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誰もが最初からスターじゃなく僕らと同じ人間だった―さらにリアルになったPS5版『NBA 2K21』の再現度の高さとNBAをもっと楽しむ秘訣を若き伝道師に訊く

NBAの魅力を独自の観点で伝えるYouTuber・バンバさんにPS5版『NBA 2K21』をプレイしてもらい、NBAを深掘りする様々なお話を伺いました。

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誰もが最初からスターじゃなく僕らと同じ人間だった―さらにリアルになったPS5版『NBA 2K21』の再現度の高さとNBAをもっと楽しむ秘訣を若き伝道師に訊く
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北米で展開する世界最高峰の男子プロバスケットボールリーグ「NBA」。バスケファンでなくとも、レジェンドであるマイケル・ジョーダンコービー・ブライアントといった名前は耳にしたことが一度はあるはずです。最近では八村塁選手の活躍などもあり徐々にその注目度は高まっているといっても過言ではないでしょう。

平均身長2メートル、驚異の身体能力と絶技テクニックを持った超人たちが凌ぎを削るNBAの魅力を独自の観点で伝え、ファンを増やし続けるYouTuberがいます。11月にチャンネル登録者が10万人を超えた「Ballin' with Bamba【ボーリンウィズバンバ】」を配信するバンバさんです。

動画ではNBA選手のスーパープレイや最新のリーグ動向ではなく、スターになるまでの苦難の道、人間としての魅力にフォーカス。バスケは「スラムダンク」しか知らない!という編集部員でも思わずチャンネル登録してしまう、超人的な選手たちを等身大の人間として感じさせるエピソードで人気を集めています。

今回、シリーズ累計で9,000万本以上を売り上げ、世界で最も売れているNBA公認のバスケットボールゲーム『NBA 2K21』のPS5版発売を記念しタイアップ企画を実施することになった編集部では、単純にグラフィックやフィジックスの進化だけでなく、ゲームをさらに楽しむためにもNBAそのものをもう少し深掘りしたいということでバンバさんにインタビューを打診しました。

『NBA2K21』日本語公式サイト

そもそも『NBA 2K』シリーズはプロのバスケットボーラーもプレイしているのか?なぜNBAに熱狂する人がいるのか?少しハードコアゲーマーから縁遠い世界のようで、「誰もがみんなと同じ人間だった」とバンバさんが語るNBAのプレーヤーのエピソードなどを通じ、本作の魅力をさらに掘り下げていきます。多くのNBAの試合を見ているバンバさんの目に本作はどう映るのでしょうか?今日本で最もホットな期待の日本人選手・八村塁選手(2019年のNBA「ワシントン・ウィザーズ」ドラフト1巡目全体9位)についても色々と伺いました。

PS5版とPS4版を比較!『NBA 2K21』は次世代機でどう変わった?

NBAの伝道師・バンバ23歳のルーツ

――まずは、バンバさんのこれまでの経歴やNBAに興味を持つようになったきっかけを教えてください。

バンバさん(以下バンバ)現在23歳で、両親の仕事の都合で5歳までベトナムに住んでいましたが、日本に戻ってから漫画「スラムダンク」の影響で中学・高校はバスケ部に入りました。

ただ、やり始めの時はバスケが下手で、シュートが入らなくてやる気をなくしてしまい、サボって秋葉原のゲームセンターに入り浸ったり、家でゲームを遊んでばかりいたんです。有名なアクションゲームやRPGなどなど、同年代がプレイするゲームは一通りプレイしていました。コアゲーマーの皆さんには敵わないでしょうが、中学時代だけで普通の人の一生分はゲームを遊んだかもしれません(笑)。

流石にそれを見かねた母が息子(バンバ)の将来を心配し、BSで放送していたNBAのダラス・マーベリックス対マイアミ・ヒート戦を録画して勧めてくれたんです。それまでバスケは“シュートは外してナンボのスポーツ”だと思っていたんですが、その試合でシュートがバンバン入るのを見て「こんなに入るのっ!?」と感動したんです。そこからは改心してバスケに打ち込みました。

――YouTube配信を始めたのはなぜですか?

