作曲者解雇も『Destiny』楽曲そのまま、Bungieの責任者がインタビューに回答 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

作曲者解雇も『Destiny』楽曲そのまま、Bungieの責任者がインタビューに回答

先日、『Halo』シリーズの楽曲で知られる作曲家、Martin O'Donnell氏の突然の解雇をお伝えしましたが、Bungieは9月にリリースを予定している新作『Destiny』には引き続き彼の楽曲が使われることを明かしました。

ニュース ゲーム業界

Pete Parsons氏

先日、『Halo』シリーズの楽曲で知られる作曲家、Martin O'Donnell氏の突然の解雇をお伝えしましたが、Bungieは9月にリリースを予定している新作『Destiny』には引き続き彼の楽曲が使われることを明かしました。

「BungieのファンたちはMarty、Mike Salvatori、C.Paul、そしてPaul McCartneyの楽曲をゲーム内で聴けるのを楽しみにしていると思う」海外メディアEurogamerのインタビューでそう語るのは、Bungieの最高執行責任者、Pete Parsons氏。『Destiny』はすでに出荷間際であり、O'Donnell氏によるゲーム音楽に変更は加えないと明言しています。

Parsons氏はこのインタビューの中でO'Donnell氏の解雇理由については触れなかったようですが、同氏の不在が作品に対して負の要因になることはないとのこと。「Destinyの世界観が人々を夢中にさせるのはゲームコンテンツやストーリーだけでなく、素晴らしい音源や楽曲の役割が大きいと思うんです。まだまだ仕上げ作業や調整箇所は残っていますが、大半は完成しています」

このニュースは『Destiny』でO'Donnell氏の楽曲を期待していたファンには朗報ですが、解雇の背景には以前謎が残ります。同氏がTwitterにて解雇を告白した後、Bungieのコミュニティーマネージャー、David Dague氏は自身のブログで"こんな日は絶対に来ないだろうと大勢が思っていた"というタイトルで賛辞を送っているとのこと。

その中で彼は「10年以上にわたって、Marty O'Donnellは記憶に残る楽曲の数々で我々の世界を満たしてくれた」と同氏を褒め称え、「彼の旅路がどこへ続こうと、明るく希望にあふれた将来が待っていることでしょう」と今後の健闘を祈っています。

しかし、今回の決別が友好的なものだったとするBungieの主張は、先日O'Donnell氏が残した「悲しいことだが」や「訳もなく解雇された」という言葉とは大きく矛盾しています。さらに、4月11日に同社を去った同氏が15日までTwitterでの告白を控えた点ですが、この日はBungie社内で主要スタッフによるインタビューが行われるメディアイベントの真っ最中だったとのこと。このタイミングでの激白が何を意味するのか、さらなる情報が待たれます。
《河合 律子》
【注目の記事】[PR]
コメント欄を非表示
※一度コメントを投稿した後は約120秒間投稿することができません
※コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください
  • シックス 2014-04-20 16:32:22
    とりあえず343はこの人絶対獲得しろ

    音楽が旧作と一緒にになるだけでもファンも喜ぶし違和感も減る
    0 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2014-04-20 15:18:37
    植松さんや下村さんみたいに辞めても作品に関わってくれればいいけど、この別れ方じゃそうはいかないだろうなあ…
    0 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2014-04-18 16:44:50
    サウンドクリエイターがメーカー社員って形は珍しくなるんだろうな
    1 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2014-04-18 15:59:28
    一番のコアの作曲担当が抜けるって何があったのか
    引く手あまただろうけど、どこかでいい曲作りまくってくれ
    3 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2014-04-18 14:22:14
    10年戦うIP宣言したのに、初作からいきなり大物の離脱者が出るのか・・・
    続編で起用されないんじゃないのかこの別れ方は。

    アメリカで作曲者を抱えてる会社っていうのもすごく珍しいとは思うけど
    離別の仕方が少々乱暴すぎやしないか
    17 Good
    返信
  • FPS児 2014-04-18 14:19:55
    Haloはあの人の音楽あってのHaloって感じだったな。
    4は人が変わっちゃったから、例のテーマが無くてちょっと寂しかった。
    DestinyがHaloっぽいなと感じるのも、あの人の音楽の存在が大きいと思う。
    12 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2014-04-18 14:02:36
    まぁ大体楽曲の権利って会社が持つから使用されるのは当然だろうけど・・・、
    ゴタゴタがあると印象は良くないよねえ。
    7 Good
    返信

編集部おすすめの記事

特集

ニュース アクセスランキング

  1. 『侍道』アクワイアとアラブのRed Dunes Gamesが共同開発契約を締結。既に3つのプロジェクトをPC/コンソール向けに進行中

    『侍道』アクワイアとアラブのRed Dunes Gamesが共同開発契約を締結。既に3つのプロジェクトをPC/コンソール向けに進行中

  2. FBIが「スイッチ」海賊版サイト7件の閉鎖を公式発表―3か月間の推定損失額は約250億円

    FBIが「スイッチ」海賊版サイト7件の閉鎖を公式発表―3か月間の推定損失額は約250億円

  3. スクウェア・エニックス、『ディアブロ』風ゲームの制作スタジオに感銘を受け投資を決定

    スクウェア・エニックス、『ディアブロ』風ゲームの制作スタジオに感銘を受け投資を決定

  4. スイッチ海賊版サイト「Nsw2u」をFBIが摘発。現在はアクセス不可に

  5. 見落とし厳禁!Amazonプライムデー、要チェックな高性能/高コスパPCデバイス

  6. 「殺すな!」オンラインゲームの完全サ終に異唱える署名活動が第一目標の100万件達成!終了まで1か月の土壇場オンラインデモで一気に30万件獲得

  7. 『サブノーティカ2』開発元を退職した元経営陣がKRAFTONを訴訟。自らの作品を放棄することは決してないと声明

  8. 責任あるサ終求める運動が活発化する中で“ゲームの破棄”求めるユービーアイの規約が注目浴びる

  9. シンガポール発・新世代モンスター収集RPG『Aniimo』先行プレイレポ―可愛い相棒アニモに変身する「チェイン」が世界を広げていく!

  10. 『デモンエクスマキナ』Steam版が手に入る!『Warhammer 40,000: Rogue Trader』も入ってるHumble Choice7月分発表

アクセスランキングをもっと見る

page top
レスポンス
ユーザー登録
ログイン
こんにちは、ゲストさん
Avatar
メディアメンバーシステム