ある日の午後Steamストアチェックをしたら暖色系の鮮やかなトップ画像に指し変わっていました。あらやだもうそんな時期?一年経つの早いわぁ……オータムセール!今年はどんなタイトルを買ってはライブラリに積む賽の河原をしようかしら、なんてクリックしたらどうやら様子が違います。
今回はセールではなくフェスティバル。体験版の配信とライブストリーミングに主眼が置かれているようで、これから発売するタイトルのデモ達が綺羅星のごとく並べられています。良いですね!トレイラーにゲーム画面が見当たらないと何とも言えない不安を覚える慎重派な僕にとって、実際に触れて遊べる体験版と言うのは大変ありがたい存在です。
そんな秋の祭典で今回プレイするのはこちら、Kurenaibookが手掛ける2Dステルスアクションゲーム『Fox face kills!』です。どんなゲームなのでしょうか。Steamストアの説明文を引用すると以下の通り。
『狼』と呼ばれる怪奇現象にさらわれた女性たちを助けるため、狐面の男はひとり廃都へと侵入する。1ステージごとに狼にみつからないようにギミックを利用して敵を倒しながら進んでいくステルスアクションゲームです。
狼なる不届きな連中から女性たちを救い出すというシンプルな筋書き、いったいどんな可愛いヒロインがいるのか気になってしょうがありません。早速プレイしてまいりましょう。
本編:狼に見つからないよう隠れて倒せ!
タイトル画面で適当にキーを押して回っていたら銃を発砲しました。連打するほど連射。これで敵を撃ち殺せというわけですね。狼を狩る狐が銃を撃つステルスアクションゲームといえば……。
つまりこういうことですか。すべてわかりました。本編へまいりましょう(瞳孔が開ききった表情)。
お洒落なタイトル画面を抜けると心地よい調べがBGMの世界にやってまいりました。水色の建物が清涼感を感じさせ、夏の空に透けるソーダ瓶といった具合です。
とりあえずキーボードのWASDを押して移動を試みますが動けず、戯れにXキーを押したら上方へ飛びました。僕が行きたいのは前方です。
と、思ったら矢印キーで動けました。よく見れば画面上部に説明画像も表示されて大変わかりやすい。
案内に従って右へ進んでいくと次々と新しい説明が表示されていきます。
敵を倒すには、自販機などのオブジェクトを用いて姿を隠しながら鎖で「狼」を絞め殺せということでした。
こっち方面の倒し方でしたか。絞殺だから描くべきは三味線屋の方ですよね。何の話だ。
ところで狼に見つかるとこのように開眼(?)マークが表示され、主人公は金縛りにあってしまいゲームオーバー。中間セーブポイントは存在せず、泣いても笑ってもステージの最初からやり直しになります。
とはいえ、慣れてくるとどんどん手早く狼を殺めることができるようになっていくので大丈夫。
狼を倒すとぴょこぴょこ跳ねる頭蓋骨が取り残されます。これは拾うことができ、しかもゴミ箱に捨てられます。現時点ではこれがどういうボーナスに繋がるのかはわかりませんが、とりあえずどんどん捨ててこの街を清潔にいたしましょう(啓蒙99)。
なおこのゴミ箱(本当にゴミ箱なのでしょうか……?)でしゃがみ操作を行うと缶を拾えます。この缶(本当に缶なのでしょうか……?)は投げるとカランカランと音を出して、範囲内にいる狼の注意をひきつけることができます。
そこを背後からギュッと絞めていきます。
ちなみにゴミ箱の裏で缶を投げる操作をすると無限に繰り返すことができます。画像は次々と現れてはカランカラン鳴り続ける缶の群れです。
自販機に隠れて狼をやり過ごせるように、建物の扉もまた敵の視界を遮るオブジェクトとして使用できます。画像のように扉を挟んで向こうに敵がいる場合は、しゃがみとキー操作で音を鳴らしてこちらに注意をひきつけることが、
できませんでした。まさか敵が扉を開けてくるとは思わなんだ。
なので二回目はむしろこちらから先にドアを開けて気付かれる前に銃で鉛球をお見舞いします。
このように絞めては撃ち殺す見敵必殺を繰り返していくうちにステージ1をクリア。慣れれば一分もかからないサクッとしたプレイが楽しめて、ちょうどよいボリュームですね。
体験版の時点で、操作が慣れていくほどに狼を秒殺できたことから、おそらくRTA的な楽しみ方もできる予感があります。もちろん実際の製品版がリリースされるまでは、どのような進行になるのかはわかりませんが……。もし興味を持った方がいれば、この機会にぜひデモ版をプレイしてみてください。
タイトル: 『Fox face kills!』
対応機種:PC(Steam)
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日:2020年11月3日発売予定
記事執筆時の著者プレイ時間:1時間
価格:未定(体験版無料)