バンバ大学ではビジネスを学びましたが、自分が本当になりたいものは映画監督なのだと気づきました。そこで、映像を本格的に学ぶために2019年にアメリカ・ロサンゼルスの大学に留学し、その年は八村選手のドラフトがかかった日本バスケにとって歴史的な年ということということもあり、現地での彼の活躍をファン目線から伝えたいと配信を始めました。パートナーのロイと出会ったのもこのロサンゼルスでのことです。

バスケがずっと大好きでしたし、アメリカで本場のNBAの試合を観る機会も増えたので、その魅力を伝えたかった。僕もそれまでNBA選手に対して、「遠く離れたアメリカでプレイする平均身長2メートルの超人」というイメージがありましたが、彼らは最初からスターだったわけじゃない。“バスケットの神様”と言われたマイケル・ジョーダンだって、ドラフト3位指名でしたからね。

スターたちの葛藤や努力など人間的側面が伝われば、日本で勉強や部活、仕事を頑張っている人に勇気を与えてくれると思い、プレイ以外の側面からバスケを、NBAを好きになってもらえるきっかけになればと思ったんです。

激動の2020年だったNBAを振り返る

――2020年のNBAは、新型コロナ、コービー・ブライアントの逝去など、色んな影響を受けたと思いますが……。

バンバ2019-20シーズンこれまでとは全てが違ったシーズンでした。とくにコロナによる無観客試合とコービー・ブライアントの逝去は大きな影響を与えたと思います。

選手も家族がいますから、接触による感染リスクがある試合に出るモチベーション維持は難しかったようです。出場を断る選手もいましたし、試合は無観客で行われたのですが、その結果ホーム・アウェーの差がなくなったんです。やはり、ホームだとファンの声援を受けて実力以上の力を発揮するチームもある。そのアドバンテージがなくなって大接戦の試合が増えました。

日本でも大きく報じられたコービーの存在は僕にとっても本当に大きな存在でした。チャンネル紹介する選手達にとっても、それは大きな出来事で、彼らを語るために、8割くらいの動画でコービーを語る必要がありました。それだけ多くの選手がコービーを目標にし、アドバイスを受けて成長したなど影響を受けていた証ともいえるでしょう。彼は昨日の自分と常に戦い続け、マイケル・ジョーダンに最も近づいた努力の鬼です。

高校生の時にドラフト13位で指名されてからチャレンジだらけの人生。生まれつき才能があったわけではなく、バスケの神・ジョーダンに近づくなんて無理だと言われても努力で評価を覆してきました。それこそ、今シーズン優勝した彼が所属していたロサンゼルス・レイカーズの優勝はコービーの逝去が奮起するきっかけになっていたりなど、彼が自身の生き様を通じて遺した「絶対にあきらめず、日々成長し続けろ」というレガシーは、今もなおコートで戦うNBA選手に息づいています。

――八村選手の活躍も話題ですが、ゲーマーからすると正直そのすごさがあまりピンときていないところもあります。八村選手がこれほどまで注目される理由はどこにあるのでしょうか。

バンバ日本人初のNBA選手となった田臥勇太選手(2004年)の時代から大分時を経て現在NBAには2人の日本人選手がいます。日本人2人目のNBAプレーヤーである渡邊雄太選手(2018−2020年)、そして2019年にドラフト1巡で指名された八村塁選手です。まだ3人しか日本人が在籍できていないというだけで日本人にとってどれだけハードルが高いのか少し理解いただけるかもしれません。

八村選手は、同じ日本人という色眼鏡なしに見てもすごい結果を出しているんです。昨年2019-20年のルーキーシーズンでは、その年のトップルーキー10人に名を連ねました。日本人選手としては前代未聞の快挙ですし、シーズン途中で怪我していなければ、ベストルーキー5に入っていたのでは?と思っています。今年(2020-21シーズン)は昨年以上の活躍が期待されています。

また、2年目にしてチーム内では3番手を担っており、このまま成長すれば、NBAのトップ5プレーヤーに常に名を馳せるカワイ・レナード選手のようになれると評価されています。身長の高さ、腕の長さ、手の大きさなど共通点が多い事から比較されることが多いのですが、そもそも比較対象となっている時点ですごすぎます。伝わってほしい、このスゴさ。

反対に、同じ日本人の渡邊選手は試練の時です。ドラフト外になりながらもNBAのコートに立ち、今年2020-21年のシーズンはトロント・ラプターズとキャンプ契約を結んだのですが、ロスタースポットを巡る激しい競争に打ち勝たなければなりません。しかし、あの八村選手よりも身長が高く、走力があり、ディフェンスにも一歩も手を抜かない日本人らしいバスケで世界最高峰のNBAにまで登ってきました。誰よりも努力家である渡邊選手が活躍すると個人的には本当に胸が熱くなります。

――選手のエピソードを伺っていてもやはりNBAにドンドン興味が湧いてきますね。さてNBA公認の『NBA 2K』シリーズですが、実際に選手はプレイしているのでしょうか?

