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レトロ神秘な80年代ADV『Narita Boy』でテクノをキメろ!【爆速プレイレポ】

今回の爆速プレイレポでは、レトロでテクノな80年代ADV『Narita Boy』をご紹介。どこか神秘的なデジタル世界で、スーパーヒーロー「ナリタ・ボーイ」がピクセル色鮮やかに敵を切り伏せます。

連載・特集 プレイレポート
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”をモットーに、ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回はStudio Kobaが開発を、Team17がパブリッシャーを担い、2021年03月30日に、PC(Windows/Mac)ではSteam/GOG.com/Microsoft Storeにて、コンシューマではPS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けにリリースした80年代テクノアクションアドベンチャー『Narita Boy』について生の内容をお届けします。

『Narita Boy』とは?

本作は、テレビゲームが現実世界と繋がってしまい、悪の存在により記憶を奪われたゲーム開発者「クリエイター」を救うべく、デジタルヒーロー「ナリタ・ボーイ」を操作して、テクノが心をくすぐる80年代なデジタル世界を駆け巡るアクションアドベンチャーです。

タイトルからもわかる通り、本作には日本的な要素が散りばめられています。エンターテイメント作品において、古代超テクノロジーみたいな設定が盛られがちなマヤ文明と同様に、日本もまた、サイバーパンクやテクノ世界においてはそれなりの地位にいるのかもしれません。卑弥呼大暴れなリブート版『Tomb Raider』という特殊例もありますが。

操作はキーボードまたはコントローラで行います。筆者はPC版にPS4コントローラを繋いでプレイしました。特別な追加設定をする必要もなく、操作がコントローラに最適化されていて大満足です。さっそくやってまいりましょう。

どこか神秘的な物語

タイトル画面から“プレイ”を選択するとムービーがスタート。映し出されるのは、パソコンに向かって作業をしているグラサン髭面の男性。「中」という記号がそこかしこに見当たるこの部屋、レトロとテクノが良い塩梅ですね。筆者も若かりし頃はこういう風にしたいと願ったものですが、実際には筋トレ器具と自転車と大きなパソコンデスクにデュアルモニタ、そして壁に仕事道具が並ぶ、そんな独身男性お馴染みの部屋に落ち着きました。悲しいかな一人暮らし。いつかはお洒落な部屋をこしらえ、壁掛けの大きなモニタで映画を見ながら、琥珀色に輝くグラスを傾けたいものです……依然として男やもめな様子がすごいのですが!

閑話休題。パソコンで作業をしていると何やら赤いポツポツが現れ始め、あっという間に画面を乗っ取ってしまいました。

「パソコンが勝手に壊れた」……おそらく有史以来初めて、パソコン故障に関して事実を指摘したセリフではないでしょうか。それまでの作業がパアになるわけですから眉間に皺もよりますね。

と、思っていたら謎の赤いアイコンをバックに、これまたアレクシス・ケリヴ的な謎の人型(?)が現れ……、

グラサン髭面の男は意識を失ってしまいました。目を覚ませ僕らの世界が何者かに侵略さr(自制)


場面は変わり、謎のデジタル世界と思しき場所で、電子と神秘がセットになった用語と共に救世のプロトコルが起動されました。その名は、「ナリタ・ボーイ」。奇しくも、この現実世界で一大ブームとなったテレビゲームと同じタイトル。

そう、クリエイターというのはこのゲームの制作者で、何を隠そう先ほど敵のアレクシス(仮称)によって取り込まれてしまったグラサン髭面のことです。そのため一連のプロトコル起動の流れは、テレビゲームの中から始まっていると推測できます。


また場面が変わり、今度は現実世界のとある郊外。ゲームに夢中な少年と、お説教するママンが映し出されます。ここのくだりはSFアドベンチャー『Commander '85』でもありました。そういえばあのゲームも80年代をモチーフにしています。異世界転生に限らず、エンターテイメント作品でしばしば見受けられる、黄金に輝いていたあの頃に戻りたい的な風潮。察するに、みんな21世紀に疲れているのかもしれません。

