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手が使えない身体障害者へ向けた口操作コントローラー「Quad Stick」が海外で正式発表、FPS操作にも対応へ

米国企業シスコシステムズなどを渡り歩いてきた元システムエンジニアFred Davison氏が、マウスやキーボードを使用できない身体障害者のユーザーへ向けたゲームコントローラー「Quad Stick」を正式発表しました。

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米国企業シスコシステムズなどを渡り歩いてきた元システムエンジニアFred Davison氏が、マウスやキーボードを使用できない身体障害者のユーザーへ向けたゲームコントローラー「Quad Stick」を正式発表しました。あわせて現在Kickstarterにて製品化のため1万ドルの獲得を目指すクラウドファンディングキャンペーンが実施中です。

「Quad Stick」は4種類の呼吸センサーと唇の位置センサー、プッシュ型ボタンが搭載された口および声によって操作するマウスコントローラーで、32bitのARMプロセッサーが入力信号をUSBやBluetoothの信号へと変換しホストデバイスへと送り出します。対象プラットフォームはPC/PS4/Androidとなっており、変換器を使用すればXbox 360およびXbox Oneでも使用可能となるようです。

両腕を使えない人々へ向けた口操作のマウスデバイスなどはすでに存在していますが、この「Quad Stick」は完全に今日のゲームをプレイするためにカスタマイズされた口操作コントローラーです。公開されたスクリーンショットを見てみると、中央部の白い装置に設置された3つの穴に空気を吹き込んだり吸い込んだりすることで各種ボタンを操作し、右側に見えるチューブで操作モードを選択。白い装置自体と下部の黒い唇受けがXY軸の操作スティックとなります。

また「Quad Stick」は装置自体にフラッシュドライブを組み込んであり、プレイヤーに合わせた自由な操作カスタマイズを保存することが可能。ボイスコマンドにも対応しており各操作を「三角ボタン」や「ジャンプ」といった発生で行うこともできます。


このような支援テクノロジー開発に着目したきっかけは、自身の母親が筋萎縮性側索硬化症を発症したためと語るDavison氏。母親がスピーチシステムやコンピューター操作支援デバイスを使用する姿を見て、システムエンジニアとして同様の問題を持つ人々に何らかのアイディアを提供できないかと模索していたそうです。そしてDavison氏が新聞を読み発見したのが「Quad Controle Joystiq」でした。

もともと口操作コントローラーは開発者Ken Yankelevitz氏が1980年代から身体障害者のゲーマーたちへ向け作っていたもので、健康上の理由から特注コントローラーの受注を停止していたYankelevitz氏に、Davison氏が今日のスピーディーかつ複雑な操作スタイルに対応したゲームコントローラーを開発しないかと話を持ち掛けた結果、「Quad Stick」が生まれたと語られています。。


『CoD: Ghosts』をプレイする様子。他にも『BioShock』や『風ノ旅ビト』、『Assassin's Creed』や『グランツーリスモ』、複数のスポーツテストにてプレイ可能となることが確認されたとのこと

操作を習得するためにはそれなりの訓練が必要と予想される「Quad Stick」ですが、世界には顔や口を巧みに使い『スーパーストリートファイターIV』をプレイする尊敬すべき格闘ゲーマーも存在しますし、「Quad Stick」でヘッドショットを次々と決めるようなプレイヤーが登場する未来は十分にあり得るでしょう。「Quad Stick」のKickstarterキャンペーンは現地時間の3月7日まで実施予定です。
《ishigenn》
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