気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Catdoors開発、PC向けに10月24日にリリースされたデッキ構築型ローグライク『Hayo and the Emporium』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、キツネのハヨが雑貨店を戦略的に運営するデッキ構築型ローグライク。登場キャラクターは全20人、登場アイテムは200種類以上。日本語にも対応済みです。
『Hayo and the Emporium』は、1,200円(11月8日までは10%オフの1,080円)で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Catdoorsこんにちは!私たちはCatdoorsと申します。3人の情熱あふれる開発者たちによる、小さなインディーゲームチームです。可愛らしくて、好奇心をくすぐるようなゲームを開発しています。
ジャンルを問わずあらゆるゲームが大好きですが、特にお気に入りなのは『SPORE』ですね。このゲームは本当に特別な体験でした。自分の生き物が進化し、成長していく過程を見守りながら、カジュアルなプレイ、オープンワールド探索、そしてリアルタイムストラテジーと言った、様々な要素を一つのゲームで楽しめるのですから。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
Catdoors「可愛い小さな訪問者たちが次々とやって来て、キツネの女の子が迎える」…そんなシンプルなイメージから、私たちは小さくて暖かい世界を作りたいと思いました。グラフィック担当が元々大のキツネ好きだったこともあり、その愛情がこの方向性をより美しく形作ってくれたのです。
ゲームプレイ面では、シンプルな選択で戦略的な楽しさを味わってもらえるよう、デッキ構築と言うジャンルを選びました。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
Catdoors『幸運の大家様』をプレイしたのですが、これが本当に楽しかったです。特に印象的だったのは、プレイヤーが自分の選択によって戦略的にデッキを組み立てられると言う点でした。
また、『Hayo and the Emporium』では、「お店」というコンセプトとシステムを取り入れ、来客の列と商品の列を分けました。これにより、にぎやかな雑貨店を経営しているような感覚を味わうことができ、独自の魅力を作り出せたと思っています。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
Catdoorsチーム全員、「可愛いもの」が大好きなので、本作のあちこちに自然と可愛らしい要素を散りばめることになりました。特に印象に残っているのは、カード選択の時に触れることができる「キツネのしっぽ」をどうすればもっと柔らかく、自然にふわっと表現出来るかを真剣に議論したことです。まるで本当に生きているような、ふわふわ感を表現したかったんです。
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
Catdoorsデモ版の配信期間中だけでなく、リリース後にもたくさんのフィードバックをいただきました。最近では、とても丁寧で深い考察に基づいたレビューを配信者の方からいただき、本当にありがたく感じています。その中で挙げられていたバランス調整に関する提案のいくつかは、次回のアップデートパッチで実際に反映される予定です。
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
Catdoors今後のアップデートでは、主にバランス調整、快適性の向上、そして不具合の修正に重点を置く予定です。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Catdoors『Hayo and the Emporium』の映像は、配信・動画制作・二次創作など、自由にご利用いただけます。ただし、以下のガイドラインを必ずお守りください:
公式アカウントによる発信と誤解されるような行為
誹謗中傷・差別的表現・情報漏えい・個人情報の開示など、不適切な表現
事前の許可なしでの二次創作物の商用利用
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Catdoorsハヨの小さな雑貨店に、遊びに来ませんか?皆さんがハヨと過ごす時間が、暖かくて優しい思い出になりますように!
――ありがとうございました。



◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に700を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。










