げむすぱライターが選ぶ「Steamセールのマストバイ」―『ファイヤープロレスリング ワールド』 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

げむすぱライターが選ぶ「Steamセールのマストバイ」―『ファイヤープロレスリング ワールド』

Game*Sparkライターと編集部が独断で選ぶ、「Steamセールのマストバイ」。第4弾となる本記事では、スパイク・チュンソフトの遂に復活したプロレスゲームの金字塔、『ファイヤープロレスリング ワールド』をご紹介します。

PC Windows
げむすぱライターが選ぶ「Steamセールのマストバイ」―『ファイヤープロレスリング ワールド』
  • げむすぱライターが選ぶ「Steamセールのマストバイ」―『ファイヤープロレスリング ワールド』
  • げむすぱライターが選ぶ「Steamセールのマストバイ」―『ファイヤープロレスリング ワールド』
  • げむすぱライターが選ぶ「Steamセールのマストバイ」―『ファイヤープロレスリング ワールド』
  • げむすぱライターが選ぶ「Steamセールのマストバイ」―『ファイヤープロレスリング ワールド』
  • げむすぱライターが選ぶ「Steamセールのマストバイ」―『ファイヤープロレスリング ワールド』
  • げむすぱライターが選ぶ「Steamセールのマストバイ」―『ファイヤープロレスリング ワールド』
  • げむすぱライターが選ぶ「Steamセールのマストバイ」―『ファイヤープロレスリング ワールド』

Game*Sparkライターと編集部が独断で選ぶ、「Steamセールのマストバイ」。第4弾となる本記事では、スパイク・チュンソフトの遂に復活したプロレスゲームの金字塔、『ファイヤープロレスリング ワールド』をご紹介します。

同シリーズは、PCエンジン時代から30年近い歴史を誇る、2Dのプロレスゲーム。かつては純粋なプロレスのみを扱っていたものの、シリーズを経ていくにつれ、同じシステム上に総合格闘技や女子プロなどもある程度内包する、包括的なプロレス全般ゲームといった趣になっています。

そのシステムとして特徴的なのは、敵とプレイヤーが重なり合うと、組み合うモーションに入り、その後タイミングを合わせて方向キーとボタンを押す勝負に勝ったほうが(基本的には)技をかけていくという流れ。プロレスで重要な技の“受け”をうまく表現した形となっています。また、特に試合中は画面UIの大半が排除されており、複雑なシステムもないため、感覚のみでプレイすることが可能となっており、非常に敷居の低いタイトルです。

美少女レスラーエディットの一例。邪道と仰られる方もいるかも知れませんが、それはそれ、これはこれ

更に、シリーズ途中から導入されたエディットモードは、様々なレスラーの制作が可能となっており、リアルの再現だけでなく、プレイヤーの「オリジナルレスラー」の作成や、CPU操作時の行動パターンの調整といった要素が非常に楽しく、試合部分よりハマってしまった、というユーザーも少なくないでしょう。

美少女アニメ系は、『ファイプロ』においては、致しかたないとは言え、顔パーツの不足が難。もっと顔パーツが増える事も願いたい所です

なお、後年のシリーズでは、『ファイプロ』自体の流れを反映してか、お遊び的なパーツとして動物キャラや、いわゆる萌えアニメ的な美少女レスラー用のパーツも収録。「ほら、だってプロレスって男臭いし……」という方でもそれなりに楽しめるようになっています。

同シリーズはPS2にて2005年にリリースされた『ファイプロ・リターンズ』から長らく、番外編的なタイトルを除いて展開が止まっていましたが、2017年にSteam早期アクセスの形で、『ファイヤープロレスリング ワールド』として復活しました。

本作の挙動の多くは『ファイプロ・リターンズ』に近しい物となっており、一見すると高解像度化された『ファイプロ・リターンズ』のPC移植と感じるユーザーもいるかも知れません。しかしながら、今作では試合・エディット共に着実なブラッシュアップがなされており、いわゆるシミュレーター系タイトルの“新バージョン”として見るならば、現代のゲーム環境に対応したことも含めて十分な完成度となっています。

ワークショップにはどこかで見たような、レスラー以外の方々を作ったデータも

既存のユーザーはまさしく“伝統の『ファイプロ』が帰って来た”という気分が味わえることでしょう。それは同時に、新規のユーザーも、分かりやすい昔ながらの対戦ゲームとして本作を楽しめることを示しています。今作は勿論オンラインプレイにも対応しています。

ワークショップを用いれば、様々な対決を楽しむことができる。なお、画面右はチャリティーではあるものの『ファイプロ』本家初実名、公式登場となった高山善廣選手

また、Steamワークショップにも対応した本作は、世界中の人々の制作した多くのレスラーをダウンロードすることも可能。その他にもリングや入場曲など、PCならではな、外部ファイルを用いたエディット要素が増えているのも魅力です。

