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ファンタジー農業ARPG『Re:Legend』プレイレポート!JRPGをリスペクトしたマレーシア産農場生活シム

冒険に出てモンスターと戦ったり飼い慣らしたり、農業を営んだりと、可愛いキャラクターたちの住むファンタジー世界でのスローライフを満喫できるアクションRPG『Re:Legend』のプレイレポートをお届けします。

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冒険に出てモンスターと戦ったり飼い慣らしたり、農業を営んだりと、可愛いキャラクターたちの住むファンタジー世界でのスローライフを満喫できるアクションRPG『Re:Legend』のプレイレポートをお届けします。

本作はMagnus Games Studioが開発し、505 Gamesによって8月30日にSteamで早期アクセス版が配信されました。Magnus Games Studioはマレーシアのインディーデベロッパー。本作はJRPG、とくに『ルーンファクトリー』シリーズに多大な影響を受けて開発されたゲームとのことです(ゲームショウ「G-STAR 2017」での開発者インタビューはこちら)。2017年にKickstarterでクラウドファンディングを行ったところ、目標額の7万シンガポールドル(約540万円)を24時間以内に達成。最終的には63万シンガポールドル(約4,800万円)にもなりました。ストレッチゴールとして設定されていたPS4、Xbox One、ニンテンドースイッチでの発売も予定されているとのことです。また現在英語のみですが、日本語サポートも予定されています。

『Re:Legend』のトレイラー

本作の内容ですが、影響を受けた『ルーンファクトリー』シリーズのように農業をして日々の生活を営みつつ、武器を手に冒険の旅へ出掛けることもできます。本作に登場するモンスターは「マグナス」と呼ばれ、テイムして乗り回したりすることも可能だとか。また楽曲は『ファイナルファンタジーXV』などを手がけた仲間将太氏などが参加しているとのことです。さっそくプレイしていきましょう。

記憶を失った主人公



まずはキャラクタークリエイションから。性別や髪、目、衣装をカスタムすることができます。とりあえずデフォルトでいきましょう。それと名前を「ゲムスパ」にしようとしましたが、日本語が表示されなかったので「GameSpa」としておきます。


ゲーム開始とともに、何の説明もなくいきなり崖から海へ突き落とされる我らが主人公ゲムスパ。いったい何があったのか、突き落としたのは誰なのか、すべてが謎に包まれています。


ゲムスパは夜の海を漂流し、どこかの島に打ち上げられました。そして近くを通りかかったペンギンらしき生物がゲムスパを発見。近づいて調べてみると、まだ息はあるようです。ペンギンはゲムスパを手当てするため、病院へ連れていきました。


それから3日が経ち、ペンギンはゲムスパの様子を見に病院へやってきます。看護師のエドナ(Edna)が言うには、順調に回復しているとのこと。しかしまだ意識が戻っていないようです。


突然、ゲムスパが目を覚ましました。驚くエドナたち。いろいろ質問を投げかけますが、ゲムスパは記憶を失っているようで、何があったのか覚えていません。ゲムスパが今いるのは「ヴォッカ(Vokka)タウン」というそうです。


ペンギンの名前はピア(Pia)。この島で漁師をしているとのことです。町長のモク(Moku)がゲムスパと話がしたいと言っていたので、会いに行くよう言われます。最初のクエスト発生ですね。


ゲムスパの操作ができるようになりました。キーボードのW・A・S・Dで移動、Shiftキーを押しながらだと走ります。また方向キーとスペースキーを同時押しで緊急回避。話したり調べたりはFキーです。

Xboxパッドでのプレイですが、現在のところ左アナログスティックの操作のみ受け付けています(要はキャラクターの移動のみ)。コンシューマ版も出る予定なので、今後コントローラに対応する可能性はあります。

モク町長の元へ



病院の外へ出たゲムスパ。しばらく待っていると、2羽のペンギンがやってきてベンチに座りました。ピアの子供たちのようですね。本作には時間の概念があり、住民はそれぞれ自分たちの生活を営んでいます。話しかけて交流をしましょう。


