TGS 12: 『DOA5』から海外展開までたっぷり語ったTeam NINJAリーダー早矢仕氏インタビュー | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

TGS 12: 『DOA5』から海外展開までたっぷり語ったTeam NINJAリーダー早矢仕氏インタビュー

東京ゲームショウ2012では、発売目前の人気3D格闘シリーズ最新作『DEAD OR ALIVE 5』をプレイアブル展示、更にTGS直前の自社イベントでは稲船氏とのコラボ作『YAIBA: NINJA GAIDEN Z』やWii U『NINJA GAIDEN 3: Razor's Edge』を披露したTeam NINJA。そのリーダーを務め

家庭用ゲーム Xbox360

東京ゲームショウ2012では、発売目前の人気3D格闘シリーズ最新作『DEAD OR ALIVE 5』をプレイアブル展示、更にTGS直前の自社イベントでは稲船氏とのコラボ作『YAIBA: NINJA GAIDEN Z』やWii U『NINJA GAIDEN 3: Razor's Edge』を披露したTeam NINJA。そのリーダーを務める早矢仕洋介氏にインタビューを行ったのでその模様をお送りします。

■初代『DEAD OR ALIVE』はセガからアーケード基盤を借りて制作
―――『DEAD OR ALIVE 5』(以下、DOA5)がいよいよ9月27日に発売となりますが、ぜひ早矢仕さんからオススメポイントをお聞かせいただければと思います
早矢仕氏:『DOA5』のことを我々は格闘エンテーテインメントと言っています。格闘ゲームをコアに遊んでいただいているかたにシッカリ満足していただけるのはもちろん、格闘ゲームがちょっと難しくてついて行けなくなってしまったという人でも演出やキャラクターから興味を持っていただけるようにエンターテインメント性を大事にしています。得意なかたも苦手なかたも遊んでいただけるゲームになっていると思います。


―――『バーチャファイター』から「アキラ」の参戦が大きな話題となりましたが、セガとのコラボレーションの経緯について詳しく教えてください
早矢仕氏:『DOA』シリーズは、そもそも打倒『バーチャファイター』として作り始めたタイトルです。初代を制作するにあたり、アーケードで展開していたセガさんにどのようにしてファイティングゲームを作るのか相談させていただいて、アーケードのMODEL2基盤もお借りしていたという経緯があります。

―――そうだったんですか!
早矢仕氏:今回『DOA5』を作るにあたって、セガさんに報告に行きました。彼らも『バーチャファイター』シリーズが5まで来ていて、今作の制作でやっと追いついたと我々は思っています。そこで参戦のお願いをしたところ、「ぜひ一緒にやりましょう」と言っていただいて実現しました。

■開発終了後もコスチュームを製作中
―――ソフト発売後はDLCなども予定されているのでしょうか?
早矢仕氏:『DOA』シリーズはキャラクターのファンも多くいらっしゃるので、「キャラクターのコスチュームはもっとないのか」というご意見はたくさんいただいていました。ディスクにも十分入れさせていただきましたが、開発終了後もCGスタッフ一同でコスチュームを制作していますので、それができ次第DLCという形でお届けしたいなと思っています。

―――発売を楽しみにしているファンに向けて一言お願いします
早矢仕氏:今回の『DOA5』では、PS3版に関してはPlayStation Storeから直接購入いただける手段を用意しています。それに格闘ゲームは相手と戦うことがおもしろいゲームですから、発売されてからがゲームのスタートになるのかなと思っていますのでみなさんと一緒にタイトルを盛り上げていきたいです。気になるかたはぜひ触っていただきたいと思います。

■海外勢に高評価を受けたサプライズ発表


―――まずは『YAIBA:NINJA GAIDEN Z』(以下、YAIBA)、反響はいかがでしたか?
早矢仕氏:TGSというのは世界中のメディアが日本に来ていただく唯一の機会ですから、今回世界中のメディアから「TGSで1番大きいサプライズだ」と言っていただけてとても嬉しかったです。というのも、『YAIBA』に関しましては東京から世界中に通用するようなタイトルを発信したいということで制作をしていますし、今回発表したのもショウ自体の驚きをタイトルへの盛り上がりに繋げていきたいという思いがありました。魅力的に仕上がってきていますので、ぜひ続報をお待ちいただければと思います。

―――稲船さん率いるcomceptとのコラボレーションとなっていますが、開発におけるお2人の立ち位置はどのようになっているのでしょうか
早矢仕氏:今回のプロジェクトは我々Team NINJAとcomcept社、さらにデベロッパーのSpark Unlimited社がそれぞれ協議しながら進めていて、私と稲船さんがこのプロジェクトの共同プロデューサーになります。スタッフ全員が1つのチームのような感覚で仕事ができていて、お互いに刺激も受けつつ、いい形としてプロジェクトが進んでいますよ。

