この言及は先頃、海外メディア「GameSpot」が行ったビデオインタビューで語られたもので、現在のAAAタイトルについての概観を求められたDyack氏は開口一番、「AAAタイトルは難しい(AAA is not fine.)」と切り出しています。
「AAAタイトルを取り巻く今のゲーム業界は、映画産業が1920年代に経験した状況を踏襲しているようです」と述べ、「1920年代のハリウッド黄金期に、映画産業は多くの雇用を生み出す一大産業に成長しましたが、制作側にとってその時期の映画産業は決して儲かるものではなく本当の意味でのビジネスではないと認識されていました」と、今日のAAAタイトルの制作環境も、その頃の映画産業と同じ轍を踏んでいることを指摘しています。
そしてアクティビジョンやエレクロニックアーツなどのAAAタイトルを制作するメーカーは、生き残った映画会社のように身の丈にあったビジネスに盛り組み、それぞれの専門分野に的を絞った制作を行うべきであると、Dyack氏は示唆しています。
さらに氏は、「今後のAAAタイトルを含めたゲーム制作環境は、私が呼ぶところの“マイクロスタジオ”といった、内部組織ではない専門化されたスタジオによる効率的な体制を目指すべきたと思います」と、今後の制作環境の構造的変化を提案しています。
Silicon Knightsの前社長でもあるDyack氏が語るように、エンタテインメント産業の先達としてのハリウッドの栄枯盛衰の歴史から生まれた多くの貴重な教訓を、ゲーム業界が学ぶべき時は今なのかも知れません。
(ソース: GameSpot)
【関連記事】
エターナルダークネスの後継作『Shadow of the Eternals』の9分間に及ぶ完全版ゲームプレイ映像が登場
『Shadow of the Eternals』にて新たにKickstarterキャンペーンが開始、開発資金集めはやや難航中か
Silicon Knightsの開発中止タイトルは…その歴史を振り返る膨大な資料が公開
Silicon KnightsにUE3製タイトルのコード破棄、生産停止などの指示―UE3裁判
Epic、Silicon Knightsとの『Too Human』やUE3巡る裁判の勝訴を発表
Silicon Knights: 『Too Human』三部作は描ききる予定
Silicon KnightsとEpicのUnreal Engine訴訟事件に4年ぶりの進展
ゲーム映像もちょっぴり収録!Silicon Knights開発の『X-Men: Destiny』最新トレイラー
ニュース アクセスランキング
-
『Forza Horizon 6』では夜の都会を「R33 GT-R」で、峠を「フェアレディZ」で走れる―日産自動車が“日本舞台”の魅力を語る
-
MMORPG『AION 2』グローバル版2026年第3四半期にリリースへ―配信中の韓国・台湾では好調、PC部門の過去最高売上に貢献
-
「名越スタジオ」公式サイトがアクセス不可に。3月から不穏な動きが続くも公式声明は未だ発表されず
-
日本ファルコム、『空の軌跡 the 1st』好調すぎて業績予想を上方修正。長期シリーズ1作目リメイク作が売り上げ伸ばす
-
レベルファイブ、ゲームの複製・無断配布に注意喚起。著作権侵害にはコンテンツ削除・アカウント停止など法的手続き含め対処と警告
-
『紅の砂漠』Pearl Abyss、今後はクリーチャー収集オープンワールドACT『ドケビ』最優先と改めて表明。パワードスーツMMOシューター『PLAN 8』もじっくり開発中
-
任天堂へ爆破予告を送りつけた男が逮捕―「貴様らを爆破する」などと書かれた文書が本社へ届く
-
『パルワールド』に新展開?「Palworld Online」が米国と韓国で商標登録出願
-
『Forza Horizon 6』ファイル流出問題でPlayground GamesとSteamDBが声明―「プリロードの問題ではない」とSteamDB経由の流出を否定
-
【PC版無料配布開始】ゴミを修繕して販売するお店経営シム『Trash Goblin』&パズルADV『アレンジャー・ロールパズリングの旅』Epic Gamesストアにて5月14日まで



