気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Vaka Game Magazineとカナヲ氏開発、PC向けに6月30日に早期アクセスが開始されたドラゴン娘育成ローグライト『DRAPLINE』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、世界の終わりを阻止するため、神竜と呼ばれるなんでも食べるドラゴン娘を1年間で育て上げるローグライト育成ゲーム。早ければ約1時間でエンディングを迎えられるコンパクトな作りであり、様々な育成方針やビルドを試しながら周回プレイを楽しむことができます。プレイレポも掲載中。
『DRAPLINE』は、1,200円で早期アクセス配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
カナヲ カナヲです。現在は個人でインディーゲームを開発しています。
主にRPGやシミュレーションゲームなど、ひとりでこつこつ遊ぶゲームが好きですが、一番好きなゲームを選ぶなら『世界樹の迷宮』シリーズです。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
カナヲ 本作は育成シミュレーションゲームですが、その育成対象が「なんでも食べるドラゴン娘」というのが大きな特徴です。
ただ訓練や教育をさせて育てるのではなく、なにか特徴的でキャッチーな方法で育てるゲームにしたいというところを色々模索した結果、「なんでも食べて強くなる」という要素にたどり着いたんです。そこからは「なんでも食べるような強い存在といえばドラゴンだろう」「なんでもと言ったからには食べ物じゃないものも食べられたほうが面白いだろう」と、芋づる式にアイデアが出てきました。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
カナヲ 主に『プリンセスメーカー』や『ウマ娘 プリティーダービー』、『モンスターファーム』などの育成シミュレーションゲームは理想形として大いに参考にしています。また育成シミュレーションではありませんが『Rance X -決戦-』のゲーム性からも大きな影響を受けました。
世界観やBGMの雰囲気としては『アトリエ』シリーズの影響もありますね。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
カナヲ 開発初期はキャラクターの頭身がもっと高く真面目な雰囲気でしたが、それだと「ドラゴン娘がなんでも食べる」ことのゲームとしての面白さやなんでもあり感が弱く、いまいちしっくり来ていませんでした。食べちゃいけないものを食べる行為がいちいち重苦しく見えすぎてしまうというか……。
そこで試しに頭身を落として絵柄をガラッとポップにしてみたところ、絵柄に引っぱられるように世界観も(いい意味で)不真面目になったんです。この世界観の不真面目さには、開発中何度も助けられました。
――早期アクセス開始後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
カナヲ ひと息にSteam実績をコンプリートするまで遊んでくれたという方をけっこうな数見かけたのが嬉しくも想定外でした。
もちろん早期アクセス開始直後ということもあり、ゲーム全体のボリュームは正直まだそこそこだという自覚はあるのですが、それでも高難易度のチャレンジボスの撃破が条件の実績などもあるのでコンプリートは簡単ではない……はずです。
隅々まで遊びつくす勢いでプレイしてもらえたことがとても嬉しいと同時に、まだまだボリュームが欲しいという無言の圧なのかもしれないと気を引き締めています……!
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
カナヲ より多くのボスやスキル・アイテムを追加し、ゲーム中でとれる戦略の幅を広げていきたいです。 毎回定期的に発生するボスの種類を増やすのはもちろん、それ以外のタイミングで任意で挑戦できるイベントやチャレンジボスなども考えています。
総じて、1周で得られる体験や育成の方針が毎回しっかり変わるというところを目指していきたいですね。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
カナヲ OKですし、大歓迎です!人によって育て方に偏りが出るゲームなので、ぜひみなさんの育成が見たいです。
――最後に読者にメッセージをお願いします。
カナヲ 早期アクセスが始まると同時に、事前の想像をはるかに超えるくらい多くの方に遊んでもらえて、本当に作者としてこれ以上嬉しいことはありません。
しかし本作はまだまだここから正式リリースに向けてアップデートを重ねていくものでもあるので、より一層気を引き締めて開発に臨まねばという思いでもあります。
引き続き『DRAPLINE』をよろしくお願いします!
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に700を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。