インベントリなどのメニュー画面はIキーで開くことができます。画面右に並ぶアイコンがそれぞれのメニュータブです。ステータスやスキル、クエスト、住民からの好感度を見ることができます。


ステータス画面では、RPGでお馴染みのパラメータが並んでいます。ポイントを獲得することで、STRやINTなど円周に並ぶ6つのステータスに割り振ることができます。最初は全部5ですね。


スキル画面。武器のクラスは「二刀流・弓・杖・大剣」の4つです。下側に並んでいるのは農業や採掘、伐採、釣り、料理、クラフト、ランニングなど各種スキル。ゲームが始まったばかりなので、熟練度はすべて1です。


住民からの好感度。先ほどのエドナさんもいますね。ちなみにフレンドの一覧は3ページあり、画像にある1ページ目が女性、2ページ目が男性、3ページ目がペンギン(ピア一家)になっています。多くの人たちと仲良くなりたいですね。


オプションメニュー。左下の「Language」にEN(英語)以外にJP(日本語)とCH(中国語)のボタンがありますが、現段階は選択できません。今後のアップデートでサポートされる予定です。


モク町長の居場所がよくわからないので、適当に辺りを歩き回ってみます。ヘルメットを被った男がベンチに座っていたので話しかけてみました。ロイド(Lloyd)という名前で、鉱夫のようです。


会話の中にあった「Shop」の選択肢を選ぶと、ロイドから鉱石を買うことができます。住民の中にはこのように物を売っている人もいるのでチェックしておきましょう。今はお金がないので何も買えませんね。


モク町長と面会。優しそうな人で、ゲムスパを歓迎してくれました。ここは小さな町なので、他所から来た者が珍しいのでしょうか。


ゲムスパたちが会話をしているところへ、ガンター(Gunther)という剣士が大慌てで駆け込んで来ました。ハーブを取りに行ったエミリア(Emilia)という女性が行方不明になってしまったとのこと。いろいろ助けてもらっているので、ゲムスパも捜査協力することにしました。

戦闘と農場経営



エミリア救助のため武器・防具をもらったゲムスパ。インベントリ画面で、ドラッグ&ドロップで装備できます。武器は4種類全部もらえましたが、装備できるのは一つだけ。攻撃速度が速そうな二刀流にしておきます。回復アイテムの骨付き肉はツールベルトに入れておけば戦闘中に使用することができます。


外はもう夜の闇に包まれています。東の海岸へ向かうと、2匹のマグナスに女性が襲われていました。彼女がエミリアのようです。急いで助けてあげましょう。戦闘開始です。


戦闘はマウスの左クリックで攻撃。武器の熟練度が上がると、右クリックで必殺技を出すこともできます。画面左上にある赤いバーはゲムスパの体力。その下の青いバーはSPで、スタミナを表します。スタミナは農作業をしたりすると減り、0になると倒れてしまいます(農業については後述)。


数発殴って回避を繰り返し、2匹のマグナスを撃破。エミリアの救出に成功です。モク町長の元へ報告に戻りましょう。


エミリアが無事に戻ってきたことで、モク町長たちに感謝されました。エミリアが言うには、西海岸のマグナスはこれまで人を襲うような真似はしなかったそうです。しかし最近、マグナスたちが狂暴化して人を襲い出したとのこと。何か裏がありそうですね。


エミリアを助けたことで、お礼として小さな農場と家をモク町長からもらったゲムスパ。ここから本格的に農業ライフが始まります。セーブポイントもここでやっと登場。ベッドの右側にあるライトでセーブができますので、忘れずにしておきましょう。


先ほどのライトの右側にあるのはかまどで、レシピと材料があれば料理をすることができます。今のところはまだ何もできませんね。


ひと晩休んでから家を出ると、外でモク町長が待ち構えていました。農場の使い方について教えてくれるとのこと。せっかくなのでお願いしましょう。


モク町長に案内されたのは、農業シムではもはやお約束となっている荒れた農場。耕す前に片付けをしなければなりませんね。育てた農作物は、家のそばの箱に入れることで売却することができます。


