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秋葉原での再出発 ― 新装開店したe-sports SQUARE AKIHABARAはどんな店なのか

2014年1月25日、e-sports SQUARE AKIHABARAがオープンしました。e-sports SQUARE 市川店が昨年2012年12月に営業を終了し、装いを新たに再スタートを切ったのです。

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中央通りから左折し、ベルサール秋葉原とソフマップ1号店の間の道に入っていきます
  • 中央通りから左折し、ベルサール秋葉原とソフマップ1号店の間の道に入っていきます
  • ベルサールの裏側にある十字路につけば少し奥のビルに店の看板が見える。黄色塗りの建物の野郎ラーメンを目印に覚えておくとわかりやすいです
  • イベント会場Twinboxのあるビルの2階に e-sports SQUARE AKIHABARAがあります
  • 会場内のイベントの様子が映し出される街頭向けモニターが5台窓側にならんでいます
  • オープニングパーティ、ステージ上の様子
  • オープニングパーティ、翌日開催された第一回ホリカップではステージの試合の様子と実況席を会場内9つ全てのモニターに映していました
  • 実況席には最大3人が着席でき、実況席後方にあるバックパネルはイベントの開催に応じてカスタマイズが可能とのことです
  • バーカウンターの様子。カウンター後方に吊り下げ型のモニターが2枚用意されています
2014年1月25日、e-sports SQUARE AKIHABARAがオープンしました。e-sports SQUARE 市川店はハイスペックなPC、ゲーミング用のマウスやキーボード、遅延の少ないモニターなど、ゲームプレイのパフォーマンスにこだわるゲーマー達に最適な環境を取りそろえ、日本初のeスポーツ専用施設として2011年11月に千葉県市川市でスタートを切りました。開店から『FIFA12」『StarCraft II』『鉄拳6』『League of Legends』などのゲームタイトルを中心に企業主催、個人主催の様々なeスポーツイベントを定期的に開催し、その活動は開店以降、多くのプレイヤーを集め、プレイヤー同士の繋がりを生み出してきました。そして市川店の開店から二年後、e-sports SQUARE 市川店が昨年2012年12月に営業を終了し、装いを新たに再スタートを切ったのがこのe-sports SQUARE AKIHABARAとなります。

開店前日となった1月24日には二部構成でのオープニングレセプションを行いました。
第2部のプレス発表会では本店の運営会社である三光パートナーズによる挨拶や施設紹介、ゲストを招いてのパネルディスカッション、第2部のオープニングパーティでは
各ゲームジャンルのトッププレイヤー達によるエキシビションマッチが中心となっています。オープニングレセプションの様子はニコニコ生放送で放送されておりタイムシフトでの無期限視聴が可能となっています。見逃した方は下記のサイトでご覧ください。

第1部 プレス発表会
ニコニコ生放送
(http://live.nicovideo.jp/watch/lv166692105)

第2部 オープニングパーティ
ニコニコ生放送
(http://live.nicovideo.jp/watch/lv165229772)

公式サイトによるレポート(http://e-sports-square.com/stadium/information/information-792/)

この新装開店した本店を今後利用したいと気に掛けている個人、団体の方も少なくないのではないでしょうか。そこで、今回は、店内の環境や運用について、店長である井上隆三氏のインタビューを交えて取材を行いました。今後利用を検討している方の参考となれば幸いです。

e-sports SQUARE AKIHABARAはJR秋葉原駅より徒歩5~6分のところにあります。電気街口から中央通りに出て右折し、その後まっすぐ進むと左側にベルサール秋葉原が見えます。交差点側から見てベルサール秋葉原の裏側にあると覚えると早いでしょう。店外にはロゴマークの入った看板の他、かなり手の込んだ装飾がなされているので、店の近くまで来ればここであると一目でわかると思います。

続いて店内環境(店舗内の様子、会場設備、プレイ環境)について紹介していきます。店舗内の様子ですが、まずステージ周辺から紹介していきましょう。ステージ上には観客用に9分割表示が可能な巨大マルチモニター(推定110インチ程度)と55インチのサブモニターが2枚用意されており、ステージマッチ用のPCが10台用意されています。実況席、ホール部分にも吊り下げ型のサブモニターが設置され、会場のどこからでもステージの催しがモニターで見られるよう配慮されています。

ホール内だけでも9枚のモニターが設置されているという、かなり贅沢な作りになっています。店舗面積は全体で245平方メートルの面積を誇ります。ステージ、ホール、カフェスペースを含めたイベント用のスペースは大体180~190平方メートルです。ホール部分はスタンディングで最大150~160人程度収容可能といったところでしょうか。