バンバ遊んでいる選手は多いです。現・NBA最速の選手と言われ、日本が大好きなことでも知られるサクラメント・キングスのディアロン・フォックス選手は、『NBA 2K』をプレイして上手くいったプレイを実際のバスケ部での練習中に試したり、上手くいかなかったプレイを試合では控えたりしていたそうです。

これから最優秀守備選手の常連になると目されている、メンフィス・グリズリーズのジャレン・ジャクソンJr.選手も、相手の選手のシュートブロックのタイミングを『NBA 2K』で学んだと言っています。八村選手も中学生の頃から遊んでいますし、あのNBAの選手達がゲームからバスケを学んだというのは僕たちプレーヤーにとっても親近感が湧きますよね。

あと、『NBA 2K』は選手ごとにレーティングがあって、実際の活躍に連動して評価が毎シーズン変動するじゃないですか。「自分の評価に満足していない選手が『NBA 2K』のレーティングをアップさせるのをモチベーションにしている」とジョークを飛ばしたり(笑)それくらいNBAに深く根付いているゲームといえるでしょう。

実際にプレイしたら、ゲームとシンクロしてしまうバンバさん

――ここからは『NBA 2K21』のPlayStation 5版を実際に遊んでもらいますが、シリーズは遊ばれたことはありますか?

バンバ最後に遊んだのが『NBA 2K18』(2017年)でした。3シーズン振りですが、次世代機版ということもあってかめっちゃリアルになっていますね!選手のルーティーンやクセまで再現されているのはヤバいですね。選手のスーパープレイで観客が沸くシーンも本当にNBAの試合を見ているようです!

ゲームとシンクロして体が動きだすバンバさん

――ダラス・マーベリックスのファンなんですよね?

バンバ今年3年目の選手なんですけど、ルカ・ドンチッチ選手を推しているんです!今のNBAの顔は『NBA 2K』シリーズでもカバーを飾ったことがあるレイカーズの“キング”レブロン・ジェームズ選手ですが、その次はドンチッチ選手の時代が来ると言われています。

スロベニア人の彼は、身体能力ではなくテクニックで勝負する選手。アリウープ(※)みたいなド派手なプレイはないんですけど、目でフェイントを入れるとか良い意味でセクシーなプレイを見せてくれます。

アリウープ:空中でボールをキャッチし、そのままシュートを決める華麗なプレイ。次世代機版『NBA 2K21』ではシリーズで初めて「接触しながらのアリウープ」も実現している。

今年のMVP候補なのですが、もし選ばれたら史上最年少記録を更新する事となり、非常に注目されている選手の一人です。あれ?ドンチッチ選手を走らせ続けていたら、コントローラーのトリガーが重くなってきました……。

――お!PS5版では「DualSense」のアダプティブトリガーという機能で、選手のスタミナ消耗に対応していてトリガーが重くなるんですよ。

バンバそんな機能もあるんですね……。ゲームだからって無茶苦茶走らせるとちゃんとフィードバックされるのは驚きです。

――それにしても、NBAはアメリカ国籍の選手がメジャーだという印象がありましたが、欧州の選手の活躍も増えているんですか?

バンバ実はすでにアメリカ一強の時代ではありません。確かにNBAは世界最高峰のバスケットリーグなのですが、「FIBAバスケットボール・ワールドカップ2019」で優勝したのはスペインです。アメリカは途中でフランスに負け7位に終わりました。アメリカの選手は基本的に我が強く、「俺が決める!」といったような身体能力に頼った選手が多い。反対に欧州の選手はチームプレイを大事にする訓練を受けてきているので、パス回しなどアメリカの選手が得意としていない部分のプレイが上手いんです。

左がPS5版、右がPS4版。PS5版の方はローディング時間がほとんど感じられず、カメラアングルはより本物らしさが高まっており、PS4版と比べて臨場感が大幅に向上している

――現役選手に目が行きがちですが、『NBA 2K』にはレジェンドも登場します。「マイチームモード」では過去から現在に至るNBAのレジェンドプレイヤーたちが揃った選手カードをコレクションして理想のチームが作れますが、やはり選手のバックボーンなどが分かるとチームビルディングが楽しくなりますよね。バンバさんが夢のチームを作るとした場合のオススメ選手をユニークなエピソードとあわせて紹介してもらえますか。

