ゾンビは、派手にぶっ壊れてナンボです。
先日2月27日(金)にシリーズ最新作『バイオハザード レクイエム』が発売されましたが、「日本版はグロ規制されているのか?」と、購入を迷っている方もいるのではないでしょうか。
『バイオハザード』は例年、「海外版を買って遊ぶ!」と気合いの入ったユーザーも多いシリーズですが、近年では円安の影響もあってか、お財布の負荷が強めな価格になりつつありますよね。
実は筆者も、下記のような記事を書くくらいにはゴア表現規制が気になる性質でして……。
今回は先行プレイレポを担当した経緯もあり、日本版をたっぷりと遊び尽くしましたが、結論から言うと『バイオハザード レクイエム』の日本版にゴア規制が掛けられているのは事実です。
しかし、過去の『バイオハザード』と比較して最も規制が緩く、攻めた表現になっていると断言できます。いちファンとして嬉しくなってしまう程度には、グロテスクな雰囲気と爽快感がしっかりと味わえました。
そこで今回は、『バイオハザード』過去作の規制例なども取り上げつつ、『レクイエム』の規制内容を画像つきで詳しく紹介します。テーマの都合上、ショッキングな画像のオンパレードとなるため、グロテスクな描写が苦手な方やお食事中の方、18歳未満の方は閲覧をご遠慮ください。
頭部は欠損・切断表現あり!
過去に『バイオハザード』ファンをもどかしい気持ちにさせてきたのが、頭部欠損の規制です。
『バイオハザード4』はゲームキューブ版以降、日本版では頭部欠損が規制されていました。『バイオハザード5』で頭部欠損が復活したものの、『バイオハザード6』で再度、ゾンビたちの頭部は強固に守られるようになっています。
『バイオハザード RE:2』では、破壊したはずの頭部が丸ごと墨をかぶったような黒塗りで残るなど、爽快感を損なう要素として多くのユーザーが違和感を覚えていました。例えるなら、壺を叩いて派手に壊れる音はするのに、外観がそのまま。これでは、『バイオハザード』シリーズの醍醐味である「物理で敵を破壊する気持ちよさ」の一部しか味わえません。

しかしご安心を。『レクイエム』ではヘッドショットやトマホークの一撃で、破片を撒き散らしながら頭部を欠損させられる仕様になっています。

『RE:4』では頭部の破片が飛ばないというサイレント規制が適用されていましたが、本作は血飛沫と破片の両方を確認できました。また、トマホークを使ったステルスキルのモーションによっては、ゾンビの首がズバッと刎ねられ、生首が地面に残る表現なども確認しています。
壁一面に鮮紅色のペンキをぶちまけたような流血表現と、派手に頭部が消失する演出によって、個人的には日本版でもしっかりと爽快感を味わえています。

どれだけゾンビが多様化しようと、「頭を壊せば完全に死ぬ」というルールは不変です。しっかりと頭部の破壊を確認できることは爽快感を得られると同時に、ゾンビが厄介なグレースパートにおいては、「もう起き上がってこない」という安心感にも大きく作用しています。
頭部の一部損壊が分かる表現に

『バイオハザード レクイエム』では、海外版『RE:2』のように、銃撃や体術を受けたゾンビの頭部の一部が損壊する描写も確認できます。
残念ながら穴の空いた奥の部分や、脳など「中身」が見えているであろう部分は黒塗りが施されています。しかし、顔全体ではなく一部分だけが黒塗りになることで、「顔が少しずつボロボロになっている」という雰囲気が伝わってくるのです。


剥き出しになった目や歯の一部も含めて、顔面がボロボロになりながらも構わず前進してくるゾンビの異様さがちゃんと感じられます。
「頭の右半分などが壊れて段差ができている」「顎の下半分が損壊して上の歯が剥き出しになる」「眼窩が壊れて空洞になっている」といった表現は、日本版にしてはかなり攻めている方ではないでしょうか。
特に、下顎が外れたゾンビは、血でうがいするような「ごぼごぼ」とうめき声を上げながら前進してくるため、なかなかグロテスクな印象があります。
『RE:4』では海外版を含めて、頭部の一部だけ損壊する描写はなかった(血濡れる程度)だったので、『レクイエム』は日本版でもそこそこインパクトのある描写だと感じました。
手足の黒塗り範囲が縮小している

