気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、BRUTE FORCE開発、PC/Linux向けに12月5日にリリースされたアクションRPG『Crumble』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、カラフルな空間をスイングでとび回る3Dアクション。キャンペーンモードのほか、最大4人でのローカルマルチプレイヤーやオンラインリーダーズボードも搭載しています。記事執筆時点では日本語未対応。
『Crumble』は、1,499円（12月12日までは15%オフの1,274円）で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Matthieu Houllier氏（以下Houllier氏）こんにちは。本作のソロデベロッパーであり、24歳のMatthieu Houllierです。本作は舌を使ったグラップリングシステムを搭載した、スライムのように動き、ボールのようにジャンプし、スパイダーマンのようにスイングできる新作3D物理アクションです！
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか？
Houllier氏元々本作はLudum Dareというゲームジャムのための作品でした。わずか72時間で開発したのですが、これが大成功を収めたのです。私はこれを自分のデビュー作として開発することとし、それから2年の難しい開発の後、ついにリリースできました。本作の開発にはUnityとBlenderを使用しましたが、どちらも私のようなインディー開発者にとっては素晴らしいツールです。
――本作の特徴を教えてください。
Houllier氏プレイヤーはスライムを操作し、舌を周りの環境にひっかけ、めちゃくちゃなスピードで鮮やかで楽しい空間をとび回るのです。本作ではスピード感と物理演算に力を入れており、クリア目前になると周りが崩れていくなんていうステージもありますよ。
――本作が影響を受けた作品はありますか？
Houllier氏本作の開発において、影響を受けたゲームはたくさんあります。いくつかあげると、『Iggy's Reckin' Balls』『ソニック』シリーズ、そして『Clustertruck』です。どれも独特なシステムを搭載しており、素晴らしい作品です。『Iggy's Reckin' Balls』からはもちろん舌を使ったアクションが影響を受け、『ソニック』からはスピード感と身軽さ、『Clustertruck』からは次々と周りが崩れていく時の素早い展開が影響を受けています。
――本作の日本語対応予定はありますか？有志翻訳は可能でしょうか？
Houllier氏多くのプレイヤーは何も読まなくても本作を楽しめるとは思いますが、メニューは多くの言語に対応させたいと思っています。もしお手伝いしていただける方がいましたら、メールでご連絡ください。
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか？
Houllier氏新型コロナには個人的に影響を受けたので、開発にも影響があったと言えるでしょう。それでも、ゲーム開発を続けられたことには感謝しています。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫でしょうか？
Houllier氏配信も収益化も、100%OKです。ぜひ皆さんにしていただきたいですし、私も楽しいので可能な限りたくさん視聴したいと思っています。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Houllier氏本作のことをシェアしていただいたり、本作を購入していただいたすべての方に感謝を申し上げたいです。もし本作のことを知らなかったのなら、楽しいのでぜひ遊んでみてください。後悔はさせません。たくさんの人に遊んでいただけているのをとても嬉しく思っています！
――ありがとうございました。
◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に300を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
