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【TGS2017】硬派なサイバーパンクADV『State of Mind』とはどんなゲームなのか?Daedalic Entertainment代表に直撃

2017年9月24日まで開催されていた東京ゲームショウ。同イベント内で、Daedalic EntertainmentのCEO、Carsten Fichtelmann氏に、同社の新作SFADV『State of Mind』について少しお話を伺うことができました。本記事ではその模様をお届けいたします。

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2017年9月24日まで開催されていた東京ゲームショウ。同イベント内で、様々なADVのパブリッシングなどで知られるDaedalic EntertainmentのCEOであるCarsten Fichtelmann氏に、新作SFアドベンチャー『State of Mind』についてお話を伺いました。

『State of Mind』の舞台は、人間の意識をネットワーク上の理想都市へとアップロードする技術が開発された、近未来のベルリン。ネットワークへの意識転送中に事故に見舞われ、現実とネットワーク両方にその存在を持つこととなってしまった主人公ノーランの、自己を求め、世界の謎へと迫っていく姿が描かれたアドベンチャーゲームです。


――まずは自己紹介をお願いします。

Carsten Fichtelmann氏(以下Fichtelmann氏):
Daedalic Entertainmentは11年前に創業した会社で、世界中に向けて開発とパブリッシング両方を手がけています。社内にも開発チームがあり、今回『State of Mind』は社内チームでの開発となります。

――本作の概要について教えてください。

Fichtelmann氏:
未来、自分たちの意識をネットワーク上にアップロードできるようになった未来で、社会がどのように変化しているかを描いたストーリーメインのADVです。

――どんな種類のプレイヤーを操作することになりますか?

Fichtelmann氏:
様々なキャラクターの視点から物語が語られることになりますが、メインの主人公ノーランは、ネットワークに自己の意識をアップロードする最中にトラブルに見舞われ、両方の世界に存在することになってしまいます。他のキャラクターは3人ぐらいプレイアブルになります。

――QTEやアクションゲーム的な要素はあるのでしょうか?

Fichtelmann氏:
シネマティックシーンでのアクションは存在していますが、ゲームとしてはマップギミックやアイテムを組み合わせて障害を突破するようなパズルや、会話での進行となります。ちなみに、対応ハードについてはニンテンドースイッチ版もPS4/Xbox One/PCと同時に発売予定です。

――スイッチ版には特別な機能などはあったりするのでしょうか?

Fichtelmann氏:
まだ決まっていないですね。

――本作には物語の分岐や、複数のエンディングは存在するのでしょうか?

Fichtelmann氏:
ゲーム中の重要な選択でキャラクターの生死が変わっていきます。また場合によっては早期にエンディングを迎えることにもなるでしょう。また、本作のエンディングの意味はキャラクターの記憶や、プレイヤーの解釈で変わるようなものとなっています。本作の物語には「自分が本当に存在しているのか?」「意識をネットワークにアップロードしたらそれは本当に自分なのか?」といった問いかけも含まれています。


――本作のローポリゴン風のグラフィックは印象的ですね。

Fichtelmann氏:
本作のグラフィックは、時代を経ても古臭く感じさせないように作っています。最新のグラフィックで作ってしまうと、20年後、30年後に見返した際に古臭く感じられるものとなってしまいますが、ローポリゴン風味であれば、時間が経っても楽しめるでしょう。

――本作の物語は2つの世界の視点を行き来しながら大きな謎へと迫っていくものですが、サスペンス的な展開になるのでしょうか?それともハリウッド映画的なアクションがあったり、ホラー的な要素が含まれたりするのでしょうか?

Fichtelmann氏:
ゲームの舞台の殆どはキャラクターの意識の中で展開するので、映画で例えるならばスリラーですね。ただ、アクション展開も少し含まれています。


――お話を聞いていると、自己の存在が曖昧になったりディストピアを舞台としているといった部分で、「未来世紀ブラジル」を思い出しますね。

Fichtelmann氏:
ああ「未来世紀ブラジル」ですね。実は本作のシナリオライターはあのようなクレイジーなストーリーを目指していました。ああいうものをビデオゲームのスタイルへと移していったら本作に少し近くなるのかもしれません。

――他にも本作の制作で影響を受けたSF作品は何かあるのでしょうか?

Fichtelmann氏:
フィリップ・K・ディックの作品群ですね。あとは「メメント」にも影響を受けています。

――未来のサイバーSFだと日本風のエッセンスが作品に含まれることも多いですが、本作にはそういうものはありますでしょうか?

Fichtelmann氏:
日本風の要素はないですが、本作では、スティーブン・ホーキングの思想などにも影響を受けています。

――日本のユーザーに特に見て欲しいポイントなどはありますでしょうか?

Fichtelmann氏:
『State of Mind』のストーリーテリングを是非楽しんでほしいと思っています。

――最後に、日本のゲーマーに向けてコメントをいただけますか。

Fichtelmann氏:
日本のユーザーが、起こり得るかもしれない近未来の要素を含んだ本作を楽しんでくれることを願っています。特に、日本では人間のようなロボットを作っていますしね。

――ありがとうございました。

Daedalic Entertainment CEO Carsten Fichtelmann氏(左)、PRマネージャーSandra Friedrichs氏(右)

『State of Mind』は2018年Q1にPS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ/PCにて発売予定です。
《Arkblade》


関連業界のあちこちにいたりいなかったりしてる人 Arkblade

小さいころからPCゲームを遊び続けて(コンソールもやってるよ!)、あとは運と人の巡りで気がついたら、業界のあちこちにいたりいなかったりという感じの人に。この紹介が書かれた時点では、Game*Sparkに一応の軸足を置きつつも、肩書だけはあちこちで少しづつ増えていったりいかなかったり…。それはそれとしてG*Sが日本一宇宙SFゲームに強いメディアになったりしないかな。

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