鍛冶場では自分で武器や防具を作ることができます。ただし木材や鉱石などの材料が必要になります。


生け簀では釣った魚を飼うことが可能。釣りは魚マークの表示される場所で釣り竿を使うとできます。ちなみに近年のRPGは釣り要素のあるものが多い気がしますね。

マグナスをテイムしよう



モク町長から農業用の道具一式をもらったので、さっそく荒れた農地の片付けをするゲムスパ。落ちている物に近づいてFキーを押せば拾うことができます。農作物を育てるためには種が必要なので、エミリアのショップへ行ってもらってきましょう。


ゲムスパを歓迎してくれるエミリア。無料で種を5つくれました。他の農作物の種や魚の餌などもここで売られています。今後お世話になることが多いショップになりそうです。


鍬を装備して地面を耕したのち、先ほどエミリアからもらった種を蒔いていきます。あとはジョウロで水を撒いておきましょう。収穫まで何日かかかりますので、毎日の水やりは忘れずに。先ほども説明したように、農作業をするとSPが減ってしまいます。働き過ぎは禁物。0になる前に家のベッドで休みましょう。


翌日、家の近くの洞窟から悲鳴が聞こえてきました。見に行ってみると、ピアの子供たちが「ドラコニュート(Draconewt)」というマグナスに襲われているではありませんか。


ドラコニュートはゲムスパがやってきたのに気付き、こちらに向かってきました。しかし様子がおかしい。どうやらゲムスパはドラコニュートの好物を持っているようです。それを与えてみましょう。


インベントリにあった肉(Tasty Meat)を装備して、右クリック(左クリックではないので注意)で与えます。するとドラコニュートがゲムスパに懐きました。これで背中に乗ってテイムすることができます。


ドラコニュートに乗ると、暴れ出しました。ここでミニゲームが始まります。方向キーを使って、画面右側にある灰色の丸印が緑色の円の外に飛び出さないようにします。一定時間、緑色の円内にとどめることができればテイム成功。慣れないうちは難しいです。


テイムに成功すると、Fキーでドラコニュートに騎乗することができます。歩くよりも速度が速いので、移動時には重宝しますね。また左クリックで噛みつき攻撃、右クリックで口から泡のようなものを飛ばします(SP消費技)。Gキーで背中から降りることもできます。降りたあとも付いてきてくれます。


Mキーを押すとヴォッカタウンのマップをみることができます。これはゲーム中のマップの一部で、町の外にも世界が広がっています。武器を手に冒険の旅に出掛けるか、それともしばらく農業に精を出すか。この続きはぜひともあなた自身でプレイしてみてください。

取っ付きやすいファンタジー農業RPG


本作はグラフィックが可愛らしく、ゲームシステムも分かりやすいので、この手のゲームに不慣れな方でも取っ付きやすいかと思います。メインストーリーを追うも良し、思うがままにスローライフを楽しむのも良しと、プレイヤー自身で目的を決めてきましょう。

武器・防具作製のミニゲーム。移動する矢印がバーの赤色以外のところに来たときにタイミングよく左クリック

本作は早期アクセスということもあり、細かいバグがいくつか見られます。またマルチプレイ部分はまだ完成されておらず、メインクエストも途中までになっています。ただ農作業や住民との交流など基本的な部分は出来上がっているので、農場でのスローライフを送る分には問題ないでしょう。現時点では英語を読めないとストーリーやクエストなどが分からないため、日本語の早期サポートを期待したいと思います。

製品情報




■筆者紹介:渡辺仙州 主に中国の歴史ものを書いている作家。母は台湾人。人生の大半を中国と台湾で過ごす。中国の国立大学で9年間講師を勤め、現在台湾在住。シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、ブログ「マイナーな戦略ゲーム研究所」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。Twitterはこちら
《渡辺仙州》

歴史・シミュ・ボドゲ好き 渡辺仙州

主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。

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