先週その存在が明らかとなったリチャード・ギャリオット氏が手がける新作『Shroud of the Avatar: Forsaken Virtues』がKickstarterに登場しました。本作は“ロード・ブリティッシュ”の革新的な初期作品に立ち返り、ファンタジーRPGのルーツに戻る内容となっているそうです。
- 主な特徴(ロード・ブリティッシュの論文「究極のRPGとは何か?」より)
- 完全にインタラクティブな仮想世界 - それが使えるように見えるならば、それは何かをしなければならない。
- 深いオリジナルのフィクション - 倫理的な寓話、文化史、完全に成熟した代替言語テキスト。
- 物理的なゲームコンポーネントが利用可能 - 布マップ、フィクショナルなマニュアル、装飾品。
- マルチプレイヤーオンラインゲーム - ソロプレイ/オフラインプレイも可能。
- クラスレスキャラクターシステム
- 一般的なRPGと異なり、プレイヤーはゲームの初めに選択するクラスに制限されない。詳細は後に公開される開発者ブログにて伝えられる。
- プレイヤーハウジング
- 一旦家を購入するとプレイヤーはそれに対する税金を納付しなければならない。
- Kickstarterでの出資者(500ドル以上)は終身免税!
- 「村」は基本的なサービスを提供する。
- 「村の住宅」 - 最も安価。ゲーム中に数千軒の「村の住宅」が利用可能。
- 「町」は適度な保護と施設を提供し、仕事を始めるのに適している。
- 「町の住宅」 - 町ではより大きな家を建てる事ができる。ゲーム中に数百軒の「町の住宅」が利用可能。
- 「都市」はテスラタワーのような防衛建造物によって保護され、町や村にはない贅沢が提供される。
- 「都市の住宅」 - 最も大きく最も高価な屋敷。ゲーム中に数ダースだけの「都市の住宅」が利用可能。
- 一旦家を購入するとプレイヤーはそれに対する税金を納付しなければならない。
- クラフティングシステム
- 全てのクラフト要素の結果は消耗品としての価値、戦闘システムでの構成要素を持っている。
- 詳細は後に公開される開発者ブログにて伝えられる。
- グリーフィングを最小限にする意味のあるPVP
- 誘因駆動のシステムは狩る者、狩られる者に関わらず、PVP経験のチャレンジ及び魅力にプレイヤーを引き込む。
- シーンに基づく遭遇
- ギャリオット氏の初期RPG作品のように、ハイレベルの地上マップとアドベンチャーシーンに分かれている。
- シーンは通常リプレイ可能で、単独または他の誰かと共に経験する事ができる。
『Shroud of the Avatar: Forsaken Virtues』では“ロールプレイング”というRPGゲームの焦点を戻すため、プレイヤーは冒険者として危険な冒険に出るか、入植者として安全な場所で過ごすかなどを自由に選択できるのだそうです。
資金調達の目標金額は1,000,000ドルですが、出資者は既に4,000人を超え、早くも235,000ドル以上が集まっています。また出資ランクは10ドルから10,000ドルまで用意されていますが、数に限りのある上位ランクもほぼ完売状態となっており、本作に対する大きな期待が伺えます。
ちなみに最も低い10ドルのランクではゲームが入手できないものの、『Ultima』ゲームの海賊版をプレイした、『Ultima Online』のエクスプロイトを使用して他のプレイヤーに迷惑をかけたなど、プレイヤーが過去に行った悪事を懺悔するチャンスが与えられ、潔白な心とロード・ブリティッシュからの永遠の感謝が贈られるそうです。
『Shroud of the Avatar: Forsaken Virtues』はPC/Mac/Linuxを対象に、2014年10月のリリースを予定。今後の更なる続報に期待です。
(ソース&イメージ: Kickstarter via Joystiq)
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