先日Steam/GOG.comにて発売されたサイコロジカルホラー『DARQ』。同作を開発するUnfold GamesはRedditで行われたファンとのAMAセッションで、Epic Gamesストアからの独占販売契約を拒否していたことを語りました。
Unfold Gamesは、「Epic Gamesからは、Steamでの発売日決定を伝えるトレイラー(恐らくは2019年7月27日に公開されたもの。発売3週間ほど前)を公開した直後にコンタクトがあった」としながら、当時SteamのウィッシュリストTOP50に同作が含まれていたことも含めて状況を説明しました。
Epic Gamesの独占販売契約を受けることは、Steamで自身のゲームを(ストアページを公開した)2018年11月より待っていた多くのユーザーに対し落胆を与えるだけでなく、過去にSteamでのゲーム発売を約束した自身の言葉が(今後)何の意味も持たなくなる悪い考え、とする旨をコメント。詳細を聞く前に独占販売契約を断ったことを明かしました。
なお、Unfold Gamesは、代わりにEpic Gamesに対し、独占販売契約を結ばず他のストアと並行しての発売について打診したものの「現時点ではそれはできない」として断られたとのこと。いずれにしてもやり取りは丁寧で専門的であったとして、悪いものではなかったとしています。
なお、以前よりその存在が度々語られる、Epic Gamesストア独占販売に関連した破格の契約金について、Unfold Gamesは具体的な価格を目にしていないため、詳細についてはわかっていません。とはいえ、基本的にはEpic Gamesストアが独占販売契約を主とした市場戦略を重視していることが再確認できると言えそうです。
なお、この発表に際し、Steamフォーラムでは、独占販売に移行しなかったことに感謝を述べ、複数のギフトを友人に贈る意思を伝えるユーザーの書き込みなども確認できます。
明晰夢に閉じ込められた少年の脱出行を描く『DARQ』はSteam/GOG.comにてWindows向けに2,050円/19.99ドルで発売中。日本語にも対応しており、記事執筆時点でのSteamレビューは115件、“非常に好評”となっています。
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