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「Steam Greenlight」終了、5年の歴史に幕―後継「Steam Direct」開始は6月14日予定

Valveは、ゲーム配信プラットフォームSteamでのゲームリリースのためのアピール及び投票機能、「Steam Greenlight」を終了したことを発表しています。

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「Steam Greenlight」終了、5年の歴史に幕―後継「Steam Direct」開始は6月14日予定
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Valveは、ゲーム配信プラットフォームSteamでのゲームリリースのためのアピール及び投票機能、「Steam Greenlight」を終了したことを発表しています。

2012年8月31日に開始となった「Steam Greenlight」は、プレイヤーが本当に興味のあるタイトルをSteamでリリースするために開始されました。アナウンスでは、初年度に『Overworld』『Evoland』『Rogue Legacy』『Verdun』などのタイトルがGreenlightを通過、成功を収めたことに言及。また、事前の予想と異なり、ビジュアルノベルのような、今まで非常にニッチであったと考えられていたゲームカテゴリが巨大な成長を遂げたこと、近年でも『Dead Cells』や『Blackwake』などのヒット作品がGreenlightを通じて輩出されていることを振り返っています。

そして、Greenlight開始から5年で、1,000万人近いユーザーが9,000万回以上の投票を行い、結果6,300万人以上のゲーマーが、Greenlight経由でSteamでリリースされたゲームをプレイしたと公表。その中には『The Forest』、『7 Days to Die』、『Stardew Valley』などSteamの累計ゲーム売上トップ100に入るタイトルも含まれているとのことです。

読者の方の中には、それまで非常に高かったSteamでのゲーム販売の敷居が、Greenlightの登場で引き下げられ、多くの国産インディータイトルや美少女ゲームがSteamに登場することになったことを印象深く記憶している人も多いのはないでしょうか?

Greenlight公式ページでは今までの総投票数と感謝の言葉が

「Steam Greenlight」の今後についてですが、今回の発表と同時にゲームの新規投稿・投票は停止。来週、最後のGreenlight通過作品が選出されるとのことです。なお、もし最後の選出でGreenlight通過がなされなかった作品についても、基本的な合法性などを満たしているのであれば、今後「Steam Direct」を通じてSteamでのリリースができるとしています。Greenlightへの登録料であった“Greenlight Submission Fee”については、もし自身のゲームが1本もGreenlightを通過していないのであれば返金リクエストが可能です。

また、このアナウンスでは、「Steam Greenlight」後継となるサービス「Steam Direct」についての更なる詳細も公開されています。「Steam Direct」では、投票などのプロセスはなく、新規のパブリッシャー・デベロッパーは、銀行や税務情報、身元確認などに要するデジタル書類を用意、ゲーム毎に100ドルの手数料をValveへと支払うだけです。なお、この登録料はゲームの売上が1,000ドルに達した際に返還されるとのこと。

Valveは「Steam Direct」に提出されたゲームについて、この1年間のGreenlight通過作品と同様に、レビューチームによる、ゲームのインストールが正常に行えるか、ストアページの記載がゲームと合致しているか、悪意のあるコンテンツが含まれていないか、といったことをチェックする短いプロセスを経てゲームのリリースを可能にします。

なお、「Steam Direct」では、これまでにSteamでゲームをリリースしたことがないパブリッシャー・デベロッパーについて、登録料を支払ってからゲームのリリースが可能となるまでに、30日間、開発者の調査を行う期間を設けるとのことです。更に開発者は、今後発売のゲームにプレイヤーの目を向けさせるとともに、レビューチームが見落とした不都合がないか調べるために、リリースの数週間前には“近日公開予定”ページを用意する必要があるとしています。

「Steam Direct」の開始は日本時間2017年6月14日予定です。
《Arkblade》

関連業界のあちこちにいたりいなかったりしてる人 Arkblade

小さいころからPCゲームを遊び続けて(コンソールもやってるよ!)、あとは運と人の巡りで気がついたら、業界のあちこちにいたりいなかったりという感じの人に。この紹介が書かれた時点では、Game*Sparkに一応の軸足を置きつつも、肩書だけはあちこちで少しづつ増えていったりいかなかったり…。それはそれとしてG*Sが日本一宇宙SFゲームに強いメディアになったりしないかな。

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