このVulkan APIは、かつてAMDが開発したローレベルMuntle APIをベースにKhronos Groupが制作したものです。2016年2月にAMDとNVIDIAグラフィックカード向けの対応ドライバがリリースされており、GTX 1080とVulkanを利用したゲームプレイでは、最大200fpsを記録していました。
新生『DOOM』がVulkanをサポートしたことによって、非同期シェーダー(Asynchronous Shaders)とShader Intrinsic Functions、Frame Flip Optimizationsに対応。AMDの最新グラフィッカードRX 480を使用した状態での解像度1080pで27%、1440pで23%のパフォーマンスが向上しています。なおBethesdaの公式フォーラムには『DOOM』におけるVulkan APIのFAQが設置され、クラッシュなどの既知の問題が複数報告。今後不具合を修正することが告知されています。
非同期シェーダー解説映像
Shader Intrinsic Functions
Vulkan対応『DOOM』は配信中です。