今回は、Homebasedが手掛けるPC向け『Garbage: Hobo Prophecy』のデモ版です。
本作は、ホームレスを育成するシミュレーションゲーム。ゴミを拾い集めて寝床や筋トレ設備などをクラフトし、飢えや寒さといった健康管理をしつつ縄張りを広げていきます。
数年前に会社を辞めて以来、ホームレスの立場がぐっと身近になってしまったため、なかなか身につまされますね……。
ホームレスや借金まみれのキャラクターが登場する作品は、20代の頃は楽しんでいたのですが、今となってはホラー作品のように恐ろしく感じます……!
予言されし者は……パンツ一丁!
ホームレスである主人公は、自分が誰であるのかわからず名前も覚えていない。しかも、パンツ一丁の姿をしていた。
果たして彼は、古代の予言者がいう街に平和と安定をもたらす者なのか……。
裸同然でゲームが始まる。ホームレスのゲームだとは理解しているが、一体全体何をすればいいのだろうか?
とりあえず、その辺に落ちているゴミ袋をクリックすると、空き瓶や空き缶といったゴミをゲットできた。
これらのゴミを素材とし、寝床や筋トレ設備が作れるようだ。
ホームレスのゲームに馴染みがないはずだが、この一連の流れに既視感がある……。
そうか、オープンワールドサバイバルゲームと一緒なんだ!
ゲームによって「合成」や「クラフト」なんて格好良く言っているけど、結局やることってホームレスのゴミ拾いと同じことだったんだな……。
それがわかればもうこっちのもんよ!サクッと寝床と筋トレ設備、雨水を利用したシャワーを作ったぜ。
その慣れた姿は熟練ホームレスそのもの……。
筋トレ設備は3種類あるのだが、まずはゴミ袋製のパンチングバッグだけ作ってみた。
筋トレを一定時間行うとレベルアップ。筋トレ設備によって覚える攻撃スキルが違うぞ。
……ってつまりバトルがあるってこと?ホームレス狩りイベントでもあるのだろうか。
怪我に病気に空腹……ホームレスには敵がいっぱい!
エリア内のゴミを全て拾いきってしまった。素材がないので新しい設備が建てられない。
画面左上に「ゴミの侵略」と書かれたカウントダウン表示があった。おそらく、これは次のゴミの日だろう。
カウントダウンが終われば新しいゴミがやってくると心待ちにしていたのだが……
やってきたのはゴミではなく……敵ホームレス!しかもバトルが始まったぞ!
バトルにおいてプレイヤーが出来ることは、レベルアップで取得したスキルを装備するだけ。鍛えたホームレスの力を信じて祈るのみなのだが……あきらかに敵ホームレスのステータスの方が高くないか?
見守る以外何も出来ないバトルの結果は……ボッコボコにされ、怪我まで負ってしまった。
怪我の他にも飢餓や感染といったバッドステータスがあり、最大HPが下がるなどのペナルティがある。時間経過で治るものもあるが、特定の行動やアイテムを使わないと治らないものがある。
実は、しばらく体を洗っていなかったので病気にかかってしまっている。シャワーを浴びて衛生状況を改善しなければ死んでしまう。
しかし、現在の気温はマイナスのため、貯めた雨水は凍っていてシャワーが浴びられない。
結局……病気は治ることなく、そのまま死んでしまった。
体調に気を付けてホームレスのテッペンを目指せ!
その後、何度も死を繰り返して学んできたことがある。
大事なのは体調管理!
初回プレイ時は気付かなかったが、他のエリアに行けることもわかった。
どのエリアにもホームレスがたむろしている。
友好的なホームレスもいるが……基本的にはバトルになる。
バトルに勝てば素材アイテムがゲット出来るぞ。まあ元々ゴミなんだけど……。
敵対するホームレスを倒すと次のエリアが解放された。新たなる戦いに備え、ゲットした素材で新しい筋トレ設備を作ろう。
装備可能な攻撃スキル以外にも、ダメージ増加や攻撃速度が向上するパッシブスキルもある。バランスよく3種類の筋トレで鍛えていく必要がありそうだ。
体を鍛えるだけではなく、体調管理も忘れずに。なぜなら死んじゃうから……!
複数人数で挑んでくる敵もいるので、こちらも仲間を増やす必要がある。
物乞いしたお金で友好的なホームレスを雇った!……丸一日物乞いするハメになったけど。
前回はイケメンが相棒だったのに、今回は金で雇ったホームレスか。落差が凄いな……。
仲間も同じように鍛えて体調を整える必要があり若干面倒くさいが……これで戦力は2倍!
仲間を携え、果てしなきホームレスの王者を目指す戦いが今始まる!
……と思ったら今回はここまで。5つめのエリアをクリアした時点でゲームが終了した。
ここまで9時間を要しました。要領を掴めばもう少し早くクリアできるかもしれません。いずれにしてもデモ版にしてはなかなかのボリュームで楽しめました。
主人公がホームレスなので入手出来る素材の数が少なく、作るべき設備を誤ると死まで一直線。ここが題材的にリアルで面白かったです。クリアしたもののまだ作っていない設備や覚えていないスキルもあるので、もうちょっとやり込んでみようと思います。
デモ版では解放されていないスキルやエリアが山程があるので製品版が待ち遠しいです!
製品版『Garbage: Hobo Prophecy』の発売日は未定。デモ版はこちらから無料ダウンロードできます。
吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 最近、『スカイリム』を二人でプレイする絵日記企画「スカイリム二重人格ロールプレイの旅」をはじめた。同企画の最新話通知用Twitterはこちら。吉田輝和個人のTwitterはこちら。
「吉田輝和の絵日記」で取り上げてほしいゲームタイトルがありましたら、こちらの申込みフォームで教えてください!すべての要望には応えられませんが、それでも出来るかぎり応えていきたいと思います。