かなりプレイ感が向上していてとにかく嬉しい『Marathon』シーズン2【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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かなりプレイ感が向上していてとにかく嬉しい『Marathon』シーズン2【プレイレポ】

的確かつ細かなアップデートでかなり快適になってます

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発売から3ヶ月が経過し、シーズン2への以降とともに初めてのワイプ(巻き戻し)が実施されたBungie作の脱出シューター『Marathon』。シーズン2アップデートとしてさまざまな新規内容が追加されており、細かな点も含めて色々変わっています。

筆者は本作を4月のうちはよく遊んでいたのですが、他のゲームの発売などもあり、最近はすっかりご無沙汰になっていました。ということで、今回の記事では新規プレイヤーや復帰勢向けに、追加要素を中心とした『Marathon』のシーズン2プレイレポートをお届けしていきます!

『Marathon』のシーズン2は「夜の訪れ」と題されており、新環境としてダイア・マーシュというマップの「夜」が用意されています。また、シェルのカスタマイズ機能である「クレードル」をはじめ、新シェルや新アイテムの追加が行われています。3ヶ月というかなり早いペースでワイプが繰り返されていく点は本作の特徴のひとつでもあるため、最初のワイプ以降の環境の変化がどのようなものかは、本作のこれから先を占う上でかなり重要です。ひとまず筆者がザッと触ってみた限りでは、「少なくとも自分がよくプレイしていたシーズン1の初期と比べるとかなり変わっている」という感想を抱きました。

シーズン2の新要素についてひとつずつ書いていく前に、まず本作はシーズン2に至るまでの細かなアップデートによって、細部の利便性が初期と比べて段違いに高くなっている、ということを紹介したいと思います。UIにはまだ分かりづらい点もありますが、ショップ機能である「武器庫」へのアクセスの導線がわかりやすくなるなど、メニュー画面には改善が見られます。また、マッチングのキューに入った際にロード画面以外の情報を参照することが可能になりました。今まで「ロード画面に表示される虫が苦手だな」というプレイヤーの声を各所で見ることがありましたが、他の情報を表示していれば虫を回避できるようになったのは、嬉しい人には嬉しい改善点かもしれません。

マップは限られますがデュオでの出撃も常設となりましたし、ソロ専用の難易度の低いマップが用意される、ソロキューでは経験値が増加する、など、ソロプレイヤーには嬉しい要素も追加されています。自分の場合は一緒に遊ぶ友人との都合がつかなくなったという理由で本作を遊ばなくなっていったので、こういったアップデートは非常に嬉しいですし、本作を再開する大きな動機になり得るとも感じました。

筆者は数多くのオンラインゲームを遊んできましたが、発売からたった3ヶ月でこれほど改善されてるのは珍しいことですし、『Marathon』はめちゃくちゃ運営が頑張っているゲームだと感じます。パッチノートを見ても、本作のアップデートやバランス調整がかなりハイペースで行われていることがわかります。

ではいよいよシーズン2の新要素を紹介していきましょう。まずは新シェル「センティネル」です。シェルとは本作における操作キャラクターのようなもので、シェルごとに固有のスキルを持っています。センティネル(Sentinel)は「前衛」や「歩哨」といった意味だそうで、その名前の通りかなり防衛的なスキルセットを持ったシェルです。

筆者もソロで数回センティネルを使ってみました。特にタクティカルスキルの「罠地雷」が面白く、NPCの敵(UESC)は無警戒に突っ込んできてくれるため、PvE的な場面においてはかなり使い出があります。生存や戦闘においては「獲物トラッカー」も便利で、壁の向こうにいる敵の数がわかるため、事前にしっかりと準備を整えることができます。

また、プライムスキル(他のゲームでいうアルティメットスキルに近いものです)の「ディフェンダーシステム」はバフ系スキルのため、一見すると効果が分かりづらい部分もあります。しかし、ひとまず脱出地点の付近に設置してみたところ、周囲を敵に囲まれても無事に脱出することができました。おそらく、リロード速度の上昇効果がいい味を出しているのだと思います。相変わらず姿を消せるスキルが強いため、ソロでの生存率という面では「アサシン」に分がありそうですが、3人パーティーであれば、チームに一人いるだけで非常に心強い存在になるでしょう。

