Kalypso Mediaがパブリッシングを手がける、愛すべき独裁国家シミュレーション『トロピコ』シリーズのナンバリング第7作『トロピコ 7』を一足早く試遊することができました。
カリブの島国を治める大統領「エル・プレジデンテ」となり、時には強権的に、時には甘い言葉で政権を維持しながら島を発展させていく本シリーズ。これまでも世界中の歴史的建造物を盗んでこさせたり、選挙で不正を働いたりとやりたい放題だったプレジデンテですが、今作ではついに自然環境そのものをも自らの意思に従わせる領域へと到達しています。

さらにコンテンツ量もシリーズ最大級となっており、5つのキャンペーン、10以上のシナリオ、20以上のサンドボックスマップに加えて「ランダムマップ生成機能」まで搭載!前作『トロピコ 6』から何が変わったのか、シリーズファンも初見の方も注目の新要素を中心に、その手触りをご紹介します。
「物理的テラフォーミング」が変える都市計画と「議会システム」で刷新された政治改革
前作までは、地形の起伏や山々は建物を建てられない「障害物」として立ち塞がっていました。道路を迂回させたり、トンネルを掘ったりと苦労したプレジデンテも多いはず。しかし、本作では物理的テラフォーミング機能が追加。「山が邪魔なら削り取ればいい」「海を埋め立てて新しいビーチを作ればいい」という、まさに誇大妄想をそのまま形にしたような地形改変機能が実装されました。

実際に試遊では小さな島へと陸地をつなげてみましたが、粘土工作のように直感的な操作で思うままに土地を変形できます。直線でしか設置できなかった道路も自由に繋げられるようになり、自分だけの理想の島国をゼロからクリエイトする快感はシリーズ随一です。
内政においては各派閥との駆け引きが重要でしたが、今作では新たに議会システムが登場しました。各派閥の代表者を議会に招集し、彼らの要求を甘い取引で懐柔するか、あるいは権力でその夢を打ち砕くかという、より生々しい内部政治の立ち回りが求められます。



今回は試遊できませんでしたが、国を維持する上で欠かせない軍事システムも一新されました。厄介な反乱軍の鎮圧や外敵への対応において、ユニットをより直接的にコントロールできるよう再構築。前作以上に手応えのある戦略的なバトルと防衛戦が楽しめます。さらに、前作で大好評だった「他国の有名ランドマークの強奪(※合法的な移転)」も採用されています。外交交渉や裏工作を駆使して、世界中の観光名所を自国に並べる快感は健在です。


グラフィックにおいても前作からパワーアップしています。島の住民や車などが緻密にシミュレーションされており、一人ひとりフォーカスして眺めるだけでも楽しめました。


初心者でも没入できる圧倒的自由度と無限のストラテジー
植民地時代から世界大戦、冷戦、そして現代に至るまでの4つの時代から構成される広大な群島を舞台に展開する本作。自由度の高い地形改変と多種多様なシナリオ・ランダムマップが組み合わさることで、遊ぶたびに全く異なる独裁体験を味わうことができます。

「どこから手をつけていいか分からない」という初心者の方でも、キャラクターのガイドをはじめとする導線や直感的なインターフェースが用意されており安心です。ブラックユーモアあふれる世界観と「思い通りに街を作り変える快感」が絶妙に融合しており、プレジデンテとしての第一歩を踏み出すのに最適なタイトルだと感じました。

「自然すら屈服させる」という新たなパワーを手に入れた『トロピコ 7』。前作『トロピコ 6』の面白さをベースにしつつ、地形改変や議会といった新要素が見事に噛み合い、シミュレーションゲームとして正統かつ大胆な進化を遂げていました。
『トロピコ 7』はPC(Steam, Epic Games Store)、PlayStation 5、XBOX Series X|S向けに2027年1月29日発売予定。(XBOX/PC Game Passにも対応予定)です。











