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海外人気YouTuberによる『CS:GO』賭博サイトのステマ疑惑―自身が経営していた

Valveが贈る屈指の人気FPS『Counter-Strike: Global Offensive』。米国の人気YouTuberの2人が、本作の賭博サイトを「ステルスマーケティング」していたとする疑惑が浮上し、大きな注目を集めています。

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Valveが贈る屈指の人気FPS『Counter-Strike: Global Offensive』。米国の人気YouTuberの2人が、本作の賭博サイトを「ステルスマーケティング」していたとする疑惑が浮上し、大きな注目を集めています。

『CS:GO』の賭博サイトを「ステルスマーケティング」していたとされているのは、チャンネル「TmarTn2」のTrevor Martin氏と、「TheSyndicateProject」のThomas Cassell氏の2人。Martin氏は180万、Cassell氏は980万のチャンネル登録者数を誇る人気YouTuberで、両者とも様々なゲーム動画をコンテンツの主軸としています。

問題となっているのは両者共にコンテンツとして公開していた『CS:GO』のスキン賭博サイトでの紹介/実践動画。2人は「CSGOLotto」というサイトを使って賭けに興じており、勝った負けたで一喜一憂する様子を収めた映像は両チャンネルの中核コンテンツとなっていました。しかしながら、YouTubeユーザーHonorTheCallが調査した所、2人が「CSGOLotto」の経営者であったことが発覚。両者の該当動画は公開時点で、関係者である旨が記述されておらず、無関係な第三者を装った悪質なステルスマーケティングなのではないかという指摘を受けています。

Cassell氏がCSGOLottoで賭けをしている動画

「COGOLotto」は競馬のように競技結果を予測して賭博するものではなく、スロットマシンに似たシステムを持ったカジノ方式の賭博で、自身が運営しているサイトで賭けを行っていることから、その賭けの結果自体も操作していたのではないかという疑いの目が向けられており、大きな批判を浴びています。

ステルスマーケティングは米国では連邦取引委員会のガイドラインで明確に禁止されている行為。Martin氏はこれらの指摘に対して、6月27日に公開した動画(現在は非公開)で弁明しました。それによると、「CSGOLotto」を自身が経営する会社というのはソーシャルサイトでも開示しており、秘密にしたことは無いと主張。Cassell氏も自身のTwitterで謝罪しつつも情報開示は十分であったとするコメントを残しています。


これらのコメントに対してYouTubeチャンネル「h3h3Productions」が更なる調査を実施した所、Martin氏がユーザーと偽って「新しいCSGOLottoというサイトを見つけた」と発言している動画を見つけたと報告。Martin氏は既に動画を削除していますが、更なる批判が集まる状況となっています。

『CS:GO』のスキン賭博に絡んでは、先日、そうした行為が違法だとし、Valveがそれを助長しているとして提訴されるという事案も発生。また、未成年者が賭博に関わっている状況も報告されており、倫理的に問題があるとの指摘も受けています。
《水京》
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