リメイク作『R-TYPE TACTICS I・II COSMOS』プレイレポ―マウス操作との相性抜群!難しくも面白い戦術SLG体験だった【特集】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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リメイク作『R-TYPE TACTICS I・II COSMOS』プレイレポ―マウス操作との相性抜群!難しくも面白い戦術SLG体験だった【特集】

リメイクとして2026年に生まれ変わり遊びやすくなった『R-TYPE TACTICS』

連載・特集 プレイレポート
リメイク作『R-TYPE TACTICS I・II COSMOS』プレイレポ―マウス操作との相性抜群!難しくも面白い戦術SLG体験だった【特集】
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3月12日に発売が予定されている、グランゼーラ開発の戦術級シミュレーションゲーム『R-TYPE TACTICS I・II COSMOS(アール・タイプ タクティクス I・II コスモス)』。2007年に、PSP向けに発売した『R-TYPE TACTICS』と、2009年発売の『R-TYPE TACTICS II』のシナリオを同梱し、さらなる追加シナリオを導入したリメイク作です。1作目と2作目の両タイトルはコアな人気を持ったことからプレミア化したこともあり、入手とゲームプレイが難しいタイトルでした。

2022年に発表された本作は、元々2023年夏に発売を予定していたものの、様々な事情から2回の延期を経て、2026年3月12日に発売が決まったタイトルです。今回はグランゼーラからプレビュービルドのPC版クライアントの提供を受けました。本作の先行プレイレポをお届けします。

戦術級シミュレーションゲームとして再構成された『R-TYPE』

本作は、サイドビューSTGとしての『R-TYPE』を戦術級シミュレーションゲームとして再構成したタイトルです。プレイヤーは司令官として部隊を指揮し勝利を目指します。

まずはメニュー画面などから本作を紹介しましょう。メインメニューはシナリオの進捗具合から変化するものとなっており、初期には1隻の輸送艦と数機の機体しかいませんが、ミッションが進むと、種類も増えて賑やかになります。

おそらく通信プレイで使うことになる指揮官プロフィールもこのタイミングで作成します。設定的に、同グランゼーラ開発の過去作『R-TYPE FINAL 2』にあるパイロット設定を少し簡易的にしたものに近いものと思えました。

初期状態
ミッションを少し進めると変化する

サウンドエフェクトやBGMなどはPSPのオリジナル版をそのまま引き継いでいます。一方で、メニュー画面を筆頭にユニットの情報表示やアイコン、戦闘画面など多くのUIが刷新されています。リメイクによる最大の変化と言えば航海日誌に音声が付くようになったことでしょうか。これにより、シナリオにおける状況の変化をよりわかりやすく追えるようになりました。

他にも、PC版のメニュー画面はゲームパッドだけでなくマウス操作にも対応しています。このマウス操作はメニュー画面でアイコンを選択するだけでなく、ゲームプレイ画面でも使用可能。これにより、マスにいるユニットを直接クリックして指揮できるようになりました。しかしながら、矢印アイコンが小さすぎるなど、一部マウス向けに最適化しきれていない箇所もあります。それでもユニットの確認や編成などは格段に操作しやすくなりました。

加えて、ゲーム内マニュアルも存在し、本作のユニットの特色や特殊技能についてもある程度理解を深めることができます。

なお、『R-TYPE TACTICS』の初代と2作目、そして『COSMOS』のシナリオはそのまま入っていますが、初期状態ではロックされているため、まずは初代をクリアする必要があります。

『R-TYPE TACTICS』はどんなシステム?ターン制SLGだけど所々に感じる『R-TYPE』要素

ここからはゲームプレイでの基本を紹介しましょう。基本はターン制ストラテジーで、プレイヤーは初期に配置したユニットを1つ1つ動かして、敵となるバイドやグランゼーラ革命軍などと戦い勝利を得ることが目的です。

戦闘ユニットとして登場するR戦闘機は通常の戦闘機タイプや、バルムンクを発射できる爆撃機、ロングレンジ波動砲を打てる中距離支援機など様々です。基本的にR戦闘機は機銃とミサイル、そして波動砲を搭載しています。