サンプルレスラーの例。一体誰なのでしょうか。『ファイプロ』の新たな謎なのかも知れません

逆に本作では、デフォルトのレスラーは、実在の人物のいわゆる“そっくりさん”であった過去作と異なり、バックボーンも何もない、どちらかと言えば「サンプルキャラクター」といった趣なので魅力が薄くなってしまっています。

本作の難点を上げるならば、ゲームの目標部分や大きなプレイスルーの欠如。現時点では特にゲーム上での演出もない、フリーバトルや、リーグ戦・トーナメントといった部分が主になっており、そのストイックすぎるとも言える作りは物語性やゲーム内でのシミュレーション要素を求めるユーザーには不満となるでしょう。

ミッションモード。評価Sを取る必然性はないものの、ただクリアするだけでも結構な労力に

また、プレイバリューを出そうと考案されたであろう“ミッションモード”については、前述したデフォルトのレスラーを使用することを強制されるため、運要素の強いミッション内容や、操作レスラーの魅力の欠如と相まって厳しいものとなってしまっています。しかしながら、それら難点は基本的にはゲームの魅力とは離れた部分にあるのは救いではないでしょうか。

また、デフォルトのレスラーの魅力、ゲームの目標部分や大きなプレイスルーの欠如、いずれも2018年にはDLCながら、「団体運営シミュレーションモード」、「新日本プロレスとのコラボ・新日ストーリーモードの実装」という形でカバーされることが明らかになっています。

自作のエディットレスラーをいずれのDLCでも活躍させようと思うならば、その作成には時間もそれなりに掛かってしまうため、少しでも本作に興味があるなら、それらに備えてセール中に『ファイヤープロレスリング ワールド』を購入するのは悪い選択ではないことでしょう。

『ファイヤープロレスリング ワールド』は、Steamにて3240円で発売中。Steamウィンターセール期間中は1,447円で購入可能です。なお、2018年夏にはPS4での発売も予定されています。
《Arkblade》

関連業界のあちこちにいたりいなかったりしてる人 Arkblade

小さいころからPCゲームを遊び続けて(コンソールもやってるよ!)、あとは運と人の巡りで気がついたら、業界のあちこちにいたりいなかったりという感じの人に。この紹介が書かれた時点では、Game*Sparkに一応の軸足を置きつつも、肩書だけはあちこちで少しづつ増えていったりいかなかったり…。それはそれとしてG*Sが日本一宇宙SFゲームに強いメディアになったりしないかな。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

PC アクセスランキング

  1. 家庭用ゲーム機版は日本未発売『トイ・ストーリー3』ゲーム版が日本語対応で現行機向けに復活!レトロなコレクション含む「トイスト」関連作が10月15日発売へ【UPDATE】

    家庭用ゲーム機版は日本未発売『トイ・ストーリー3』ゲーム版が日本語対応で現行機向けに復活!レトロなコレクション含む「トイスト」関連作が10月15日発売へ【UPDATE】

  2. 開発期間約7年―90年代名作から影響の地域制圧型SRPG『神殺しの蒼銀』Steamで7月22日リリース!巨大ロボや巨神像も登場し、シナリオ30万文字超

    開発期間約7年―90年代名作から影響の地域制圧型SRPG『神殺しの蒼銀』Steamで7月22日リリース!巨大ロボや巨神像も登場し、シナリオ30万文字超

  3. シリーズ最新作『鬼武者 Way of the Sword』Steam向け体験版で困った症状が発生している場合の解決方法公開

    シリーズ最新作『鬼武者 Way of the Sword』Steam向け体験版で困った症状が発生している場合の解決方法公開

  4. オープンワールド工場建設SLG『Satisfactory』大型アップデート1.2配信―天気システム大幅強化や車両パス全面刷新など多数の新要素追加

  5. リメイク『R-Type Dimensions III』不評受け今後の改善計画発表―コミュニティメンバー&追加テスター参加のQA実施、欧米向けパケ版は製造開始延期へ

  6. 【無料公開】“MBTI”ならぬ“DSKB”―自身の隠れた性癖も露わになりそうなドスケベ傾向診断テスト『16 DSKB Types』が話題沸騰中!

  7. 第二次世界大戦舞台の海戦シム『Battleship Command』早期アクセス"非常に好評"スタート。砲撃・レーダー・航海を操作し3万トン級の戦艦を指揮

  8. ガチャなし買い切りアニメ調オープンワールドRPG『ドラゴンソード:アウェイクニング』デモ版6月5日より期間限定で配信!体験できる内容詳細や3英雄の紹介映像も

  9. 「数百万本売れなければ、人類への信頼を失うだろう」との評もある『Mina the Hollower』3日で30万本達成!GBC風でありながらソウルライクなバトルのACT

  10. 基本無料&協力プレイ対応オンライン弾幕ARPG『Runeward Online』発表―レア装備を集めてルールを変える強力なビルドを構築しよう

アクセスランキングをもっと見る

page top