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『スーパーマリオUSA』の異様な感じを表現したかった―サイケ2Dアクション『Spinch』開発者ミニインタビュー

今思えば確かに『スーパーマリオUSA』はある意味サイケデリックでした。

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『スーパーマリオUSA』の異様な感じを表現したかった―サイケ2Dアクション『Spinch』開発者ミニインタビュー
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Queen Bee Games開発、PC/Mac/海外スイッチ(国内スイッチは今秋)向けに9月4日リリースされたサイケデリック2Dアクション『Spinch』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、カナダのアーティストであるJesse Jacobs氏が手がけるサイケデリックで奇妙な世界を舞台に、超絶敏捷有機生命体とされる謎の生物「Spinch(スピンチ)」が冒険を繰り広げる2Dアクション。プレイヤーはジャンプやダッシュなどのアクションを駆使して、ネオンカラーが特徴的な世界に隠されている自分の子供達を見つけ出すのが目的です。また、自分の子供を弾丸として戦うボスステージも用意されています。日本語にも対応済み。

『Spinch』は、1,520円で配信中





――まずは自己紹介をお願いします。

Jesse Jacobs氏(以下Jacobs氏)本作を開発したJesse Jacobsです。私は主に漫画家として活動しており、これまでにいくつかのグラフィックノベルが世界中で発売されました。イラストやアニメーションの仕事もしていますよ。

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

Jacobs氏3年前、Queen Bee Gamesが私にアプローチしてきまして、ゲームとコラボしないかと言ってきたのです。夫婦である彼らは私の作品のファンで、私の作品がゲームにうまく溶け込むと思ってくださっていました。本作の開発に3年強の時間をかけました。私たちはとても小さなチームで、ほとんどの開発は私とプログラマーのChris Wilson、そしてサウンドコンポーザーのThesis Sahibで行いました。

日本語のロゴを作っていただきました

――本作の特徴を教えてください。

Jacobs氏私たちはアートとして見ていただけるゲーム作りを目指しました。ユニークなビジュアルとサウンドによる体験です。

私の他の作品と同様、芸術性が本作の開発を勢いづけました。ユニークなビジュアルスタイルを活かす面白いステージづくりをし、アートとゲームプレイがバランスよくハーモニーを奏でられるように意識しました。Thesis Sahib(James Kirkpatrick)によるユニークなサウンドも、本作のユニバースに新たな次元を追加しています(彼は日本でツアーも行ったことがありますよ)。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Jacobs氏私の作品はサイケデリックな体験から多くの着想を得ていますし、本作はそんな私の影響が色濃く出た作品です。1960年代後半から1970年代始めにかけて広がった、サイケデリックムーブメントによって生まれたアートから多くの影響を受けました。(ロックのポスター、アルバムカバーなど)

ゲームですと、子供の頃に遊んだものから多くの影響を受けています。カナダでファミコンが発売された頃、私はとても小さかったのですが、成長においてとても有益でした。『スーパーマリオブラザーズ』が大好きで、特に二作目(注:日本で言う『スーパーマリオUSA』)がお気に入りでしたね。この作品の異様な感じこそ、本作で私が表現したいと思ったことなのです。あと、スーパーファミコンで出たディズニーゲームも大好きでした。『ライオン・キング』と『アラジン』です。本作を作るとき、これらの作品の様々なステージデザインを参考にさせていただきました。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Jacobs氏開発への影響はありませんでした。私たちはとても小さなチームで、カナダの様々な場所からリモートで作業をしていますので、ウイルスの影響はなかったのです。

しかしローンチプランの変更はしなくてはいけませんでした。多くの主だったイベントが中止になってしまったので、当初はとても不安でしたが、幸いにも、多くのバーチャル/デジタルイベントに参加することができ、成功したと思っています。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫でしょうか?

Jacobs氏はい、ストリーマーの方々にぜひプレイしていただきたいです。皆さんがいろんな遊び方をするのを見るのは楽しいですし、世界中の人が本作をプレイしてくれるというのも素晴らしいことです。配信でストリーマーの方が楽しむ様子を見て、ぜひ本作を購入していただけると嬉しいです。

――ところで、本作のメインキャラクター(スピンチ)の見た目がとあるインターネット上で流行ったキャラクターに似ているという声もありますが、その存在についてはご存知だったのでしょうか?

Jacobs氏本作がリリースされるまで、まったく知りませんでした。しかしリリースされるとすぐに、多くの人が本作を見て「ホモォ」と言っていることにパブリッシャーが気づいたのです。

もしかしたら彼はスピンチの行方不明の従兄弟なのかもしれません!二人がいつか会う日が来るかもしれませんね。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Jacobs氏読んでいただき、ありがとうございます。本作に興味を持っていただけたなら嬉しいです!本作が日本の皆さんに遊んでいただけるのをとてもワクワクしています!数年前、幸運にも私は日本を訪れることができ、とても素晴らしい体験でした。近い将来、またぜひ日本に行きたいと思っています!

――ありがとうございました。



◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に300を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
《Chandler》

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