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ローグライト×ターン制×弾幕シューター!ジャンルのごちゃまぜがなぜか噛み合う意欲作『Enter the Chronosphere』プレイレポ

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ローグライト×ターン制×弾幕シューター!ジャンルのごちゃまぜがなぜか噛み合う意欲作『Enter the Chronosphere』プレイレポ
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近年のローグライト界では、デッキ構築にインベーダーを混ぜてみたり、借金を返すためにスロットマシーンを回してみたりと、さまざまなジャンルのミックスが試されています。

本作『Enter the Chronosphere』は、ローグライト弾幕系シューターをかけ合わせ、さらにそれをターンベースにした超ごった煮ゲーム。

意外にもすべての要素が絡み合った唯一無二のタイトルに仕上がっていました。

じっくり狙って回避しろ!ターン制弾幕ローグライクというニュージャンル

主人公はマーシャという女性。母星が謎の球体「クロノスフィア」に飲み込まれますが、スターシア号という宇宙船に拾われ、彼らとともにクロノスフィアに立ち向かう任務に就きます。星を飲み込み、その都度姿形を変えるクロノスフィアに挑み、銀河の脅威を救うのだ……! といったストーリーです。

本作はローグライトであり、ターン制であり、弾幕シューターでもあります。何が何やらという感じですが、ひとつずつ説明していきましょう。

まずローグライト部分。こちらはオーソドックスで、スターシア号のクルーと降下するクロノスフィアを選び、ランが始まります。

マーシャはダッシュ回避、熊の料理人ウルターは周囲をスラムする吹き飛ばし攻撃、自由気ままなカメレオンのリリーピリーは敵や壁を引き寄せるアビリティを持っています。それぞれに特徴があり、戦術が変わってくるのが良いですね。

ゲーム自体は、見下ろし型の弾幕シューターです。こちらを視認した敵が弾を撃ってくるので、それを避けながら弾を撃ち返したり、バレルを撃って爆発を引き起こしたりして、エリアの敵を一掃していきましょう。

道中には武器やアップグレードが落ちているので、最適で使いやすいビルドを目指し、どんどん深部へと向かっていきます。

ここまでは割とオーソドックスなゲームに感じますが、なんといっても本作はターン制!

画面には常に丸いカーソルが表示されていて、右クリックすることでその地点に移動します。そこまで移動するか、アビリティを使うか、射撃したり武器を持ち替えたりリロードしたりといった動作で「1ターン」消費します。

これらの動作が完了するまで、世界はリアルタイムで進行します。プレイヤーが規定位置に移動するまでのあいだ、ギミックは動き、敵も動き、弾もすぅーっと飛んでいきます。プレイヤーの行動が終わると、何もかもが静止し、また次のアクションコマンドを待つのです。

この「自分が動くと世界が動く」というのは意外にも手に馴染み、納得感がありました。さながら『SUPERHOT』か、もしくはターンベースのコマンドRPGといった感じで、敵やギミックなどの行動予測を見て、最適な位置取りや攻撃を選んでいくのです。

弾幕シューターと聞くと、反射神経と記憶力をフルに求められるような印象を覚えますが、本作は真逆で、慎重であればあるほど良く、ターンごとの最適解を選び続けるカードゲームのような様相すらあります。

武器やアイテムの種類も豊富で、近距離で絶大な火力を持つナイフや、使いやすい自動小銃、爆風がウリのロケットランチャーなど、かなりの数が用意されています。リロードに1ターン使う点や、袋小路は回避しづらい点など、細かいところにもリスク・リターンが光り、決してアイデア勝負の一発芸で終わっていません

また、ランの合間に挟まるクルーたちの小芝居も、良い感じのボリュームであり、内容も笑えるものが多いので、骨休めに丁度良かったですね。

長時間プレイしていると露骨に雑になってくる点や、弾幕が重なりすぎて何がどう動くのかわからなくなるときがある点など、まだ改善できそうな余地は残っていますが、すでに唯一無二の輝きを誇っている本作。

ローグライトファンからシューター好きまで、多くのプレイヤーに愛される一本になるかもしれません。

『Enter the Chronosphere』はPC(Steam)にて配信中です。

ライター:各務都心,編集:みお

ライター/ 各務都心

マーダーミステリー『探偵シド・アップダイク』シリーズを制作しているシナリオライター。思い出の一本は『風のクロノア door to phantomile』。

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編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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