―――「YAIBA」にはどういった意味が含まれているのでしょう
早矢仕氏:PVで出してもらった片腕がメカのキャラクターがいて、彼が主人公のヤイバです。彼の名前を冠していると同時にブレイドの意味も含まれています。彼の生い立ちや、なぜヤイバという名前になったのか、主人公にフォーカスした新機軸のアクションゲームということでYAIBAと付けさせていただきました。

■続編を望むファンに応える形となった『NINJA GAIDEN Σ2 Plus』
―――こちらもサプライズ発表となりましたが、基本的には追加要素を盛り込んだ移植作品に?
早矢仕氏:そうですね。『NINJA GAIDEN Σ PLUS』をPS Vita向けに発売したところ、世界中のかたに好評をいただきまして「ぜひその続編を!」という声が実現することになりました。PS Vitaはコアなゲームを遊ばれるかた、求めるかたが多いなと感じています。僕らの『NINJA GAIDEN Σ2 Plus』に関しましては、今まで『NINJYA GAIDEN』シリーズを遊んでいただいている方が、より遊んでみたいと思っていただけるようなコアなプラス要素をいろいろご用意させていただいています。そこは続報をお待ちいただきたい。

■『NINJA GAIDEN 3: Razor's Edge』はGamePad単体でも遊べます

―――Wii U同時発売が決まった『NINJA GAIDEN 3: Razor's Edge』についても伺いたいのですが、話を聞くところ刺激的すぎてTGS出展が見送られたそうで
早矢仕氏:そうなんです。『NINJA GAIDEN 3』は多くの人に遊んでいただこうとしてマイルドといいますか、別の方向性のアプローチをとってみたところファンのかたからは「より刺激的なゲームを遊びたい」という意見が多かったんです。それであればしっかり応えようということで制作したのが本作になります。しかし、そのように作っていたらTGSに出展できないという事態になってしまいました(笑)

―――そんなに演出が派手なんですね
早矢仕氏:社内でもいい意味で「任天堂さんのハードでこんなゲームがあるんだ」という意見がでています。このトガったゲームを触っていただける機会はどこかで作りたいなとは思っていますし、もうハードの発売も近いので情報もお出ししていきたいと思っています。映像はネットを介してではないとお伝えできない刺激的なものになっていますから、ネットで情報を出していくと思っていてください。


―――Wii Uということで、GamePad単体でのプレイは可能でしょうか?
早矢仕氏:はい、GamePad単体で遊ぶこともできます。GamePadでも快適に遊べるよう、文字などもなるべく潰れないよう調整しています。

―――『NINJA GAIDEN 3: Razor's Edge』発売に向けてメッセージを
早矢仕氏:こちらのタイトルは情報をまだすべて出していません。みなさんに大きなサプライズがまだ残っていますから、そこはぜひぜひ楽しみにしていてください。

―――ありがとうございました!
《まさと》
【注目の記事】[PR]

家庭用ゲーム アクセスランキング

  1. スイッチ2版『Factorio』突如リリース。PC版が好評のDLC「Space Age」もあわせて配信

    スイッチ2版『Factorio』突如リリース。PC版が好評のDLC「Space Age」もあわせて配信

  2. 「スイッチ2 マリカワールド セット」はまもなく販売終了!実質4,000円でお得に遊べるチャンスを見逃すな

    「スイッチ2 マリカワールド セット」はまもなく販売終了!実質4,000円でお得に遊べるチャンスを見逃すな

  3. 歌で世界を救うビジュアルノベル『KANADE』スイッチ版が配信開始!滅びゆく世界が舞台

    歌で世界を救うビジュアルノベル『KANADE』スイッチ版が配信開始!滅びゆく世界が舞台

  4. 『Stellar Blade』はすべての国で無修正版を提供する―公式Xが明言、同業者には戸惑いも

  5. 一見難解、でも理解した瞬間に脳汁が止まらない―スイッチ2版『カルドアンシェル』は"歌姫"と"ぶっ壊れコンボ"の中毒性が凄まじい

  6. スイッチ2版『スカイリム』入力遅延の修正アプデが配信!ユーザーは早い対応に好意的な反応

  7. Wiiリモコンを巡る“約15年”もの法廷闘争に判決下る。独周辺機器メーカーに対し約13億円の損害賠償判決

  8. 「脅迫で何かが達成できると考えているなら大間違い」ポルノMod反対でPC版発売しないと表明の開発者、殺害予告受ける

  9. 『モンハンワイルズ』第4弾で大型アプデは最後!2026年2月の「歴戦王アルシュベルド」をもって更新も一区切り

  10. スイッチ2版『Factorio』発表―初代版の所有者向けアプグレにも対応し2025年内の発売を目指す

アクセスランキングをもっと見る

page top