
9月17日に品川の寺田倉庫B&C HALLにて開催された日本マイクロソフト主催のファンイベント「XBOX FanFest Tokyo」。長丁場でありつつも多くのファンが集ったイベントの模様をお届けします。

会場内は緑一色!『Minecraft Dungeons II』や『Forza Horizon 6』など人気作が展示
会場は天王洲運河が隣を流れる場所にあり、どことなくゆったりとした雰囲気が漂っていました。一方、会場内はXboxを思わせる緑色の照明で彩られており、試遊台やトークイベント用の椅子が並べられていつつも、十分な広さの空間になっていました。1階には『Minecraft Dungeons II』が展示された他にも、25周年の歴代Xboxタイトルなどを並べる「XBOX 25 周年 Eras Lounge」、そして2階へ続く階段があります。




特にこの1階で目を引いたのが、Xbox 360本体や当時を象徴するタイトルが並べられている「XBOX 25 周年 Eras Lounge」コーナーでした。壁にはさまざまなカラーのXboxコントローラーが飾られ、棚にはこれまで展開されてきたタイトルも並んでいます。Xboxの歩みを振り返ることができる展示だけでなく、実際にゲームを楽しめるスペースも用意されていました。座椅子に座りながらゲームをプレイできる環境が整えられ、『CoD: MW』や『MSFS2024』などがプレイアブル展示されていました。







1階でXBOXの歴史を振り返った後、2階へ上がると、『Forza Horizon 6』がプレイアブル展示されていました。さらに、リブート版『Fable』のフォトスポット兼ニワトリを穴に蹴り入れられるミニゲームも用意されており、各々のファンが記念撮影を楽しんでいました。さらに、ゲーム以外にも来場者向けにXboxのロゴを模した軽食が用意されるなど、ファンがイベントそのものを楽しめる工夫も随所に見られました。




Xboxの歴史を語るトークショーやショーケースのウォッチパーティーまで!
入場からしばらくすると、本イベントのメインとなるトークショーが展開されました。トークショー開幕の挨拶の後に行われたのが「Xboxの25年の歴史を25分で語り尽くす」というセッションです。
ラリー・ハーブ氏が語るXbox25年
このセッションには、Major Nelsonことラリー・ハーブ氏が登壇。その歴史を振り返りました。ハーブ氏にとってXboxの25年間を振り返るキーワードは「JOY(喜び)」。2002年の初代Xbox発売当時を振り返り、「すごく幸せで一杯な気分だった」と語りました。当時のチームは小規模ながらも、大きな野心を抱えていたそうです。

そんな25年間の中でも、特に記憶に残っている出来事として挙げたのが、初代Xbox本体の発売とXbox Liveの開始です。特にXbox Liveは、それまでは家庭のゲームではあまりネットワークに繋ぐ経験をしなかった人たちが、Xbox Liveで世界中の人と一緒に遊べるようになったことであると述べました。そして、初代Xbox用の「Xbox Live スターターキット」の箱を手に取りヘッドセットなどが同梱された中身を紹介する姿を見せました。
ハーブ氏にとって特に大きかったのは、世界中の人がコミュニティとして繋がり、一緒にゲームを楽しむという、当時から抱いていた夢が実現したことだったそうです。一方で、初代XboxはMicrosoftにとって初めてのコンソールでもありました。そのため、ハードウェア面でも試行錯誤があったといいます。巨大なコントローラー「DUKE」をはじめ、実際に市場へ投入した製品からユーザーの反応を学び、より適したコントローラーを開発するようになったと振り返りました。

ここでトークの内容は会場へと移り、司会が「初代Xboxに初めて触れた人はどれくらいいるか」と来場者に挙手を求めました。会場のおよそ半数が手を挙げるなど、初代Xboxをリアルタイムで体験したファンも多く訪れていたようです。
続いて、ハーブ氏に日本のXboxタイトルについて尋ねると、『鉄騎』や『パンツァードラグーンオルタ』、『ジェットセットラジオフューチャー』などを挙げました。こうしたタイトルの存在からも、初代Xboxの時代から日本のゲームメーカーとの深い関係を築くことができたのではないかと語ります。
そして時代がXbox 360へ移ると、日本のメーカーが革新的なタイトルを数多く生み出していた地域という印象を持っていたそうです。
他にもXbox Live Arcadeで展開されたインディーゲームなどについては、これが切っ掛けとなって新しいタイプのプレイビリティを自由に生み出せる時代が始まったことが嬉しかったそう。Xbox 360時代の成功には、素晴らしいゲームやシステムだけでなく、初代Xboxで得た経験やコミュニティからのフィードバックも大きく影響していました。特にフレンドリストやメッセージ、実績、パーティーなどの機能によって、それまで孤独だったゲーム体験に「人と繋がる」という要素が加わったことは大きかったそうです。皆が繋がることが本格的になり、コミュニティが形成されていったことを、Xbox 360時代の大きな出来事として振り返りました。