個人的に進化を感じたポイントのひとつが、欠損した手足の黒塗りの範囲が変わっていることです。
例えば『RE:2』や『RE:4』では、銃撃などでもげた手足の全体が、真っ黒に塗りつぶされているような状態になっていました。

これにより、地面に落ちた手足は風景に溶け込んで、グロテスクな印象が若干抑えられています。同時に、手足が胴体から離れた途端すべて黒くなってしまう変化には、若干の違和感があったのも事実です。


しかし『レクイエム』では、ちぎれた断面のみが黒塗りされる表現に変更。
ゾンビの肌色がしっかりと残る表現に抑えられたことで、過去作よりも生々しさがパワーアップしました。真っ黒な物体が落ちているのと、肌色の物体が落ちているのとでは、現場の凄惨な印象に雲泥の差があります。
【NEW!】ゾンビの胴体が分割される
そして筆者が今回最も驚いたのは「ゾンビの胴体が割れること」です。
なぜ驚いたのかというと、『RE:2』や『RE:4』の日本版では、表現そのものが削除されていたインパクトの強いゴア表現であったためです。
『RE:4』の日本版では、ショットガンで腹部を撃つと、グシャっと破壊されるような音は出るものの、腕が欠損して吹き飛ぶ程度に抑えられていました。
『RE:2』の海外版ではゾンビの腹部にショットガンを撃つと、少し間を置いて上半身がぼとりと落ち、腕だけで這いずり回るといった表現がありましたが、日本版ではカットされています。

しかし『レクイエム』では、ガスボンベなどの爆発に巻き込まれたゾンビの胴体が分割されます。手足と同じように断面の部分は黒塗りになっていますが、爆発や銃の威力が伝わる表現が、多少マイルドとはいえ残されたままになっていることに驚きました。
同じカプコンのゾンビ系タイトル『デッドライジング デラックスリマスター』の日本版においても、黒塗り状態で胴体の切断描写が実装されていたことを思い出します。こういった前例が、最新作の攻めの姿勢につながっているのかもしれません。
舞台装置としてのグロ規制には不満あり
『RE:4』の規制は、黒塗りというよりも「灰色」といったイメージの色合いでした。ですが『レクイエム』の場合は「真っ黒」「漆黒」といった強めの黒塗りなので、場面によっては多少のノイズになっている点は否めません。

たとえば、グレースパートの冒頭、ローデスヒル療養所に登場する「臓器のない死体」を使った仕掛けでは、切り開かれた胴体の内側が黒塗り全開でウレタン素材のようになっており、規制がかなり目立つシーンもありました。
参考として海外プレイヤーの動画を参照してみたのですが、皮膚の内側のてらてらした質感や、赤黒い色味で「先ほどまで生きていた感」が強く出ているように見えます。

変な言い方ですが、もう少しだけ黒の強さを抑えてくれたら、規制として自然な形になったのではないかと思います。
本記事を読んで、読者の皆様は「これくらいなら満足できそう!」「やっぱり規制あるのかよ!」など、いろいろな感想を持たれたはずです。しかし、筆者としては過去作のような「爽快感がない!」といった不満は最小限に抑えられ、戦闘におけるプレイフィールはとても良かったことをお伝えしておきたいです。特に、ヘッドショットの気持ち良さは、シリーズ随一だと感じました。
筆者は本作の海外版をプレイしていないため、上記で挙げたポイント以外にもショッキングな場面はあるかもしれません。いえ、きっとあるでしょう。まだまだオリジナルの表現を100%楽しめていない現状には寂しさを覚えますが、明らかにゴア描写の抑え度合いが弱くなってきている点は嬉しく思います。
これから『バイオハザード レクイエム』を購入する予定の方や、日本版をすでにプレイした方は、今回のゴア規制をどのように感じましたか?「いやいや海外版はこんなもんじゃないぜ!」という意見も含めて、ぜひ率直な感想をお聞かせください!
『バイオハザード レクイエム』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ2向けに発売中です。
※UPDATE(2026/03/02 23:33):記事中の誤字を修正しました。ご指摘ありがとうございました。














