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『リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト』CBTプレイレポ―コントローラーでプレイするような新感覚MOBA

ライアットゲームズの『LoL』のスマホ版とも言える『リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト』のCBTプレイレポをお届けします。

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『リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト』CBTプレイレポ―コントローラーでプレイするような新感覚MOBA
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ライアットゲームズが開発・運営する基本プレイ無料のMOBA『リーグ・オブ・レジェンド』。本作のスマホ版とも言える『リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト』(以下ワイルドリフト)が、10月8日よりクローズドベータテストを開始しました。本稿ではPC版と同作にどういった違いがあるのか、プレイフィールを中心にお届けします。

先日はメディア向けブリーフィングの内容をお届けしましたが、その際には割と駆け足気味での解説だったこともあり、実際のゲームプレイや『ワイルドリフト』独自のシステムなどに関して、詳細な点までは触れられませんでした。そこで今回は、実際に筆者がプレイしてそういった部分をご紹介していきます。

チュートリアルはより門戸を広げる方向に



まず、ゲームを起動するとチュートリアルが自動的に開始。慣れ親しんだプレイヤーであればスキップもできますが、操作性も違うためひとまずプレイしてみると、直感的に触れられるUIというだけでなく、シンプルかつわかりやすいようにチュートリアルが構築されていることに気が付きました。通常であれば一気に説明がされてしまいそうな点も、1つ1つ手順を追うようにチュートリアルを進められます。

具体的には、AAの撃ち方だけでなくスキルの取得と発動がそれぞれ分かれており、さらに「次はこういうスキルを使ってみよう!」という感じで、やる前に説明がきっちりと行われるといったように、非常に丁寧な作りで初心者にはかなり受け入れやすいのではないかと感じました。チュートリアルが終了するとそのままAI戦へ行きますが、チャンピオンはレベルアップでもらえるものに加え、フリーチャンピオンも使えるので安心です。

「お馴染み」とはちょっと違うサモリフ


AI戦でマッチングした後、今回筆者がピックしたのはマルファイト。


ゲームが開始すると突然カメラが回転し、従来で言うトップレーンは下側に。これが今回の自陣が常に左下に固定になるシステムです。前置きしておくと、『ワイルドリフト』では従来のトップ/ミッド/ボットというレーンの呼び名がソロ/ミッド/ボットと一部置き換えられています。初期状態ではレーンのインジケーターが出るため、画面を見ていれば行く場所を間違えることはありません。今回、筆者はレッドサイドだったため回転しましたが、ブルーサイドの場合はお馴染みの配置でプレイ可能です。

それともう1点気になったところとしては、AI戦でもジャングルが機能するようになったこと。今回筆者はソロレーンだったため気が付けたというのもありますが、『LoL』ではトップレーンに2人来る2-1-2の構成になっていたはずですが、待てど暮らせど対面には1キャラしか現れません。これも現実に即した大きな変更と言っても過言ではないでしょう。

アイテムはクイック購入があるため、事前に設定(今回の場合は初期設定)されたアイテムの順番で、所持ゴールドに応じて素材となるアイテムなどをサクサクと購入していけます。一方で、自由に購入したければショップのボタンをタッチして自身で選んでの購入もできますが、ある程度固定されたビルドであれば素早く購入を済ませることができるのは驚きでした。


PC版と比べて、昔のサモナーズリフトに近いものの、少しずつ何かが違うといった印象を受けます。全体的にマップも小さくなっているため、移動速度は体感ですが結構速く感じます。また、PC版ではすでにお馴染みとなったスクライヤーブルームなどはなく、ハニーフルーツはレーン上に出てくるといった点は大きく変わった部分でしょう。

高品質なモデルが『ワイルドリフト』にはある



チャンピオンピック画面では自身が選んだチャンピオンが3Dモデルで表示。このモデルがかなり美しく、キャラクターをより生き生きと見せています。さらにゲーム内でもきれいなモデルが軽快に動き、躍動感を感じます。

特に移動に関しては、PC版ではオプションの移動予測のON/OFFどちらにも移動時に若干のラグを感じることがありましたが、本作ではそういった感覚は一切ありません。キャラクターを左右に切り返してもキャラクターの位置が飛ぶこともなく、きびきびと切り返しをしてくれるところは個人的に嬉しいと感じたポイントです。


また、今回のCBTはiPhoneでプレイしていますが、動作が軽いにもかかわらずグラフィックのレベルはかなり高いように思います。エフェクト類も設定を弄らずデフォルトのままでプレイしていますが、PC版と遜色ない印象で、アルティメットスキンをはじめとするエフェクトの美しいスキンがどこまで表現されるのか楽しみです。

コントローラーで『LoL』をプレイしたら、に近い



『ワイルドリフト』はかなりPC版『LoL』に近い部分はありますが、ブーツエンチャントに移行したため消えたアイテムも存在。ゾーニャの砂時計やソラリのロケット、クイックシルバーサッシュとその派生先のマーキュリアルシミターがアイテムとしては存在せず、全体的にアイテムがすっきりとしています。PC版と比べるとアイテムだけでも違う点は多々ありますが、良い言い方をすれば、シンプルなアイテムビルドができるようになったと言い換えられるでしょう。


また、テレポートもブーツエンチャントに移行されたため、テレポートを必要としていたロールはサモナースペルの選択肢が増えました。一方でテレポートを持てなかったロールも持てるようになるという「オプション」扱いになった部分も、今後、戦略的には大きな意味を持つことになりそうだと感じました。


操作感は、やはり画面をタッチしてプレイしていく従来のMOBAと比較して、コントローラーでより直感的に操作がしやすくなった部分において、非常にプレイがしやすいと感じています。一方で、単純に筆者が苦手というだけだったり設定を詰めていないというのもありますが、ロックオンなどの対象指定は操作がしにくいと感じる部分もありました。

ただ、それもキーボード・マウスでのプレイと比較してであって、コントローラーでプレイすると考えた場合は非常に操作感も良く、画面に表示されるボタン数や位置、反応などを考えても、かなり操作性が高いと感じました。

『LoL』の系譜にある『ワイルドリフト』



『LoL』のモバイル/コンソール向けということもあり、機能がかなり削られたりプレイフィールが落ちてしまうという想像をしていましたが、逆にPC版と比べて初心者がプレイしやすいような環境になっており、驚きの連続でした。操作感やプラットフォームの違いから来る部分が追加機能や修正できっちりとカバーしてあり、プレイしにくいどころか、何も考えずいつも通りプレイができてしまうという意味でも、実質的に『LoL』というイメージが自分の中では強く出ています。

もちろん『LoL』には及ばない部分もたくさんありますが、モバイル/コンソール向けという意味では、より門戸を広げ、誰もが楽しくプレイできる環境が整っていると言っても間違いではないぐらい、ハイレベルに仕上がったタイトルだと感じました。
《kuma》

kuma

作詞家/作編曲家/元Esports競技勢。FPS、アクションRPG、シミュレーター系が主食。ハードウェア・ソフトウェアレビュー、インタビューなどをやっています。

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