これらのR戦闘機にはフォースを着脱できる機体も存在し、合体させると自機の防御だけでなく追加武装として各種レーザーが使用できるため機体の性能を引き上げられます。一方で、2マスを占有してしまうため、進軍が遅くなってしまうことや、狭い通路を抜けるなど立ち回りも難しくなってしまうというリスクも伴います。

なお、R戦闘機が持つ波動砲はチャージにターン数が必要ですが、強力な広範囲兵器として機能します。この波動砲は、敵の攻撃を受けるとチャージが初期状態に戻ってしまい、敵への有効打を与えられなくなってしまいます。加えて、バイドシステムαなど敵対する一部ユニットにも波動砲が搭載されており、プレイヤーがいかにして脅威となる敵ユニットのチャージ状態を解除させるのかが一つの駆け引きです。

本作は接近するまで敵の有無がわからない「戦場の霧」が存在するタイプのストラテジーゲームで、広範囲を探査できる早期警戒(AEW)機と、敵に倒されても損害が無いデコイ発生機能を持った支援ユニットが重宝されます。

フォース装着R戦闘機やデコイを先行させて慎重に進軍するか、撃墜の危険を考慮に入れながらAEW機を先行させるかなど、索敵が難しくもスリルがあり、撃墜リスクを天秤にかけた駆け引きがあります。危険を感じながらも試行錯誤を重ねる事が面白く、難しくも楽しい本作の面白さの一つです。

こうしたシステムを持ちながらも本作が『R-TYPE』シリーズ作として同一性を保っているのは、R戦闘機に存在する波動砲のシステムとボス戦、ステージ構成、人類側なら常に右向き、バイド側なら常に左向きにユニットが向いていることでしょう。

特にユニットの向きはどの方向に移動しても変わらないため、状況によっては常に弱点を晒し続けてしまいます。その弱点をケアするのがフォースの付け替えです。ターン制SLGとして分離移動→次ターンで再度合体する必要があり、少々手間がかかりますがこの動きこそ「『R-TYPE』そのものだ!」と感じる瞬間です(フォースの分離/合体でユニットの行動は消費しない)。

『R-TYPE TACTICS』シリーズの独自の仕様と言えば、フォースは無敵でなく攻撃を受け続ければ破壊されてしまうこと。フォースが破壊されれば各種レーザーが使用出来なくなるために攻撃力が低下し自機も無防備となってしまいます。フォースは盾となりますが同時に攻撃の手数を増やす矛にもなるため、いかにこのフォースが破壊されないよう立ち回ることが求められます。

難しくも面白いゲームプレイ―ドブケラトプスにインスルーなど戦術級SLGとして襲いかかる『R-TYPE』のボス達

基本システムの紹介が終わったところで、筆者が今回のプレイレポを書くまでに遊べたステージを一部紹介しましょう。

ステージ1から3はチュートリアル的なステージで、敵の侵攻は激しくなく、発見した敵を順に追って撃破すれば比較的簡単に突破できるものでした。しかし同時に感じていたのは、自軍のユニットがそこまで強くなく、戦局によっては押されやすいということ。自軍が所有するユニットの強みへの理解が足りていないことや、部隊を動かすセオリーが固まっていないこともあり、言い表しようのない難しさを感じる瞬間もありました。

その難しさを強く感じたのがステージ4の木星軌道上遭遇戦です。ここではバイドシステムαを筆頭に波動砲を搭載した敵や、中型機体のタブロックなどが初登場。フォース搭載機体との戦闘は初めてだったこともあり、敵のフォースシュートやデビルウェーブ砲などが飛び交ったことから、攻勢の激しさが増していました。一度目はバイドシステムαの猛攻によって押し切られて敗北。敵の強さから「一筋縄ではいかないぞ」と感じたため、何か対策が出来ないかと思考を巡らせました。