さて、しぶしぶPCの電源を落としてベッドで横になる少年。ところが、画面が勝手に再起動し、あの「中」マークが表示されます。

光に誘われるように画面へ手を伸ばす少年。すると全体が光に包まれそして……、

異次元世界デジタルキングダムへ召喚されました。

なるほど、持って回った説明でさっぱりわかりませんが、要するに少年はデジタル世界のヒーロー「ナリタ・ボーイ」として呼び出されたようです。目の前の白フード曰く、このゲームを作り出したクリエイターと呼ばれる存在がアレクシス……じゃなかったHIMと呼ばれる敵によって脅威にさらされているから助けて欲しい、とのこと。そして当面の行動指針は「このデジタル世界を探索して、消されてしまったクリエイターの記憶を取り戻していく」とのことでした。

基本進行はエリア探索でマッピング

飛び降りるナリタ・ボーイ

ママンが怒髪天するまで遊び倒した大人気ゲーム、その憧れの制作者が危機とあれば、助けに行かないという選択肢はありません。しかも今の自分は、「ナリタ・ボーイ」そのもの。身軽な体で飛んでは跳ねて、エリアを軽快に進んでいきます。

壁を上るナリタ・ボーイ

本作は、小さなエリアがそれぞれ繋がってひとつの大きなマップとなっており、主人公ナリタ・ボーイは、エリアを駆け抜け縦横無尽にマップを探索していくことになります。

画像の人物をはじめ、デジタルキングダムには、神秘的な言い回しで何言ってんだオメーな会話のデッドボールを投げてくるキャラクターがいっぱい。とはいえ彼らからは次の目的地への助言や、進行に不可欠なキーアイテムが入手できるため、積極的に死球を貰いに行くと良いでしょう。


探索のなかには、このように暗号コードを入力しなければ先に進めない場所があったりもしますが……、

しかし大抵はいくつかのエリアで画像のようにヒントが見つかるので、根気よく隅々まで探索していくと良いでしょう。

敵の存在

味方のデザインが白や青を基調としたものに対して、敵は赤色とノイズエフェクトによって「我々こんな感じですよ触らないでね死ぬから」という具合に、一目でわかりやすいようになっています。

じゃあ肝心のナリタ・ボーイは画像のどこにいるんだよという、もっともなツッコミに対しては、説明を聞く前に触れて死んでしまったからだとお答えします。

エリアから落下、または敵から攻撃を受けてHPが底をついて死亡すると、掛け声とともにこちらの画面が表示され、直前のチェックポイントに戻されます。タイトルコールでもそうでしたが、エフェクトがかった「ンナリタァ…ブォァォイ!」という低音ボイスが心地良い。

敵は他にも様々なバリエーションがあり、初登場の際は画像のようにフロッピーディスクに描かれる洒落た演出が挟まれます。

画像はゾンビ。雑魚ですが、手を叩きつけるようなひっかき攻撃が意外と重いため、囲まれると厄介な相手です。

死。

ルェストィンフゥォオス

武器を手に入れよう

クソが。囲まれなくても厄介な相手でした。遠巻きに眺めてやり過ごすことにします。そういえばまだ武器が無いじゃないですかナリタ・ボーイ。戦うだけ危険なのでとっとと回収しに行きます。


テクノに盛り上がるお祭り集団を横目にエリアを駆け抜け、ついに見つけたるは画像中央、台座に刺さるマスターソー……じゃなくてテクノソード。こいつを引っこ抜けばナリタ・ボーイは一皮むけた存在になります。

よじ登った台座でガニ股に剣を抜こうとする稀代のスーパーヒーロー。

剣を抜き差しすることでお馴染み『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』で筆者のリンクは、当たり前のようにハート数を料理でドーピングして死んでいきました。チキンレース2回目は止めてくれないのかデクの樹サマ。一方でナリタ・ボーイは、足りない分をマックス料理でも勇気でもなく、ボタン連打で補います。