NBA 2K21』のカバー選手、ザイオン・ウィリアムソン選手

バンバ次世代機版『NBA 2K21』の顔を任されたザイオン・ウィリアムソン選手は、次のレブロンになると言われています。ドラフト1位で指名され、今年はまだ2年目で確かに実力はあるんですが、誰もが「ザイオンと言えば、あのシーンだよね?」というようなモーメントはまだNBAで残せていないのに、リーグ全体からの期待値が本当に高い選手。次世代機版『NBA 2K21』のカバーになった時は、「もう彼にNBA 2Kの顔をあげちゃうの?」と周囲がざわつきました。NBAがリーグをあげて次のスターにしようとしている、イチオシの選手ですね。この期待に応える実績を残せるかに注目が集まります。

130キロ超ポッチャリからNBANo.1センターに登り詰めたニコラ・ヨキッチ選手

あとはセルビア人のニコラ・ヨキッチ選手。レーティングが90を超えるとスーパースターレベルなんですけど、彼は91を超えてもおかしくないくらいの実力者ですね。NBAのNo.1センターで、今一番魅せるパスが上手なビッグマンです。若い頃はコーラを1日3リットル飲んで130キロを超えていたんですが、母国セルビアを離れアメリカに向かう際にコーラにサヨナラを告げ、NBAで輝き出しました(笑)。

歴代最年少MVP受賞のデリック・ローズ選手

2011年に歴代最年少MVPを受賞したデリック・ローズ選手は、深刻な怪我にずっと苦しみ、ファンからも忘れられそうになった時期もありました。ですが、2018年に見事完全復活を果たし、かつての自分でも達成できなかった1試合で50得点を叩き出し、全NBAファンを泣かせたというエピソードがあります。彼の絶望的な怪我から何度も立ち上がる姿に共感し、いまだに根強いファンが多い選手です。

NBAの戦術を変えたスリーポイントシュートの名手ステフィン・カリー選手

歴代最高のスリーポイントシューターです。彼が現れたことでどのチームもスリーポイントが得意な選手を重宝するようになり、それだけでなくNBAの全チームが以前とは比べ物にならない数のスリーポイントを打つようになりました。バスケを変えてしまった男とも言えますね。

歴代No. 1のオフェンス能力を持つジェームズ・ハーデン選手

クリスマスが近づいてきましたが、特徴的な髭から通称・サンタさんと親しまれるジェームズ・ハーデン選手は、あのマイケル・ジョーダンよりもオフェンス能力においては上だと言っても過言では無い選手です。

“バスケの神様”マイケル・ジョーダン

やっぱり、別格ですね。ゲーム内でも2年目にして91のレーティングなんて普通ありえないですよ!

全盛期だと97、98、99と毎年1ずつ上がっていますね。100で良いんじゃないですか!?それくらい実力がぶっちぎりな能力をもった選手でした。年齢的に身体能力がピークを越えたはずの33歳でも99を維持しているので本当に神様ですよね。

「スラムダンク」主人公・桜木花道のモデル!?デニス・ロッドマン

NBA屈指のリバウンダーでした。マイケル・ジョーダンと同じチームにいたことから、ジョーダンが流川楓で、ロッドマンが桜木花道に見立てられているんじゃないかとファンの間では語られています。

――ちなみに次世代機版『NBA 2K21』には「マイチーム クロス・プログレッション」と「VC ウォレット共有機能」というものも搭載されています。

バンバそれはどういう機能なんですか?

――端的にいうと、マイチームの進行状況を同系列の次世代機版であればそのまま引き継ぐことができ、さらにゲーム内通貨についてもそのまま次世代機版で使うことができるというものです。

バンバなるほど……。PS5が欲しいのですが、やはり手に入れられてないので、今からPS4でプレイを始めて、手に入ったらPS5でそのまま進行状況やゲーム内通貨を引き継いでプレイすることもできるわけですね!

――そんなスーパースター達とゲーム内で一緒に共演でき、オリジナルのNBA選手を育てられるのが「マイキャリアモード」です。育成だけじゃなくて、高校生から始まるオリジナルドラマも楽しめますし、美麗なグラフィックで、映画のようなバスケットボール選手としてのサクセスストーリーを体験できます。

バンバマイキャリアモードは、コツコツと試合で活躍して経験値を得ることで選手としての能力(パラメーター)を高めることができますよね。いつもかなりやり込むので、パラメーター高くしすぎちゃって、友達に「そんなに上手くないだろ!」と言われちゃうんですよ(笑)。顔の表情や体格など細部までキャラクターメイキングできるのもいいですね。やはり次世代機版ということでリアリティも向上していますし、キャラクターメイキングだけで何時間も楽しめそう。