またホール部分は普段はオープンスペースになっていますが、イベントの形態に応じて機材やテーブルを増減できます。カフェバーでは飲食を嗜みつつ、イベント開催時はバーカウンター後方のモニターでステージでの催しの様子などを眺めることが出来ます。メニューはドリンク、アルコール、フード共に豊富に取り揃えており、デザートも用意されている充実具合です。

プレイ環境に関しては、現時点での最高レベルの環境が揃っていると言えるでしょう。公式ホームページにて紹介されていますが、G-TuneのCore-i7 GeForceGTX770搭載PC、240Hz駆動のディスプレイ、DXRacerのチェア、ROCCAT製マウス・キーボード等、ゲーミングに適した最新機材が取りそろえられています。これらの機器を試しにいくだけでも十分に価値があるでしょう。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
今後、本店舗でのイベント開催をどのように運用していくのか、気になる点も含めて、店長の井上氏に話を聞いてました。

――初めに店長と店舗の紹介をお願いします。

e-sports SQUARE AKIHABARA店長の井上です。ここe-sports SQUARE AKIHABARAは日本にe-sportsという文化を定着させることを目的にスタートしました。 e-sports SQUARE AKIHABARAでは市川店の移転後よりカフェバースペースを新たに増設し「やる、観る、語り合う」の3つの活動によってe-sportsを中心としたコミュニケーションの場として発展させていく方針です。

――イベントの開催までの手続きや当日のオペレーションはどのように行うのでしょうか?
基本的にはイベント開催を希望するお客様から企画書を頂いて、その後時間・レイアウト・料金など事前打ち合わせにて調整させて頂きます。また店側での企画・プロデュースも対応しております。当日の配信や音響オペレーションは基本的に店側からスタッフを出しての運用を予定しています。まずホームページの問い合わせフォームからご相談ください。

――市川店の時と営業時間が変更されたようですが、深夜帯の利用については対応していないのでしょうか?

仰る通りで、現在の営業は11:00~24:00となっており、深夜帯の営業には対応しておりません。ただし、市川店時代の経緯から深夜帯に跨いだイベントの開催に一定の需要があることは認識しておりますので、対応については今後の検討材料とさせて頂いています。

――最大でどの程度の人数が同時にプレイできる環境なのでしょうか?

PCゲームであれば最大50席までをご用意することができます。電力につきましても50席と同時に店内照明、音響、映像機器、PAルームを問題なく利用できる量を備えております。コンシューマーゲーム機などを利用したイベントを開催するにあたっても問題ありません(但し店内のPS3の台数は限られるので、持ち込みなどの対応が必要)。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
ここまで団体利用時について触れましたが、e-sports SQUARE AKIHABARAでは個人での利用も歓迎されています。利用料金は一律1時間400円となっていますが、平日はフード、ドリンクを1オーダーすると2時間無料で遊ぶことができ、ドリンクの値段を考えると非常に割安です。例えばソフトドリンク(380円)でまず2時間遊ぶことができます(1h/190円)。その後は1時間毎に400円加算されますが、3時間でも780円(1h/260円)、4時間で1180円(1h/295円)と周辺のネットカフェ等と比較してもかなりの低価格です。冬休み、春休みの学生プレイヤーの皆さんが遊ぶには優しい価格帯ではないでしょうか。

スタッフには各ジャンルのエキスパートである有名プレイヤーの皆さんが控えていますので、上達したいと考えている方にもうってつけですし、何よりゲームをするには
最高の設備が揃った本店をこの価格で利用できることが最大の魅力でしょう。

平日は忙しい社会人プレイヤーの方も、昼食がてら1ゲーム遊ぶ・・・といった利用方法も考えられるのではないでしょうか。そんなことを考えていたら、お昼休みに昼食を取りつつ会社の近くのゲームセンターで格闘ゲームを遊んでいた社会人の友人達のことを思い出しました。今後はこの店が秋葉原にいる社会人PCゲームプレイヤー達にとっても新しいベースになっていくという事が起こるのかもしれません。

e-sports SQUARE AKIHABARAは今後の日本のゲーミングシーンを牽引していくことを期待させる、そんな施設として印象付けられました。ゲームをしない方にもイベント会場として一見の価値ありですので、気になったら一度立ち寄ってみることをオススメします。
《吉川真人》
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