京都の展示会場みやこめっせにて、5月20日と21日の2日間にわたって開催された日本最大級のインディーズゲームイベント「A 5th of BitSummit」。本会場にトゥーン調のかわいいキャラクターを操作する3Dアクション『Momodora V』が出展されていたのでご紹介します。
『Momodora V』を開発しているのは、世界中のゲームファンをうならせた2Dアクション『Momodora: 月下のレクイエム』を手掛けたブラジルのデベロッパーBombservice。ブラジル在住のrdein氏が中心となり、世界中の3人の仲間とゲーム開発を行っているのだそう。
キュートに仕上がったゲームグラフィックは『ゼルダの伝説 風のタクト』を意識して制作されており、日本人に親和性の高いデザインに。ゲームシステムは『ダークソウル』に近い「死にゲー」ライクなシステムですが、開発者によると難易度を何段階も用意し、カジュアル層でも楽しみながらクリアできるものを目指しているそうです。『風のタクト』『ダークソウル』はrdein氏が大ファンで、強く影響を受けたのだとか。
今回のデモは、遺跡のようなダンジョンを探索し、奥にいるボス(美少女)と戦うところまで。Xbox360コントローラーでの操作でしたが、L3での敵のロックオンやBボタンでのローリング回避など、『ソウル』シリーズのプレイヤーならすんなりと入り込めるボタン配置となっていました。また、ローリング回避で壺や木箱を破壊できるのも、にやりとしてしまうでしょう。武器で近接攻撃をしたときのヒット感は非常に心地よく、Yボタンでの遠距離武器もチャージショットの導入によりバトルの駆け引きの幅を広げていました。
今回のデモでは、ザコ敵の動きはさほど機敏ではないためサクサク進むことができます。一方でボス戦はなかなか歯ごたえのある戦闘になっており、死にゲー系をやり込んでいる筆者でさえ初見はあえなく撃沈してしまうほど。相手の動きを注意深く観察しながら攻撃を回避し、隙ができたら攻撃を加えるというのも非常に『ダクソ』的です。
『Momodora V』の開発は昨年から開始され、Bitsummitに出展されたデモはまだ初期段階のバージョンとのこと。現段階はPCでのリリースに注力をそそいでいますが、将来的にはNintendo SwitchやPS4での展開も視野に入れているとrdein氏は語ってくれました。前作『Momodora: 月下のレクイエム』のファンはもちろん、あらゆるゲーマーが楽しめそうな本作のリリースが今から待ち遠しくなります。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
PC アクセスランキング
-
リメイク版『ウィザードリィ:狂王の試練場』にベニー松山氏新規書き下ろしのモンスター解説が追加へ!日本語も実装の正式版への移行も間近か
-
話題のADV『バニーガーデン』Steam版にパッチ配信!プレゼントとフードで前に戻れない、ミニゲームで特定の下着が見られないなど不具合修正
-
巨大蛇から逃げるボディカム視点ホラー『DIGESTED』新プレイ映像公開―ひとたび喰われれば生きたまま消化
-
3Dダンジョン探索オートバトルRPG『Dragon Ruins』Steam向けに5月1日リリース決定!戦い続けて強くなり迷宮の最奥を目指せ
-
デッキ成長型ゲーム『HEART of CROWN Online』Steam早期アクセス版リリース!ロードマップ公開&配信者応援キャンペーン実施
-
数十億年後の地球でセクシー美少女大暴れ!SFオープンワールドARPG『星の旅:億万年の絆(GALIX: NewHorizons)』発表
-
最大60FPSや解像度向上対応の『Fallout 4』現世代機向けアップデート4月25日配信決定!
-
開発者ら自身による約32年ぶり復活に向け瞬く間に約5,500万円の支援…90年代の伝説的宇宙戦争RPGの「続編」クラウドファンディング開始
-
拠点を築いて生き残るゾンビサバイバル『Night of the Dead』現地時間7月5日に正式リリース決定―エンディングや巨大ゾンビ、フォロワーなどの追加で独自性がより鮮明に
-
マーシーが倒れた味方を起爆! ヒーローとヴィランが逆転する『オーバーウォッチ 2』期間限定イベント「ミラーウォッチ」が開催