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アクションアドベンチャー『Blue Fire』で探索するかつての王国―変わり果てた姿に何を思うのか【爆速プレイレポ】

今回の爆速プレイレポでは、荒廃した世界を旅する小さな戦士の物語『Blue Fire』をご紹介。かつては栄えていた王国で一体何があったのでしょうか。

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アクションアドベンチャー『Blue Fire』で探索するかつての王国―変わり果てた姿に何を思うのか【爆速プレイレポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回はROBI Studiosが開発、Graffiti Gamesがパブリッシャーを担当し、2021年02月05日にSteamでPC(Windows)向けにリリースされたアクションアドベンチャー『Blue Fire』について、生の内容をお届けしたいと思います。

『Blue Fire』とは?


本作は、崩壊した王国「Penumbra」で目覚めた二刀流使いの主人公が、各地を探検しながら世界の真相に迫っていくアクションアドベンチャーです。ゲーム開始直後から具体的にストーリーが明示されるということはなく、冒険の中で徐々に全体の輪郭が浮かび上がってくる感じ。その独特かつどこかダークな雰囲気が、コントローラを握るこちらの心を掴んで離しません。

残念ながら日本語は未対応。なお、これは完全に希望的観測ですが、国外のニンテンドーeショップでは配信されているので、もしかしたら将来国内でも日本語対応したコンソールなどでプレイできるようになるかもしれません。

本編開始


さて、ゲーム開始とともに世界が滅んだかのようなムービーが始まります。正直この時点では、一体何が起こっているのか状況が分かりません。


場面が変わって、今度は廃墟とかしつつある城内が映し出されました。あちこちが欠けたり崩れたりとかなりの年数が経過していることが窺いしれます。ガノンd……いや、何か闇や影の存在のヘドロと思しきものが溢れ出しています。

リンk……リン……

主人公はどこかのカプセル?めいた場所で休眠状態のようですが……、


おや、パンチ出来ますね。まっくのうちまっくのうち!


ガラスを中から破って覚醒。バイオハザードでこういう登場の仕方をする敵いますよね。ともあれ、右も左も訳がわからない状態ですがさっそく探索が始まります。

基本操作


荒れ果てた城内はところどころ足場が無かったり、敵が出待ちしていたりと油断ならないダンジョンと化しています。そんな道中を、飛んだり跳ねたり切ったり弾いたりしながら進んでいく我らが主人公。彼の命を無駄に散らさないためにも、まずは操作に慣熟しましょう。

本作の操作は簡単で、剣による段階攻撃、ジャンプ、ダッシュが基本的な動きになります。この他にもショートカットキーとして回復、エモーションの表示、フォトモードなどがあります。


戦闘は、敵に触れたり攻撃によってダメージを受けるので、間合いに注意しながらこちらの剣を当てていく必要があります。1~2回当てたら緊急回避としてダッシュを挟む、ヒットアンドアウェイ戦法が良いでしょう。個人的な感覚ですが、本作において戦闘と探索を比較するなら後者の方にウェイトが掛かっているので、前者は簡単操作で手軽にプレイできる塩梅になっていると感じます。



また、ダッシュは移動の際に重宝する……というかほぼ要求されます。SASUKEもかくやな足場を飛び回りつつ壁に捕まるなど、やや難易度の高いアクションも必要になってきます。さらに足場に飛び出す針などトラップがステージに仕掛けられている場合もあるので、それらが起動する前にダッシュすることで、足場として利用するというテクニックもあります。


ただ足場と足場の距離がシビアだったりもするため、カメラ操作を細かく調整しなければならず、そこがややストレスにもなりがち。一応壁の淵に掴まれるので、落下防止措置として捉えることもできましょう。なお筆者は最初はキーボード&マウスでしたが、やりやすさから途中よりPS4コントローラを接続してプレイしていました。

また、画面表示もいたってシンプル。右上に表示されているハートマークが体力、青ゲージがマナポイント(いわゆるMP)、白い光のマークがcoreと呼ばれる通貨(?)で、左下に表示されているゆらめく炎のようなマークはFire Essenceという体力回復アイテム(回数制限有)です。

探索中にできること

coreは周囲の樽や壺などといったオブジェクトを壊すと、中から手に入ることがあります。これは探索の途中で何かと使用することになるので、なるべく集めておくと良いでしょう。