ラリー・ハーブ氏にとってXbox 360時代における日本における最も大切なタイトルは?という質問には、独占タイトルだった『テイルズ・オブ・ヴェスペリア』や『ロストオデッセイ』、日本には才能溢れる開発チームがいて、彼らから様々な体験が生まれていることが大きかったと述べました。
そして話題はXbox One世代へ移ります。ハーブ氏は、この世代を象徴する要素として後方互換の存在が大きかったと振り返りました。一方、「自分にとってXboxとは何か?」という質問には、これからもゲームを楽しみ、それをきっかけに多くの人との出会いが生まれることを望んでいると回答しました。
最後の質問は、「25年前の小さかったチームに何か言えるとしたら?」というもの。同氏はプレイヤーが中心であることを絶対に忘れないようにと語り、途中でわからなくなった時はまずプレイヤーを見なさいと言う。さらに、プレイヤーは必ず求めていることを教えてくれるため、それに対してしっかり耳を傾けてほしいそうです。最後に「未来はめちゃくちゃ凄いことが起きるので楽しみにしてほしい」と述べセッションを終了しました。
XBOX Tokyo Game Show 2026 Broadcast
その後は「XBOX Tokyo Game Show 2026 Broadcast」のウォッチパーティーが行われました。
ショーケースをオンライン配信で通話しながら観るのではなく、会場に集まったファン同士でリアルタイムに反応を共有する形式は、日本国内ではあまり馴染みがなかっただけに新鮮でした。特に大きな反応が起きたのは、『Call of Duty: Modern Warfare 4』のトレイラーでマッツ・ミケルセンが登場した場面や、セガの『クレイジータクシー: ワールドツアー』でした。『ペルソナ4 リバイバル』が紹介された際にも、会場から大きな反応が起きていました。
そしてショーケース終盤、『OD』と『PHYSINT』の最新情報が紹介されると、会場の盛り上がりはさらに大きくなります。小島監督が会場にサプライズ登場した瞬間には、感嘆の声が一斉に上がり、このイベントでも特に大きな盛り上がりを見せました。


『Minecraft Dungeons II』
ウォッチパーティー終了後には、『Minecraft Dungeons II』のセッションが行われました。ここでは、ゲスト枠のラリー・ハーブ氏の他に、ゲームディレクターのモンス・オルソン氏と、プロダクションディレクターのネイサン・ローズ氏が登壇しました。
このセッションでは、司会やゲスト、そして今回のイベントの参加者など、次々と質問を投げかけながら進行する形式です。その中で気になった質問をいくつかピックアップしました。

「『マインクラフト』でダンジョンRPGタイトルを作ろうとしたきっかけは?」という質問に対しては、『マインクラフト』はバトルや探索、そしてクラフトなど様々な遊びが詰まっていますが、その中で1つの要素に焦点を当ててブラッシュアップしたらどんな体験になるだろう?という興味が切っ掛けだったと答えました。
こうして『マインクラフト』の中から新たな遊びを切り出していく一方で、シリーズならではの難しさもあります。「アクションRPGにするうえでの難しさは?」という質問では、「『Minecraft Dungeons II』は大きなチャレンジであると同時に、『マインクラフト』は世界中で愛されているIPです。
そのため、作り手だけのゲームではなく、世界中のユーザーにとっての『マインクラフト』であることを常に意識し、「『マインクラフト』とは何なのか?」という枠から絶対に外れてはいけない」という使命を感じていたそうです。さらに、新しい要素を導入した時に、それが『マインクラフト』に相応しいのか真剣に考えることや、逆に本家にある要素をどのように『Dungeons』へ持って来られるのかは、きちんと1つ1つ毎回考えていると語ります。

また、「2作目における進化ポイントやユーザーからのフィードバックは?」という質問では、2作目を開発するうえでユーザーのフィードバックを反映してUIに至るまで細かく調整をしました。その中で、新要素であるジャンプの存在は機能があるだけでもゲームの流れが変わることがあると述べ、ジャンプ攻撃などの気持ちよさなど良いものに仕上がっているとも語ります。他にも、ローカルで協力プレイする際はミニインベントリを開けるようになったことで、冒険を継続しながら遊べるようになったという点です。
『Minecraft Dungeons II』のセッションでは、終盤に来場者から寄せられた質問にも回答しました。その中で気になったものと言えば「『マインクラフト』を使った他のジャンルのゲームの構想は?」という質問です。返答として、個人的には色々あるものの常に『マインクラフト』の世界を我々やユーザーのためにどういう形で拡張出来るのか日々考えていると答えました。その後、イベントは終盤の催しへと移り、『Fallout 76』のクイズチャレンジが開催されました。
イベント終盤『Fallout 76』クイズ大会からファン投票の人気タイトルランキングの発表へ
このXbox Fan Fest TOKYOのトークイベント終盤には『Fallout 76』のクイズチャレンジイベントが開催。クイズ内容自体は1問目の「Vault 76の再生日はいつか?」など一般的なものから、5問目「S.P.E.C.I.A.L.のLはどの能力を表しているでしょう?」などコアなものまで複数存在し、会場を楽しませていました。


特に8問目には「S.P.E.C.I.A.L.を構成する7つの能力すべてを答えてください」は、なかなか正解者が登場しないなか、全ての能力を答えた回答者が登場するなど、コアなユーザーも来場するほどのイベントであるとも感じられました。


クイズ大会のほかにも、会場ではさまざまな企画が行われており、IKEAとのコラボアイテムがもらえる「お気に入りアイテムチャレンジ」や、会場に隠されたXboxロゴを探して賞品がもらえる「XBOXロゴを探せ!」の結果発表も行われました。最後に行われたのが、来場したファンによる「好きなゲームカウントダウン」です。
5位は『マインクラフト』、4位は『Fallout』シリーズ、3位は『Gears of War』シリーズ、2位は『Forza Horizon』シリーズ、そして第1位は『Halo』シリーズという結果になりました。


順位が発表されるたびに会場から拍手や歓声が上がり、特に『Gears of War』と『Forza Horizon』、そして『Halo』とMicrosoftを代表するタイトルがランクインした際には、大きな盛り上がりを見せました。ランキングを通して、来場したファンがXboxのタイトルを愛していることが伝わってくる瞬間でした。

最後にラリー・ハーブ氏がメッセージを求められると、手でハートマークを作ってファンへの想いを伝え、イベントは幕を閉じました。












