先日の第一報どおり、いよいよPCに帰ってくる箱庭シミュレーションの元祖シムシティ。今までのシリーズからは大きく変わりそうなその全貌が、今回1UPでは詳しく明らかにされています。ゲーム中のスクリーンショットも公開され、SimCity 4からは5年ぶりとなる最新作[url=http://www.gdex.co.jp/?mode=search&pattern=list&kword=Simcity&kcatid=]SimCity Societies[/url]は、これまでにないものとなりそうです。
・開発はMaxisから外部へ
今作の担当は、ローマ版シムシティー的な箱庭シミュレーションとして15年近い伝統を持つ[url=http://www.gdex.co.jp/?mode=search&pattern=detail&catid=&kindid=&itemid=101-11390&kword=Caesar]Caesar[/url]シリーズを手がけて来た流れを今に汲む、[url=http://en.wikipedia.org/wiki/Tilted_Mill_Entertainment]Tilted Mill Entertainment[/url]。この点で色々ゲーム性が変わりそうなこともあり一部では反発もあるようですが、こうなった理由はズバリMaxisやWill Wrightが、例の[url=http://www.gdex.co.jp/?mode=search&pattern=detail&catid=&kindid=&itemid=101-11570&kword=Spore]Spore[/url]にかかりっきりのためだそう。
・複雑化したシステムの整理統合
多くの人にとって複雑になりすぎた前作の反省もあり、Tilted Millは細かな管理や複雑性を下げる方向にフォーカスしています。
シリーズとして下水や電力などのマニュアル配置がなくなるなど、かなり大胆なものも含まれているみたい。
・キーとなる6つの社会要素
今回の仮題が意味するように、ゲームには、6つの"ソーシャルエナジー"(豊かさや服従性など)が登場し、都市の見た目や状態を左右します。例えば服従性を強めると、建物には自動的に監視カメラが備わるようになり、オーウェル(1984とかの作家)風に市民活動を見張り始めます。
・"シムズ"の生活と街の目標
単純なアドバイザー的システムはなくなり、街全体や市民の様子を(これまでより)直接窺い知ることに。先ほどの服従性のように、どういう方向に作るか決めることにより、ゲームの提示する目標も変化していきます。
・目的のある砂場遊び
目標誘導型のサンドボックススタイル。典型的な限られたシナリオミッションを用意する代わりに、通常のゲームプレイでは特定の目標に達することで、さらに新しい建物やボーナスが得られるようになります。初めから作れるのは全体の15パーセントで、(プレイスタイルに応じて)プレイ中にアンロックされていきます。
どうやら、この6つの社会力が街の方向性を決める重要なファクターとなるみたい。開発元のキャラクターもあってか、単なる都市計画シミュレーターよりもさらにゲーム的な、テックツリー風のストラテジー要素が強まりそうな感じ。こりゃまた一度始めると、かなり眠れなくなるゲームになっちゃうかも。
それにしても、新たに公開されたグラフィックは今時の箱庭アクションゲームを想像してしまう、ちょっと驚きのクオリティ。思う存分大きな街を作るには、今度もかなりハイエンドなマシンが必要になるのは間違いなさそうな…。
なお一部のショップでは11月という話もあった発売日ですが、今回Games for Windows誌の発行元でもある1UPによると、リリースは来年の1月15日という日付が既に出ています。
[size=x-small](ソース: [url=http://www.1up.com/do/previewPage?cId=3160151]1UP: "Exclusive peek at Tilted Mill's SimCity"[/url])[/size]
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