果たして、無事に剣を手に入れたデジタルヒーロー。テクノなBGMに合わせて台座の上で小粋なダンスを披露する茶目っ気演出は個人的に大好きです。

ソードによる攻撃は連続で3段階ほどコンボが続きます。ドッジ(緊急回避)を組み合わせた華麗な足さばきで敵を滅多切りにするのが楽しい。

オラッ

小型の敵相手には吹き飛ばし効果もつくので、このように先ほどの憎しみを込めて足場から叩き落してやると良いでしょう。水に沈んで死ぬがよい。



また武器を入手したことでスキル技もゲットしました。これらは近接攻撃、ショットガン、ビームですね。

近接攻撃

ショットガン攻撃

画像はショットガンで敵を倒している図。よく見ると画面の左上にアイコンが増えていますね。これらは上から順番に「体力ゲージ」「トリクロマ・パワー」「残弾数」を示しています。

トリクロマ・パワーはいわゆるスキルゲージで、敵に攻撃を当てることでゲージが溜まっていきます。ゲージブロック一つが満たされると、体力回復などのスキルを使用出来ます。残弾数は、ラインに刻まれている通り、3発分使用可能。弾は使用後に時間経過で回復します。

また全弾揃っている際に射撃ボタンを長押しすると顔から強力なビームを発射。その極太光線で敵を一掃します。

クリエイターの記憶を取り戻そう

命がけのボタン連打でテンションを高めるナリタ・ボーイ。よく見ると画面右側にグラサン髭面のご尊顔が。そう、広大なデジタル世界のどこかには、このようにクリエイターである彼の記憶領域にアクセスできるポイントがあるのです。

アクセスすると精神世界めいた場所に飛ばされ、ここから記憶を取り戻していきます。それぞれ入り口が並んでいますが、これは記憶の扉。アクセスポイントにつき、ひとつだけ中に入ることが出来ます。もちろん、一度取り戻した記憶は後から再確認することも可能。

記憶の中は、外のサタデーナイトテクノ祭りとは打って変わってセピア調の物静かな世界でした。

ここでナリタ・ボーイは、クリエイター(千葉県出身)の過去を追体験していきます。敵との戦闘は無く、横スクロールのエリアを歩いて、クリエイター(成田市民)の独白を読みます。アメリカ人の父、日本人の母を持つ彼の語りはどこか優しく、心を丁寧に描写していますね。

灯籠がともり、記憶を復活させることが出来ました。この後もエリアをあちこち探索して回り、アクセスポイントから彼の過去を見ていくことになります。

ボス戦だ!

探索が進むと、チャプターの一区切りとも言えるボス戦に突入します。

連中はポータルの向こう側……デジタルキングダムとは少し違う場所におり、ナリタ・ボーイはそこに乗り込んでいくことになります。

ボスはそれぞれ特徴的な外見をしており、攻撃もトリッキーで強力です。しかし落ち着いて回避行動をはさみつつ、隙をついて攻撃を当てていけば大丈夫。

成敗!難易度は高くないものの、このように手に汗握る戦いの駆け引きを楽しむことが出来ました。

こちらは、物語を先に進めて出会った別のボスですが、先のボスとは対照的にほっそりしてて弱そう。

叩き切ってやるぞと優男が殴り掛かり一閃……ってあれ!?

刃が通りません。刃が通りませんよ。話が違うじゃないですかどういうk……、

ルェストィンフゥォオス(消し炭)

おわりに

本作において、強いて惜しい点を挙げるとするならば、入り組んだマップ構造に対して、「画面下部に地名表示」以外の地図機能が無いため、現在地や目的地の位置関係がわかりづらい部分くらいでしょうか。これについて個人的には、設定による選択式で全体マップをオーバーレイ表示できたら、探索が快適になるかもしれないと感じます。

ともあれ本作の完成度は非常に高く、簡単な操作でサクサクとスタイリッシュアクションを決めることが出来るのは快感の一言。

引き続きテクノブr……じゃなかった、神秘的なテクノ世界をたっぷり満喫してまいりましょう。

タイトル:『Narita Boy』
対応機種:PC(Win/Mac)、PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ
記事におけるプレイ機種:PC(Windows)
発売日:2021年03月30日
記事執筆時の著者プレイ時間:2.2時間
価格:2,570円
《麦秋》

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