2026年5月22日から3日間にかけて京都・みやこめっせで開催された日本最大級のインディーゲームの祭典「BitSummit PUNCH」。数多くの出展作品から気になったものをピックアップしてご紹介!
本記事では、ワイワイ遊べるカオスな協力ゴルフゲーム『ヨーデルゴルフ』の試遊レポと開発者インタビューをお届けします。

ゴルフのルールを知らなくてもOK!何でもありのクレイジー空間
ブース中央でひときわ目を引く本物のゴルフカート。最大4人で遊べる本作を、実際にカートに乗りながらプレイするというイベントならではの体験に思わず胸が高鳴ります。

ヘッドセットを装着し、スタッフさんのサポートを受けながら試遊がスタート。本作はゴルフゲームという名前を冠してはいるものの、その実態は驚きに満ちたオープンワールドアドベンチャーとなっています。広大な山を舞台に、たった1つのゴルフボールをみんなで追いかけながら世界を探索していきます。
まず最初に驚いたのが、ボイスチャットを通して何気なく喋った言葉がそのままゲーム内で3D文字として現れる独自のシステムです。ただ文字起こしされるだけでなく、文字が物理的なオブジェクトとしてぽろぽろと落ちていきます。仲間との何気ない会話や悲鳴が、そのままゲームプレイを盛り上げる要素へと変わっていくのです。


グラフィックスは全体的に温かみのあるコミカルなビジュアルで描かれていますが、道中で出会う要素はシュールそのもの。落ちているギターをクラブの替わりにしたりボールがおもちゃのアヒルになったり、さらにはプレイを邪魔する謎の鹿男まで登場します。基本的な操作は、ボールのところまで移動しショットを打つだけのシンプルなものですが、長距離の移動にはゴルフカートやバイクといった乗り物を運転することもできます。



ゴルフに詳しくなくても楽しめるルールでありながら、物理演算による挙動も相まって予測不能な展開へと転がっていきます。ゴルフという共通の目的を持ちながらも、全員で道草を楽しんでしまう不思議な魅力が詰まっていました。
試遊後には本物のパターゴルフに挑戦!得点によってステッカーやTシャツなどのグッズが手に入る現地ならではの体験が楽しめました。


ゴルフゲームだけど道草をする時間が楽しくなる世界を目指して
ここからはQ-Gamesのディレクターを務める小林鈴果氏へのインタビューをお届けします。
――まずは改めて本作のご紹介をお願いします。
小林鈴果氏(以下、小林氏):基本的にちょっとゴルフ(笑)、でもゴルフがメインじゃない、不思議なパーティーゲームになってます。
――ゲーム内に喋った言葉を表示させるシステムはどういった経緯で作られたのでしょうか?
小林氏:実際に喋ってる言葉がゲーム内にあると、そこに一緒にいるんだっていう空間の楽しさに繋がって会話がより魅力的になるのかなと思っていて。喋るのが楽しくなる要素として作りました。
――私は普段マルチプレイのゲームではボイスチャット使わないんですが、文字を出したくてつい喋ってしまいました(笑)。
小林氏:嬉しいですね。私もボイスチャットをあまりオンにせず黙々とやってることも多いんですが、自分が発した言葉が目に見えるというフィードバックが大きいのが面白い部分だと思っています。
――ストーリーなど、他の要素が追加される予定はありますか?
小林氏:ストーリーをがっつり作る予定は今のところありません。ただ、ゴルフするだけっていうよりも寄り道をしたくなるような、例えばバイクがあったり、ちょっと離れたところに池があってボートがあったりとか…。ゴルフメインだけどゴルフ以外のところに逸れる時間が楽しくなる、そんな世界にしたいなって思ってます。
――どういったユーザーにプレイしてほしいですか?
小林氏:やっぱり仲間内でワイワイ、それこそお酒飲みながらとかでもいいですし、気軽にちょっと集まって「やるか」みたいなノリで、遊んでもらいたいですね。友達と一緒に「今日なんか暇だしやろうね」っていうノリで遊んでもらえたらいいなと思います。
今はローカル通信のみですが、ゆくゆくはオンラインで一つの部屋を立ち上げてプレイできるように考えています。
――最後にメッセージをお願いします。
小林氏:今は色々なゴルフゲームが出ていると思いますが、ゴルフをしにくるというより、同じ空間に一緒に集まって、変なことが起きて「ちょっと何やってんの~!」と笑い合うようなわちゃわちゃ感を楽しみつつ、ちょっとゴルフができるようなバランス感覚があるゲームになっています。がっつり遊ぶというよりは、気軽な感じで遊んでくれたらなと思っています。
――ありがとうございました!
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