マイクロソフトは6月15日、次世代機Xbox Series Xの登場を契機に導入される「Smart Delivery」に関する具体例を用いた説明と、現在までに確定している対応タイトルを公表しました。
「Smart Delivery」は、対応タイトルを1度(1本)購入するだけでXbox OneとXbox Series Xの、どちらのバージョンもプレイ可能となる仕組みです。マイクロソフトの擁するXbox Game Studios発売の作品は、全てが対応となるのをはじめ、その他においても、パブリッシャーまたはデベロッパーの判断により対応されます。対象となるのはダウンロード販売のデジタル版だけでなく、物理ディスク版も含まれるとのことです。
具体例として以下が挙げられています。
「Smart Delivery」対応具体例
- Xbox One版の『Gears 5』を既に所有している、あるいは「Xbox Game Pass」で利用できる状態の場合、今年のホリデーシーズンにXbox Series Xを入手し次第、ボタンを押すだけでXbox Series X版がダウンロード可能。
- 今年のホリデーシーズンに発売されるXbox OneとXbox Series Xに対応する『Halo Infinite』は、1度購入するだけで最適なバージョンを入手可能。リビングでXbox Series Xで遊ぶときも、寝室のXbox Oneで遊ぶときも、どちらにも適したバージョンを配信。
- Xbox Oneの新規あるいは既存のタイトルの一部は、Xbox Series Xが発売された後にXbox Series Xに最適化される予定。一例として『Cyberpunk 2077(サイバーパンク2077)』を9月17日の発売日に購入した段階ではXbox Oneでプレイすることとなり、ホリデーシーズンにXbox Series Xを購入した場合、互換モードでプレイ可能となる。その後開発元CD Projekt REDが『Cyberpunk 2077』のXbox Series Xに最適化されたバージョン(Optimized for Xbox Series X)をリリースした時点で、追加の支払い無しに無料で自動アップグレードが実施。
「Smart Delivery」対応予定タイトル
- 『Halo Infinite』
- 『Cyberpunk 2077』
- 『Assassin’s Creed Valhalla(アサシン クリード ヴァルハラ)』
- 『Destiny 2』
- 『DiRT 5』
- 『SCARLET NEXUS(スカーレットネクサス)』
- 『Chorus』
- 『Vampire: The Masquerade ― Bloodlines 2』
- 『Yakuza: Like a Dragon(龍が如く7 光と闇の行方)』
- 『The Ascent』
- 『Call of the Sea』
- 『Gears 5』
- 『Second Extinction』
- 『Metal: Hellslinger』
なお、現行のXbox OneでXbox 360互換タイトルを遊ぶ場合と同様に「Smart Delivery」においてもセーブデータの引継ぎが行われます。上記以外にも、対応タイトルはXbox Series Xの発売が近づくにつれ増加していくとのことです。