
2008年に閉鎖したEnsemble Studiosは、Halo Warsを手がける以前にHaloのMMO作品を開発していたことが明らかになっていますが、当時の開発者の一人が、今まで知られていなかったHalo MMOの裏話を海外サイトに伝えています。
元EnsembleのスタッフであるDusty Monk氏がIncGamersに語ったところによると、HaloのMMOは“Titan”というコードネームで呼ばれ、2004年頃からMicrosoftが9000万ドルを投じる長期大型プロジェクトとして開発が進められていたそうです。

Age of Empiresシリーズなどのヒットで勢いのあった当時のEnsembleは、現在はBlizzardに移籍したGreg Street氏(別名Ghostcrawler)をはじめ有能なスタッフに溢れ、Monk氏いわく、Halo MMOはWorld of Warcraftと競い合うポテンシャルが十分にあったとのこと。
しかし、ニンテンドーWiiの爆発的な成功を目にしたMicrosoftが、カジュアルで幅広いユーザー層に向けた方針へ転換することになり、“Titan”プロジェクトは中止を余儀なくされたそうです。
Xboxでは絶大な人気を誇るHaloフランチャイズですが、もしMMO作品の発売が実現していたらBlizzardと競い合いことができたか、興味深いものがありますね。(ソース: IncGamers: Cancelled Halo MMO Details)
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