また配置されている宝箱からは、装備やカギが出てくる場合があります。カギは一部の扉のロックを解除する際に必要なので、これもやはり積極的に宝箱を見つけておくと良いでしょう。


さらに道中では、他のNPCに出会うこともあります。彼らと会話するとミッションが発生したり、一部のギミックが使用可能になったりといった恩恵があります。画像は古代文明大好き!特にエレベーター大好き!なキャラクター。



そして、忘れてはいけないのがEmoteモーション。これはキャラクターを個性豊かに彩る感情モーションで、両腕パタパタやダンスなど実に可愛らしい動きがあります。


このモーションはマップのあちこちに設置されている像にて、フラグメント(後述)というアイテムと引き換えに新しく入手できます。

死亡時のペナルティ


調子に乗って探索していたら、崩れた廊下で足を滑らせて死んでしまいました。


復活すると最後に休息を取った場所で復活できます。


その際、それまで集めたcoreは没収されてしまいます。

筆者の下手プレイで無一文になったことに対して苦情を申し立てている顔

しかし敵との戦闘で倒れた場合は、復活ポイントとcore没収までは同じですが、死亡地点にある自分の残滓に触れれば回収が可能となっています。




なお、復活ポイントはFire Shirine Statueと呼ばれる像の起動によって更新されます。像を起動するにはcoreをいくらか支払うのですが、探索が進むにつれて値段が上がっていきます。

主人公の強化



マップが進むごとに敵は強くなっていきますが、それに合わせるかのように宝箱から拾える装備の威力も徐々に高いものになっていくので、ストレスは感じません。基本武器は二刀流で、防御には盾。攻撃は無制限に行えて、防御にはマナを消費します。


なお敵を倒すと「SHADOW FRAGMENT」、日本語だと「影の断片」……は流石に直訳すぎるでしょうか……ともあれそういった呼称のアイテムを落とします。


このフラグメントを一定数集めてFire Shirine Statueに捧げると、マナの量を増やすことが可能。他にもスキル解放などがありますが、いちいち手数料が取られる点に若干モヤッとしたものを感じます。

VOID世界


さて、主人公を強化する際、体力の増強についてはVOID世界を攻略する必要があります。本編全体を通して、このVOID世界をすべて見つけ出して攻略することが目標の一つになっています。


VOID世界ってなんぞや?となりますが、序盤の段階では「王国とは別世界に存在するステージ」という認識で良いでしょう。またしてもSASUKEに登場しそうな、アップダウン&ギミック満載のステージをクリアする必要があります。


精度の高いアクション操作を要求されるため、慣れないうちは目測を誤り足場から落ちたりなど苦労するかもしれません。幸いなことに、そうした落下によるダメージで体力が底をついても、ゲームオーバーにはならず元の王国世界に戻るだけで、またすぐ再挑戦が可能です。


道中はこの光玉を拾い集めてコンプリートを目指します。現在取得数と目標数は画面右上に表示されます。単純に道をたどっていけば取得できるものから、ちょっと小技を使って回り込まないと取得できないものまで、様々な場所にあります。


ゴール到着。


一番最初のステージですら、やや手こずっていた筆者。続く二つ目三つ目となったとき、目前に広がる複雑怪奇なステージ構成に絶望してしまいました。


ただそこは本作の良い部分で、練習してちゃんと動きを覚えれば、間違いなく攻略できる絶妙なバランスに調整されているのです。理不尽に難しすぎないのが良いですね。

おわりに


強いて難点を挙げるとするならば、プレイ中にクラッシュすることが2~3回あったことでしょうか。一応、オートセーブなどのおかげで進行が大きく損なわれる事態にはなりませんでしたが、ややストレス。これに関しては今後のアップデートでの修正を期待したいところです。

本作の序盤は、言ってしまえばどこかの伝説によく似た始まりですが、それ以降はダークで可愛い路線。相反する要素に見えて、絶妙なバランスで整っているのが面白いです。特にエモートでダンスする時がとってもかわいい。戦闘もシンプルなので、世界をたっぷり探索しつくす楽しみ方がおすすめかもしれません。

タイトル:『Blue Fire』
対応機種:PC(Windows)
記事におけるプレイ機種:PC(Windows)
発売日:2021年02月05日
記事執筆時の著者プレイ時間:2.5時間
価格:通常価格:2,050円 セール価格:1,845円(2021年2月12日まで)
《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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