアップ対象に。

さらに、同行任務をクリアすると貯まるポイントに応じて、滑空幻相デラックス「星屑の糸を引くスピンドル」のほか、「金髓の波模様」と「唱喚の渦模様」をそれぞれ10個ずつ獲得できる「君との旅路」が実装されました。

ログインや実績解除でポイントを貯めて、報酬を入手しちゃいましょう。また、2月17日から3月19日の期間にログインすると、「星声」×1,600と限定アイコンがプレゼントされるメールも届くようです。復帰勢も新規勢も、この機会をお見逃しなく!

『鳴潮』はまだVer.3.1と、きっとラハイロイ篇の序盤でしょう。にも関わらずこれだけアクセル全開のメインストーリーをお出しされたので、今後のバージョンのハードルもどんどん上がっていくというもの。

これまでも物語のスケール感を落とさず、決めるところはバッチリ決める『鳴潮』なので、なので、これからも上がったハードルを易々と飛び越えてくれるという期待が高まります。

兎にも角にも漂泊者の皆さん。次回の潮汐任務まで、共にクソデカため息を吐き続ける苦しみを分かち合いましょうね。はあ……。

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©KURO GAMES. ALL RIGHTS RESERVED.

ライター:そりす,編集:八羽汰わちは

ライター/ そりす

東京都福生市生まれのゲームライター。そしてお酒と革靴が好物でソロキャンプが趣味のミニマリスト気質おじさん。サ終ゲームのヒロインをAIで復活させてニヤニヤしたり、国語辞典を持ち歩いて山中フラフラしたりしています。ULキャンプに傾倒しているためSNSは大体キャンプの話題が多め。

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編集/ 八羽汰わちは

はちわたわちは(回文)Game*Sparkの共同編集長。特技はヒトカラ12時間。

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