――なお、次世代機版では高層ビルや摩天楼なども登場するまさに大都市をそのまま再現したようなオンラインの仮想空間「ザ・シティ」というモードも新たに追加されました。

バンバまずびっくりしたんですが、やはり次世代機だけあって本当に街が再現されているかのようなグラフィックですね。それだけではなく、バスケットボールプレイヤーとして実際に生活しているかのような印象をうけました。バスケットボールのゲームプレイ部分だけでなく、明らかに進化を感じるポイントですね。

過去作もプレイしていて、「バスケが人生」という人で溢れる「ネイバーフッドモード」はかなりやり込んでいました。次世代機版では、今まではその名の通り“ご近所”という感じだった舞台がまさに“街”になっています。地元を背負って他のチームと戦うという感覚がこれまで以上に強く感じられるので……ますます感情移入してやめられなくなりそうです!

5年以内にバスケが日本でトレンドになる時代が来る

――一通り遊んでいただきましたが、次世代機版『NBA 2K21』はいかがでしたか?

バンバ例えばレブロン・ジェームズの判定に物言いたげな表情など「こんな細かいクセまで再現されているの!?」という選手一人一人の動きのリアルさに驚きを隠せませんでした。

自分が物語の主人公となって、時には大事な試合に合わせて服やシューズを選ぶ事のできる自由度や、「この試合は絶対に負けられない」とのめり込んでしまうようなストーリーが必ず試合前に用意されて入れ、NBAに関するあらゆる魅力が詰め込まれていると思います。プレイしていてもまるで自分がバスケをしているかのような感覚になりますし、会場の雰囲気などもまさにNBAの本物の試合を再現しているかのようで、実際に観戦したときのことを思い出し、思わず体が動き出してしまいました。自分も、『NBA 2K21』のゲーム配信をやりたい!そう思わせてくれる魅力があります。

ここまで高いレベルでNBAが凝縮されているので、ぜひ『NBA 2K21』を通じて、もっと多くの日本人にバスケに興味を持ってほしいです。これから続々と日本からNBAに行く選手がやってきます。この5年以内に日本でバスケがトレンドになる時代がきっと来ると僕は信じています。

――それにはオリンピックやW杯で日本人が活躍する必要がありますよね。

バンバ2019年のラグビーW杯で日本の躍進がラグビー人気を高めたように、今のNBAには八村選手に続く有望な日本人ホープがいます。まずは来シーズンからNCAA1部のネブラスカ大学でプレイする、1年生の富永啓生選手です。スリーのステフィン・カリー選手を尊敬しており、日本のカリーとの呼び声高い、スリーポイントを信じられない位決めてくる日本人離れした選手です。

次にアメリカのNCAA1部のユタ大学からオファーがあった高校生・田中力選手。史上最年少で日本代表候補にも選ばれた逸材です。

この2人は NBAに行けるポテンシャルを持っています。もちろん下の世代も成長していて、日本のバスケの力は確実にレベルアップしていると思います。若い2人が日本代表入りを果たした時に、最盛期を迎えようとする八村選手と共に日本のバスケをかつてない地点にまで導いていく……そんな瞬間が来ると信じています。彼らが日本代表入りして活躍したら、日本中が盛り上がりますよ。

――ずばりバンバさんからみて、『NBA 2K21』はバスケ好きの入門に最適だと思いますか?

バンバ今の日本ではテレビでのNBA中継は昔とは違ってほぼなく、観るための手段が限られています。僕のチャンネルもそうですが、NBAの試合を観て欲しいからこそ、まずは『NBA 2K21』を遊んでもらって、ゲーム内で活躍する選手に興味を持ってもらいたいですね。信じられない再現度なので、きっとスムーズにゲームからリアルのNBAを、本場のバスケを楽しんでもらえるはずです。

ゲームで興味を持ったら「この選手は実際にどれくらいすごいんだろ?」とNBAの試合を見てもらったり、実際にバスケを趣味で始めたりしていく流れが生まれると、こうしてNBAの面白さを伝えている身としても本当に嬉しいです。

先程も話題に挙がりましたが、絶対にこれからバスケが注目される時代がくるので、その時代に先駆けて『NBA 2K21』をプレイしながら僕のチャンネルも見てもらうことでさらにゲームも楽しくなるはずです。そして、もっともっとNBA愛を深めていってほしいです。

『NBA2K21』日本語公式サイト

《乃木章》
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