『Lethal Company』に代表される安価な協力型マルチプレイヤーゲームもかなりバリエーションが増えてきました。
今回紹介するのは『We Gotta Go』。行かねばならぬ――というなんともイカつい探検隊めいた題のゲームですが、彼らが目指すのは、幽霊屋敷に一箇所しかないトイレです!本記事ではプレイレポートをお届けします。
※記事を作成するにあたって、DLキーを提供いただいています。

(ある意味)クソゲー! おならを我慢しながらオバケを掻い潜れ!
本作は最大4人で遊べる協力型マルチプレイヤーゲーム。プレイヤーは幽霊屋敷に閉じ込められ、トイレを必死に探しています。そもそも体の形がウンチみたいな奴らですが、まあ、その点は気にしないでください。
屋敷に入っていくと、早速目の前にカギのかかった大部屋があり、その先には人数分の便器が……スッキリするには屋敷のどこかにあるカギを探さなければなりません。

プレイヤーたちには画面左に腸を模した体力ゲージが表示されています。オバケの攻撃を受けるなどすると、上からちょっとずつウンチのバーが下がってきて、これがマックスになるとウンチになってしまいます。この状態になると、フレンドに拾ってもらって各地にある死体を乗っ取らないと完全に死んでしまうので、これは避けなければなりません。

そうでなくても、ダッシュや回避といった行動を行うことで、緑のおならゲージも溜まっていきます。このゲージはFキーでおならをかますことで元に戻せるのですが、おならをすればするほど(物を壊すなども含め)幽霊屋敷が怒り、屋敷の怒りがMAXになると、大量のオバケを召喚されるイベントが発生してしまいます。
つまり、ウンチゲージが上がれば上がるほど、おならも出やすくなってしまうのです。

これらの腸ゲージを問題なくゼロに戻すには、各地にある「薬」を飲むほかないので、なるべくフレンドと融通し合って腸内環境を整えていきましょう。

それ以外は割とベタな『Lethal Company』ライク。道中で武器やアイテムを見つけ、オバケや部屋のギミックを処理しながら、ズンズン進んでいきましょう。
特に筆者が気に入ったのは、カギを入手してからのイベントです。屋敷の奥でカギを手に入れると、おならゲージがMAXで固定され、代わりにダッシュし放題になります。道中でオバケが大量発生し、全滅するまでに入り口に戻らなければなりません。これは『ワリオランド』的な面白さがありました。

気持ち良く便器に座って、さあスッキリするぞ……という段になって、邪悪な屋敷がジャマをして、便器に吸い込まれて次のステージに放り出されます。スッキリへの道はかくも長いものなのか……!

といった具合で、文字通りクソなフレーバーが漂うゲーム。トイレットペーパーのミイラなど、敵の見た目も全体的にトイレ感満載です。コロコロコミックで爆笑していた頃の、心の中に秘めた小学生マインドが目覚める人もいることでしょう。

しかしながら、気になる点もいくつかありました。
まず何よりも気になるのは定期的に発生する幽霊屋敷の激怒イベントです。物を壊したり、おならをかましたりすることで屋敷が怒るのですが、これはイベントをこなすまで次のエリアに行くことができないうえに、クリアしたところで何の報酬もないので、ただ単にウザいだけです。
その割に頻繁に起こるので、かなり早い段階でげんなりしてしまいました。

次に、この手のゲームによくあるトレハン要素がスポイルされている点も気になりました。
物を壊しても屋敷が怒る割にたまにアイテムが手に入るだけで、基本的にはすべてを無視して奥に進むこと以外にやるべきことはありません。道中の要素のほぼすべてが障害であり、行き止まりなんてもってのほかです。
多少通貨は手に入りますし、ステージ間のショップで使えますが、宝箱を開けるのに使って薬を拾うほうが安定します。
やはり、売るためのアイテムを拾ってきて、日数ごとに決められた額を納めなければいけない伝統的なシステムは面白かったのだなと感じてしまいました。

また、ウンチフレーバーは良いとしても、薬を飲むと腸内が綺麗になるというのもいまいちよくわかりませんし、ダッシュするとおならが溜まるのもあまり納得感がないです。あと、気持ち良くおならをかますとゲーム的には損というのも、ちょっと釈然としないですね。
そもそも幽霊屋敷がウンチを模した幽霊を放出してるのに、他人のおならには怒るのも謎です。
しょうもないフレーバーでゲームを作ることには大賛成ですが、その手のギャグにこそ大真面目な整合性がないといけないのではと思ってしまいました。

などなど、いくつか気になる要素はあるものの、協力型マルチとしては充分な出来になっていました。
ウンチが好きな人はぜひともチェックしてみてください!
『We Gotta Go』はPC(Steam)にて配信中です。













