個人ゲーム開発者のえば氏によるEBA GAMEは日本の高校野球部を舞台に監督や先輩の理不尽な上下関係を描く、一人称視点の落とし物探索シミュレーター『球ひろいSimulator』を8月31日にPC(Steam)で配信することを発表しました。
1件のウィッシュリスト登録から始まったチェコ語対応
本作は、たった1件のウィッシュリスト登録をきっかけにチェコ語のローカライズを追加したという経緯で、国内外のメディアから大きく取り上げられました。
個人ゲーム開発者のえば氏はウィッシュリストの登録状況を確認した際、チェコからの登録が1件だけ入っていたことを発見。ワールド・ベースボール・クラシックでチェコが野球と日本にリスペクトを持っていることを知っていた同氏は、この1人のためにチェコ語対応を決めたといいます。
この粋な対応はSNSで大きな話題を呼び、海外ゲームメディアのDexertoは8月5日に本件を紹介。Xにおける同投稿は11万いいね・222万ビューを突破し、大いに話題になりました。PC Gamerも8月4日に、この件について取り上げています。
また、えば氏によると『キングダムカム・デリバランス』シリーズで知られるチェコのスタジオWarhorse Studiosや、チェコ野球の素晴らしさと感動を教えてくれたというチェコ代表のピッチャー「オンジェイ・サトリア」選手からもリプライが届いたそうです。サトリア選手から「何か君のために手伝えることはないかな?」とDMがきて、ゲーム内の音声や写真の合成による出演も実装予定になりました。

そのほか、当初はAI翻訳にしようとしていたチェコ語ローカライズは、チェコ人による有志の協力でおこなわれることに。さらに吹き替えもチェコ人のプロの声優によるフルボイス化が決定したそうです。声優としては、チェコ語版の映画「ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー」にも出演していたFilip Cvejn氏らが参加します。


こうした海外メディアの反響を受け、Steamウィッシュリスト登録数は発表当初の約350件から、現在では約6,500件とおよそ18倍に急増。チェコからの登録は2,000件を突破し、日本国内の登録数のおよそ2倍に達しています。



高校野球部の“リアルな体験”を描く心理的ホラー
『球ひろいSimulator』のゲーム内容は、日本の高校野球部を舞台にした一人称視点の落とし物探索シミュレーターです。練習後、野球部ではその日使用したボールの数を数える日課がありますが、ある日ボールが足りないことが判明。監督に叱責されるのを恐れた先輩たちは、主人公にボール探しを命じます。


先輩には「はい」としか言えない主人公が、監督の目や理不尽な上下関係に耐えながら、校内に散らばったボールを探しに行く……当時の抑圧や理不尽さを、作者や作者の周りの実体験を元に描く“心理的ホラー”となっています。ただし、「それをホラーと捉えるかどうかはプレーヤー次第」とのことです。
主な特徴
一人称視点で校内に散らばったボールを探索
グラウンド、校舎、部室周辺などを舞台にしたステージ構成
必要数以上に拾ったボールを次のステージへ持ち越せるシステム
実体験をもとにした、理不尽な上下関係と抑圧の描写





『球ひろいSimulator』は、PC(Steam)向けに8月31日配信予定。価格は700円(発売記念セールで30%オフの490円)です。














