今年の「G-STAR」には全世界35カ国633社2636ブースが出展。規模は過去最大となり、4日間で前年比3.6%増の209,566人が来場しました。また「G-STAR」では毎年BtoBに力が入れられており、今年は1186ブースが出展し、こちらは前年比7.5%増の1,781人が来場しました。
近年の傾向としては、韓国でもスマートフォンゲームの波が来ており、今年のスペシャルスポンサーはモバイルゲームメーカーの4:33に。まだまだカジュアルゲームが多いですが、Unreal Engine 4使用するなど本格的なゲームもいくつか見受けられました。
とはいえ「スマホゲームばっかり」という内容でもなく、PCゲームとモバイルゲームがバランスよく出展。ただ、昨年に『Civilization Online』『LOST ARK』『リネージュ エターナル』『Project HON』『サドンアタック2』『攻殻機動隊オンライン』といった大型作品の詳細が一斉に発表されたため、今年はPCゲームの目玉やサプライズといえる作品がなく、物足りなさを感じました。
特にオンラインゲームメーカー大手のNCソフトは『MXM』のみを出展。同社は「G-STAR」会場付近の「映画の殿堂」という施設で、『ブレイドアンドソウル』のミュージカルと世界大会を同時に行うという大規模イベントを開催し、こちらは大いに盛り上がっていましたが、「G-STAR」会場だけで見ると規模は縮小していました。
一方、同じくオンラインゲームメーカー大手のネクソンは史上最大級のブースを出展(会場の25%という驚くべき規模)。主力タイトルである『サドンアタック2』『アルピエル』『ツリーオブセイヴァー』『FIFAオンライン3』『Need for Speed Edge』など多数の新作PCゲームをプレイアブル出展しました。ブース周辺は移動が困難になるほどユーザーが押し寄せていましたが、いずれも発表済みのタイトルです。
逆に盛り上がっていたのはVR方面で、SCEKがPS VRを出展したのはもちろんのこと、中小メーカーの半数ほどが何らかのVR作品を出展しており、4D機器もよく目にしました。
また今年はインディーコーナーが設置され、PCゲーム・コンシューマーゲーム・アーケードゲーム・アナログゲーム・インディーゲーム・ゲームスクールの作品が一つのイベントで楽しめる“ゲームの総合イベント”という印象を受けました。
記事提供元: インサイド
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