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【E3 2014】戦略的かつシネマティック、美麗な世界描写も光る『Dragon Age: Inquisition』プレビュー

評価の高かった初代『Dragon Age Origins』のメンバーと最新エンジンFrostbite 3を引っさげて3年振りに戻ってくる『Dragon Age』。E3 2014の会場では同作の15分近いプレイデモが披露されたので、その模様をお伝えします。

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BioWareとElectronic Artsは、海外で10月7日にファンタジーRPGシリーズ最新作『Dragon Age: Inquisition』をリリースします。評価の高かった初代『Dragon Age Origins』のメンバーと最新エンジンFrostbite 3を引っさげて3年振りに戻ってくる『Dragon Age』。E3 2014の会場では同作の15分近いプレイデモが披露されたので、その模様をお伝えします。

前作『Dragon Age II』から様々な面で変化と進化を遂げた『Dragon Age: Inquisition』ですが、その中でも最大のフィーチャーが『Dragon Age Origins』のようなストラテジーベースの戦闘の帰還です。今作では戦闘中にリアルタイムおよび一時停止にてキャラクターの操作を変更し、さらにフリーカメラで視点を自由に調整することが可能。ワンボタンで仲間を切り替えながら3人称視点アクションのようにプレイするも、初代『Dragon Age Origins』のPC版に存在したような見下ろし視点へと変更し、各キャラクターの移動経路から発動スキルまでを事細かに設定することも可能となっています。

プレイデモではワールドを探索していく中でクマや敵勢と何度か出会い、見下ろし視点から指示を出してメイジに敵を凍らせてから攻撃して粉砕したり、アーチャーをタンクの後方に移動させるといった戦術が披露。一方で中盤には「Fereldan Frostback」という名のドラゴンが登場し、この際は3Dアクション視点で巨大な敵と戦う迫力のゲームプレイが確認できました。そしてこの3Dアクション視点の際中にも、近接攻撃職がドラゴンの足部を攻撃して足止めしてからアーチャーが弓矢で一斉射撃を浴びせる、という部位ダメージを念頭においた戦略的な戦闘シーンを見ることができました。戦略的プレイが楽しめかつシネマティックなシーンも体感することができる『Dragon Age: Inquisition』の戦闘は、シリーズだけでなく既存のRPGにもあまり見られない、ハイブリッド型のユニークなシステムとなっています。


ただ3人称視点からキャラクターを切り替えながら戦うことが可能ではあることは確かなものの、それほどアクション性が高いわけではない。MMOで見られるようなスキルベースの戦略型バトルが根底にある

Electronic ArtsのゲームエンジンFrostbite 3オープンワールドを採用している点も『Dragon Age: Inquisition』の大きな特徴です。製品版にて変化する可能性があるアルファ版であるということは考慮に置いても、近くに見える植物や水面の美しく細かな描写、遠くに見える山岳と大空の荘厳さと、世界描写の厚さは凄まじいものとなっていました。ワールド内では前述したクマだけでなく様々な野生動物たち、プレイヤーが呼び出して騎乗することができる馬、集落に住まい活気ある様子を見せるNPCたちが存在し、今までのシリーズにはなかったゴージャスな探索空間が用意されているようです。

ストーリーの面では魔法の力を持つ結婚指輪を盗まれた村人からの依頼といったよくあるサブクエスト風のものから、ある城の偵察任務の中で捕らえられ拷問を受けていた女性キャラクターの救出といった、本筋の物語に関与すると思われるシーンも映し出されました。後者の物語では城主であるメイジと平和的な解決を模索しようとしたものの、この救出した女性キャラクターが彼の息子を殺害してしまい戦闘に入ってしまうという、1つ1つの選択肢に重みがある『Dragon Age』らしいシーンが披露。選択肢が善悪だけにはとらわれない重大な影響を及ぼす『Dragon Age』のストーリーですが、オープンワールド要素の導入によりどのような変化を見せてくれるのかは興味深いところです。

初代『Dragon Age Origins』のファンだけでなく、美麗な世界描写やオープンワールド化によりRPG好きの興味も大いに惹くであろう『Dragon Age: Inquisition』は海外で2014年10月7日、国内では10月9日に発売予定です。
《ishigenn》
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