そこで戦略を変更。防御陣地を形成しつつ敵を誘き出し、AEW機で索敵して少しずつ後退しながら各個撃破する戦法にしたのです。この戦法が功を奏し、なんとかバイドシステムα部隊を撃墜。さらに、後方から登場した中型機との戦闘では、相手のミサイルへの対処法が難しかったものの爆撃機R-9B1ストライダーのバルムンク試作型による攻撃を重ねて倒しました。最後に敵の旗艦を破壊してクリアです。

次のステージ5木星衛星基地調査は想定外の出来事が多く起きたミッションでした。通常のミッションと同じく敵の旗艦を撃破すれば終了だと思ったものの、ある程度敵を倒してもミッションが終わる気配がなく、さらに奥へ進んで見つけたのは往年のボスであるドブケラトプスが鎮座していたのです。

ここでボス戦になるとは思っていなかったので戦略の立て方が甘かったと悔やみました。機体の進退を繰り返してみると、ドブケラトプスには3つの部位が存在しており、頭部と胸部、そしてコアに当たる腹部をそれぞれ破壊すれば突破できることを確認。尻尾の移動範囲にユニットを動かしてしまうと次のターンには接触して破壊されてしまうため、ユニット配置には細心の注意を払いました。手強い攻撃が飛んでくる頭部と胸部を破壊後、腹部のコアを破壊できた時には「チュートリアルが終わったかもしれない」と感じました。

その後のステージ6を突破し、ステージ7ではフォースの分離や前後に付け替える操作が重要となり、ステージ8ではついにゴマンダーとインスルーが登場。ここまで進んで、ようやくシステム的に敵の最大射程を表示できることにも気付きました。こうしてステージ9まで到達することが出来ましたが、ここまでくるのに何度かミッションを初めからやり直したりしたため体感で10時間以上かかりました。

こうしてステージ9までプレイして感じたのは本作の難しさです。敵の出現パターンも含めて、進軍のリスクは大きく、常に慎重な判断が求められます。恐る恐る進んで敵を制圧できることに快感を覚えます。しかし、初見殺し的な敵の出現パターンもあるために、少しばかりやり直しが前提のような感触もありました。何度もやり直すことが苦でないなら面白く楽しめる戦術SLGであることは確かです。

『R-TYPE』ファンの期待にも応えられるリメイク作となった『R-TYPE TACTICS I・II COSMOS』

プレイレポ段階でありますが『R-TYPE TACTICS I・II COSMOS』は、リメイク作としてグラフィックやUIの2020年代に合わせた新しい形や敵のターンにおける行動の速さなど、2026年発売に相応しい新しさを獲得していました。

TGS2025試遊版での難しさや、ゲームそのものの延期を何度か繰り返していたことから、完成度について不安があったものの、ゲームプレイそのものは面白くテンポも良いために、筆者はここまで面白く仕上がっていたことを嬉しく思います。

敵ターンでの進行速度はかなり早かったため、プレイ中のストレスは小さかった
本作がここまでマウス操作と相性が良いゲームであるとは思わなかった。本作にはニンテンドースイッチ2版も存在するために、他機種でもマウス操作に対応してくれれば、遊びやすさが格段に上がるのでそちらの対応にも期待したいところ
副官も少し攻略をサポートしてくれることが心強い

一方で気になった点もあります。ミッションの途中でセーブした後、途中セーブした箇所へ復帰するまでに、タイトル→コンティニュー→セーブデータ選択→メインメニュー→シナリオ選択→ミッション選択→「ミッションの途中から始める」を選択、という7段階の手順を踏まないといけない事が不満ではありました。ゲームそのものはとても面白く思えたために今後の改善に期待したい部分です。

『R-TYPE TACTICS I・II COSMOS』は、PS4/PS5/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ/ニンテンドースイッチ2版が3月12日に、PC版は6月発売予定。通常版は6,380円(税込)で、PS5/ニンテンドースイッチ/ニンテンドースイッチ2向けのプレミアムボックスは18,920円(税込)です。

ライター:G.Suzuki,編集:Akira Horie》

ライター/ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

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Akira Horie

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