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『グランツーリスモSPORT』日本発表会開催―ポリフォニー山内氏が要素を解説

6月4日、都内にて『グランツーリスモSPORT』の日本発表会が開催されました。本発表会には、『グランツーリスモSPORT』のプロデューサーである山内一典氏が登壇。これまでに公表されている情報も含め、本作の機能が山内氏の口より改めて説明されました。

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『グランツーリスモSPORT』日本発表会開催―ポリフォニー山内氏が要素を解説
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6月4日、都内にてPlayStation 4のレースシミュレーター最新作『グランツーリスモSPORT』の日本発表会が開催されました。ポリフォニー・デジタルでプロデューサーを務めるおなじみ山内一典氏が登壇。これまでに公表されている情報も含め、『グランツーリスモSPORT』の各種システムや新要素が山内氏の口より改めて説明されました。


ポリフォニー・デジタルの山内一典氏

まず冒頭に山内氏は「車、コースともに、ポリフォニー・デジタルが全て内製で作っている。これまでのグランツーリスモシリーズのデータを全て作り直して、シリーズ史上最もクオリティの高い車とコースになっている」とコメント。確かに、『グランツーリスモSPORT』のスクリーンショットを見ると、その高いクオリティに驚かされます。


■車種

今回「スポーツモード」というチャンピオンシップがメインとなるため、今回それぞれの車は下記のようにグルーピングされています。プロトタイプが中心となった「GR.1」に加え、FIAのGT3規定を中心とした「GR.3」、それから「GR.4」、さらには、市販車をベースとした「N-Series」に分けられています。


山内氏は、「それぞれのグループでは、リアルなレーシングカーとファンタジーなレーシングカーが同居している。これがグランツーリスモSPORTの世界です」と述べました。例えば、GR.1では、「AUDI:Audi R10 TDI」というリアルなレーシングカーと「BUGATTI:Vision Gran Turismo」というファンタジーなレーシングカーが同居しています。発売時点では全部で140台の車種が用意されており、発売後にも追加車種を検討しているとのことです。なお、追加車種については、「グランツーリスモ5のときは丸々1年お待たせしてしまったが、そういったことはない。今発表できることはないが、着々とDLCの準備を進めている」とのことです。

■コース

コースについては、19のロケーション、27のレイアウトが発売時点で用意されます。例えば、ハーフマイルのショートオーバルトラックである「ノーザンアイル・スピードウェイ」。山内氏は、「こういったコースでGT3クラスの車が走るのは『グランツーリスモSPORT』ならでは」と付け加えました。


また、ロッキー山脈の南からメキシコにかけて広がる乾燥地帯を舞台としたコースは、「ダートトラック」。山内氏いわく、「ダートトラックはコース幅が広く、車の運転をするにはすごく楽しいフィールド。なので、久しぶりにグランツーリスモシリーズにダートトラックを収録することにした」とのことです。その他にも、首都高速をモチーフにした「東京エクスプレスウェイ」など、さまざまなコースが登場します。



■キャンペーンモード

キャンペーンモードはオフラインモードの主軸となるモードです。キャンペーンモードのコンセプトは「レースゲームを初めて遊ぶプレーヤーのために」と山内氏。キャンペーンモードの一つである「ビギナースクール」では、ブレーキやアクセルの踏み方、ハンドルの切り方など、そういった初歩的な操作から学ぶことができます。また、「サーキットエクスペリエンス」はそれぞれのサーキットがいくつかのセクターに分けられており、セクターごとに走行練習をすることが可能のようです。さらに、さまざまな状況に応じて目標を達成していく「ミッションチャレンジ」や、トラフィック上でのマナーやスポーツマンシップを学ぶための「レースエチケット」などがあります。なお、キャンペーンモードでは、合計で117のイベントが発売日時点に揃うことになります。


■ブランドセントラル

ブランドセントラルとは、これまでのグランツーリスモシリーズで「カーディーラー」と呼ばれていたものになります。名称を変更したことについて山内氏は、「現状必要な車を買う場所ではなく、車や車のブランドに出会う場所としてデザインしなそうと思った」と述べていました。ブランドセントラルにはショールームがある他、「チャンネル」と呼ばれるものがあります。「チャンネル」とは各自動車メーカーの作ったビデオを見ることができるというもの。「今まではYouTubeなどの小さい画面で見ていたが、リビングルームなどの大きな画面で(複数のビデオを)まとめて見たかった」と山内氏は述べ、「チャンネル」を設けた背景を説明しました。


