気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Michał Kubas氏開発、PC向けに11月4日にリリースされたジオラマ作成ツール『Outside the Blocks』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、目標やプレッシャーなしに自由に楽しめるジオラマ作成ツール。地形を形作ったり、モジュール式の建築ブロックで建物を組み立てたり、装飾を施したりすることが可能。天候やライティングを変更し、内蔵のフォトモードで完成したジオラマを撮影、フレンドやコミュニティと共有することもできます。記事執筆時点では日本語未対応。
『Outside the Blocks』は、1,700円(1月6日までは20%オフの1,360円)で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
Michałこんにちは!Michałです。ポーランド出身のソロゲーム開発者で、『Outside the Blocks』を作りました。
ゲームに関して、特定の「一番好きな作品」があるわけではありませんが、特にサンドボックス系のゲームが好きですね。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
Michał『Outside the Blocks』は、いわゆる「ゲーム」というより、創作ツールに近い作品です。特に私が誇りに思っている機能はレイヤーシステムで、同ジャンルの他のゲームと比べても、より奥深い表現力と細かなコントロールを可能にしています。
あえて一つだけ最も際立った特徴を挙げるとすれば、ビジュアルの完成度です。このジャンルの中で、これほどリアルなジオラマを、しかも直感的で使いやすい形で制作できるゲームは他に知りません。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
Michałもちろんです!他にもいくつか似たゲームがありますが、一番大きなインスピレーションを受けたのは『Townscaper』でした。この作品は、レベルエディットが非常にシンプルで、まるでおもちゃのような感覚に落とし込んでおり、それでいて十分にパワフル、かつプレイヤーにとって楽しい体験を生み出せるということを教えてくれました。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
Michał間違いなく、初めてプレイテスターたちに本作を送った瞬間です。正直に言うと、録画されたプレイ映像の中には見ていてかなりつらいものもありました。自分にとっては当たり前だと思っていた部分で、プレイヤーたちが苦戦しているのを見るのは大きな衝撃だったのです。
この経験は、ユーザビリティやプレイヤー視点について本当に多くのことを教えてくれました。その舞台裏のプロセスに興味がある人のために、Steam上に詳しい記事(英語)も書いています。
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
Michałフィードバックの多くはプレイしやすさ改善に関するもので、これには本当に感謝しています。提案の多くが、本作をより良くすることに直接つながりました。
もちろん、それ以外にも「もっとコンテンツを増やして欲しい」「新しい装飾セットを追加して欲しい」という声も多く寄せられており、とても励みになります。
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
Michałまだ完全には決めていません。リリース後の数か月はとても慌ただしく、主にバグ修正や、プレイヤーの皆さんから報告された緊急性の高い問題への対応に集中していました。もう少し状況が落ち着いてきたら、次のステップをより明確に計画できるようになると思います。
――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能ですか?
Michał現時点で本作は多言語翻訳に対応していません。将来的にきちんとサポートできるよう、まず私の方で内部構造を整理・再構築するための時間が必要ですね。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Michałはい、もちろんです!私のゲームを配信していただけるというのは本当に嬉しいことです!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Michał日本にはジオラマを心から愛している人がたくさんいると思っています。このゲームが、そうした情熱を表現するための小さくても意味のあるツールになれたら嬉しいです。ご興味を持っていただき、そして応援していただき、本当にありがとうございます。
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に900を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。