続いてシェルの強化要素である「クレードル」です。これは任務の完了やアイテムのコンバートによって得られるエネルギーを使い、シェルの基本性能(回復速度など)を少しずつ強化できるシステムです。倉庫がパンパンになった際、売却しても大したクレジットにならないようなアイテムをコンバートに回してシェルを強化できる仕組みは、非常に良いアイデアだと感じました。まだ効果が実感できるほどの強化はできていませんが、フル強化に達すれば大きな効果を発揮しそうですし、ひとつのシェルを使い込むモチベーションにもなっていて面白い要素です。

新マップである「ダイア・マーシュ(夜)」は非常に暗く、もともと不気味な要素の多い本作の中でも、かなりホラー寄りの緊張感を味わえる恐ろしいマップです。脱出する際にも、UESCを倒したときに得られるドロップアイテムを要求されるなど、必然的に戦闘が発生する仕組みになっているため生存率も低いです。特に筆者はソロプレイヤーなのでかなり苦労しました。本格的にこのマップを探索したいソロプレイヤーの方は、野良パーティーへの参加も一考の余地があるかと思います。

そんな「ダイア・マーシュ(夜)」の脱出の際にも役立ちそうなのが、新武器のひとつである「KKV-9SD」です。この武器にはサプレッサーが内蔵されているため、UESCを倒した際に他の敵に気づかれにくくなります(おそらく他の敵と十分に距離がある場合に限られますが)。

「ダイア・マーシュ(夜)」は力押しするのではなく、ステルスを意識しながらうまくUESCを倒して脱出するゲーム性となっており、非常に新鮮で面白いマップに仕上がっています。今シーズンである「夜の訪れ」は、夜の暗さ、そしてステルスによる独特な緊張感が特色のシーズンであると、個人的には感じました。

もちろん同じゲームですからシーズン1と共通の部分も多いですが、最初からすべての企業からの依頼を受けることができたり、レベルが上がりやすくなったりといった変更点もあり、プレイ感はかなり快適になっています。しかし、それは本作が「簡単になった」ことを意味するわけではありません。相変わらずソロ出撃での生存率はかなり低いですし、初期装備が相当貧弱なため、特に序盤は無料装備の出番も多く、NPC相手にも苦戦します。

本作の特色でもある難易度の高さをそのままに、利便性を高め、雰囲気を変えることで新鮮さを保っているアップデートの手腕にはかなり感心させられました。さすがBungie、といったところでしょうか。

また、個人的に懸念していたプレイヤー人数の減少によるマッチング時間の増加も、特に「外周」ではあまり気になりませんでした。「外周」以外のマップをプレイする際は、「少しマッチング時間が長めかな……?」と思うときもありましたが、極端に長すぎるということはなく、充分に快適なレベルだと思います。無料プレイ期間が過ぎた今も、過度に待たされるようなことは今のところ一度もありません。

ということで、高難度の緊張感という持ち味はそのままに、快適性が増して、また新鮮な気持ちで遊べる『Marathon』シーズン2は、個人的には新規プレイヤーや復帰勢にもかなりおすすめの仕上がりとなっています。この調子でアップデートが続くなら、シーズンごとに遊ぶ、長く付き合っていける作品になるのではないかと思います。正直、筆者が遊びづらいなと思っていた点はあらかた解消されており、触り心地はかなり良くなった印象です。

現在、Steamではセール中となっていますので、気になった方はぜひ遊んでみてください。また、しばらくプレイをやめていた方も、この機会に再プレイしてみてはいかがでしょうか?

ライター:文章書く彦,編集:Akira Horie》

ライター/「ラジオ善意X」聴いてね 文章書く彦

好きなガンダムは∀ガンダム、好きなマンガはレベルE、好きな映画監督はポール・トーマス・アンダーソン、好きなゲームジャンルはオープンワールドものとローグライク(ローグライト)、好きな昆虫はカマキリ、好きなバンドはFUGAZI、好きな作曲家は浜渦正志、好きな小説家はカート・ヴォネガット・ジュニアと舞城王太郎、好きなラッパーはポチョムキン、好きな焼酎は鳥飼、好きなルフィが言ってない言葉は「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!(ドン)」、好きな笑い男が書いてた言葉は「or should I?(だが、ならざるべきか?)」。

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Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

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