また、ブランドセントラルには、「ミュージアム」という機能があります。これは従来のグランツーリスモシリーズにもあった機能ですが、今作では自動車の歴史と併せて、その時代の社会や文学、芸術、音楽が同時に表示されます。例えば、1893年にベンツによってヴィクトリアが発表され、それと全く同じ年に「ムンクの叫び」が発表されたことが同じ画面に表示されます。こうしたことについて、「このようにすれば、車を全く知らない人でも、車についての奥行や彩りが伝わるんではないかと思っている」と山内氏は述べました。



■スポーツモード

スポーツモードとは、FIA(国際自動車連盟)とポリフォニー・デジタルが主催するふたつのオンラインチャンピオンシップです。1つは国別戦である「ネーションズ・カップ」。そして、もう1つはメーカー戦である「マニュファクチャラー・ファン・カップ」です。山内氏は「多くの方に参加してもらいたい」と述べ、「例えば、年齢と地域でマトリックスをして、毎月たくさんのWinnerを誕生させたい」と語りました。このチャンピオンシップのワールドファイナルは年1回行われ、ワールドファイナルでの勝者は、FIAが開催するセレモニーにおいて、現実のモータースポーツのチャンピオンたちと同様に表彰されます。なお、PlayStation VRについての質問が上がると、山内氏からは「全てのレースモードで使えるようにする。なるべく自然な形で『グランツーリスモSPORT』に入れていきたいと思っている」との返答がありました。

FIAと『グランツーリスモSPORT』のコラボレーションのもう1つの柱は、「FIA-グランツーリスモ・デジタルライセンス」。これは、『グランツーリスモSPORT』の中でオンラインのチャンピオンシップに出場して一定の成績を残したりすることで、本物のモータースポーツライセンスが手に入るというもの。これについて、「ほとんどの国ではモータースポーツを行う人口が減っている。モータースポーツがこれまで以上に盛んになってほしいと思い、このようなプログラムを考えた」と山内氏は述べました。なお、「FIA-グランツーリスモ・デジタルライセンス」の参加表明国は、現時点で25カ国となっており、日本は含まれていません。日本が含まれていないことが質問に上がると、山内氏は「現時点では25ヶ国だが、おそらく6ヶ月後のローンチの時点ではもっと増えていると思う」という回答に留めました。発売時点で日本がデジタルライセンスプログラムに参加しているかは未定のようです。


■ソーシャル機能

ソーシャル機能について山内氏は、「1人でプレイしたい方、2~3人の友達でプレイしたい方、何十人何百人のコミュニティでプレイしたい方……さまざまなコミュニケーションスタイルに対応したいと思っている」とコメント。自分のプロフィール画面では、ゲームの進捗や現在のステータスが分かるのはもちろん、他のプレーヤーの進捗やオンラインアクティビティが分かるようになっています。また、タイムラインでは自分のフレンドの活動がどうなっているのか、グランツーリスモの世界で何か起きるのかが分かるようになっています。以上の情報はPlayStation 4からだけではなく、コンパニオンアプリやブラウザから見ることができます。


■リバリーエディター

これは、車のカラーリングを行えるモードです。自分好みの好きなカラーリングを作ることができます。作ったカラーリングはプレーヤー間でシェアすることが可能です。独自の個性や再現度で、レース仲間を驚かせることができそうです。山内氏は「全世界のプレーヤーが、自分のお気に入りの車のカラーリングを再現してほしい」と述べていました。


■スケープス

スケープスとは、これまでのグランツーリスモシリーズの「フォトモード」に相当するものです。「スケープス」には世界中のさまざまな景観が収められており、それらの写真の中に車を配置することができます。「スケープス」では、絞りや露出、フォーカス位置などを自由に変えることが可能。下記のように流し撮りをすることも可能です。なお、発売時点では、1000以上のフォトスポットが用意されます。山内氏は「いいロケーションにいい車を置いて、いい環境下で撮影するのは、現実では難しい。それが、このスケープスモードでは実現できる」と語っていました。



◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

『グランツーリスモSPORT』は、11月15日に発売です。価格については、こちらの記事を参照ください。なお、体験版の配布は、現在のところスケジュールは決まっていないとのことです。

《松木和成》

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