会場のe-sports専用施設「e-sports SQUARE AKIHABARA」(東京・秋葉原)にはDeTFMの4選手(BonziN選手、Astarore選手、KazuXD選手、Ceros選手)とマネージャーのLGraN氏のほか、国内大会「LJL」専属実況解説者のEyes氏とロジクールマーケティング部の仲尾周三郎氏が集い、海外遠征の経験を語りました。
後列(左から):BonziN選手、KazuXD選手、仲尾周三郎氏
前列(左から):Astarore選手、Ceros選手、LGraN氏
■1日10時間のスクリム練習
強化合宿の舞台となったのは巨大なLogitechの米国本社ビル(カリフォルニア州シリコンバレー)。芝生がきれいな立地でミーティングを屋外で行うこともあるとか
LJL専属実況者のEyes氏(左)と「Cloud9」で有名なBalls選手(右)
練習は主に「Cloud9」という米国のトップチームを相手にした「スクリム(固定チーム同士で2本先取の試合を行う)」でした。『LoL』は1ゲーム約45分なので、2本先取だと最大2時間半にも及びます。
Logitech本社ビルでの練習風景
「大変でしたね。個人戦なら軽いのにスクリムはずっと真剣勝負ですから。しかも朝から寝るまで1日10時間ぐらい。晩御飯を食べる時間もなく『ゲームの合間にさっとピザを食べて済ませる』こともありました」と選手たち。しかし「言いたいことを言い合って逆に結束が強まった」「高レートの選手たちと互角に戦えた」など自信に繋がる成果も大きかったようです。
■練習と本番で相手の顔が違う
続いてトルコ・イスタンブールで行われた国際大会「International Wild Card Invitational(IWCI)」の感想へ。トルコは選手全員にとって初めての場所とのことですが、料理も美味しく、生活面での問題は特になかったとか。
「日本のe-sportsをどう考えているか?」など海外メディアからインタビューを受けることも
IWCIでは対戦エリアとして1チームに1ブースが割り当てられていたそうです。防音対策も万全で「相手の声が聞こえないよう、『ざわざわ』というノイズもありました。少し苦手だったのですが、大会公式ルールですので今後慣れていきたいですね」とKazuXD選手。
IWCIの会場風景
DeTFMは1勝6敗で、残念ながら本戦の予選グループ敗退となりました。「(合宿の感触も良かったため)最初は決勝トーナメントに残れると思っていたのですが、相手チームの顔が練習と本番でまったく違いました」と言うLGraN氏ですが、ともかく1勝はチームに大きな自信を与えたようです。Ceros選手は「今はモチベーションがすごく高いです。次の大会に向けて自分の課題を修正したい」と抱負を語りました。
DeTFMがチリのチームKaos Latin Gamersに勝利した試合
■海外選手も加えた新体制
DeTFMの新体制
最後にLGraN氏から「KazuXD選手と海外選手のアナリスト2人体制」「韓国人のHwang選手とOzone RampageのZenith選手のサポート抜擢」というDeTFMの新体制が発表されました。
「世界一を目指したい」と言うHwang選手
「移籍という良い機会をいただきました。これからよろしくお願いします」とZenith選手
「今回の悔しさをバネにしていきたい」と抱負を述べたLGraN氏
プレゼント抽選会後にイベントは閉幕
今回の経験を糧に飛躍できるか。DeTFMの今後に期待しましょう。