執筆時点でメール登録者数500万人を突破しているモバイル向けハンティングアクション『モンスターハンターアウトランダーズ』。本作は『モンスターハンター(以下、モンハン)』のスマートフォン向けタイトルとしての最新作という位置づけとなり、Tencent Games傘下のTiMi Studio Groupが開発したタイトルです。
そんな本作について、2026年4月29日より第2回クローズドβテスト(以下、CBT)が実施されます。チュートリアル含むストーリーなど一通りの要素も実装されたプレイ内容をもとに、第2回CBTのプレイレポートをお届けします。
なお、筆者はシリーズのファンであるほか、モバイル向けの観点では『モンスターハンター Dynamic Hunting』や、コンシューマー移植の『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』、そして執筆時点もサービス展開中の『モンスターハンターNow』を経験済みです。本レポートでは、シリーズ作品とのプレイ感の違いや、モバイル向けタイトルとしての遊びやすさにも注目していきます。

また、レポート内容は今後のバージョンと異なる可能性があるためご了承ください。
未知の舞台と「融光種」!クラフト要素も取り入れた新たな狩猟体験

本作の舞台は未知なる「アイソレシア島」、プレイヤーはオーロラ調査のため集まった「冒険者」達の隊長として、環境の影響で変異した「融光種」モンスターの生態系などを探索します。
ゲームは『モンスターハンター』シリーズらしい狩猟アクションをベースにしつつ、モバイル向けに調整されています。


複数の武器種と様々な技を伴うハンティングアクションはもちろん、素材を使った武器や防具の生産、フィールドでの探索から環境生物の捕獲まであります。キャラクタークリエイトも細かく設定でき、好みに合わせた見た目づくりを楽しめます。

近年のシリーズ作品に慣れ親しんだプレイヤーなら、これまでの知識を活かしやすい場面もあるでしょう。

本作オリジナル要素としては、主人公以外の「冒険者」もプレイアブルとして選択でき、名前付きのキャラクターは武器種が固定されているものの、一部アクションや性能で差別化されています。


双剣を例に挙げると、執筆時点のバージョンでも同じ双剣使いでも「ラヤ」と「クレス」という2キャラクターが登場。相性の良い武器の属性も異なれば、前者はコンボ時のボーナス、後者はモンスターの弱点部位へのダメージボーナスと、違った特性を所持しており、アクション面も基礎以外、シリーズお馴染み「鬼人化」の部分ですら両者違った仕様です。

また今やシリーズでお馴染み、狩猟を手助けする「オトモ」は、ダメージを稼げる「オトモアイルー」、道具の扱いや装置作成に長ける「オトモルタコン」、回復や支援を行う「オトモメドリー」の3種類用意されており、各冒険者に割り振られたタイプに合わせて同行します。

狩猟の観点では、それぞれシリーズ作品に基づいたアクションを行えます。

その他にも時間で貯まったゲージによる「奥義」に加え、複数人での狩猟時に同じ部位に攻撃して大ダメージを与える「共闘技」もあり、全体的にわかりやすく、派手なアクション演出も楽しめる仕上がりです。


探索要素としては、冒険者を背中にのせて移動する乗用動物こそいないものの、滑空できる「グライダー」のほか、各種素材で作れる「クラフト」も存在。設置した“カタパルト”で地形を越えたり、“ブロワー”で上空へ飛んだり、“ジップライン”での素早い行き来もできます。

そしてゲームの中心を担う“モンスター”ですが、「クルルヤック」や「ドスギルオス」、「トビカガチ」といったシリーズ作品に登場するモンスターのほか、本作ならではとなる「融光種」と呼ばれるモンスターも登場。

通常モンスターとは違い、狩猟中に強力な“凶暴状態”となる一方、「融光部位」を攻撃し続けるとダウンが狙えるため、駆け引きのある狩りを楽しめます。

そんなモンスターらを狩猟する“クエスト”も豊富な種類が用意されており、狩猟済みモンスターとに再び挑めるできる「巣穴の狩猟」、固定の冒険者&装備でタイムを競う「闘技」、マルチプレイで共闘を楽しめる「パーティ共闘」等など、第2回CBT時点でも中々のボリュームです。
『モンハン』でありつつキャラクター育成要素も!実際の触感をお届け

そんな本作をしばらく遊んだ印象ですが、『モンハン』としての魅力を備える一方、“モバイル向けならではの違い”も強く感じました。

例えば、本作の操作方法はスマホ向けに調整されたタッチ操作が中心です。コントローラー対応については、現時点では公式から情報がありません。 タッチ操作の方式は2つあり、従来シリーズに近い、アクション毎に仮想ボタンが別れた「ハンティングモード」と、“必殺”、“回避”、“攻撃”を押せば状況に応じて適切にアクションを使ってくれる「スターティングモード」が用意されています。

シリーズ経験者であれば迷いなく「ハンティングモード」…と言いたいところですが、筆者の場合、既存作品で馴染んだ“ボタン操作とコマンド”が却って邪魔になり、“出したいアクション”と“対応した仮想ボタンを押す”という動作を脳内で上手く連携できませんでした。

一方、「スターティングモード」でプレイした際は、押すタイミングさえ間違えなければ的確に攻撃と回避を行ってくれます。そのため筆者のように、“ボタンは捌けないが画面上の状況は把握できる”パターンなら、こちらの方が狩猟は格段に安定します。これに関しては“元々タッチ操作に慣れていたか”など、個人差があるかもしれません。

また、本作は『モンハン』として見ると、“ゲームサイクルが少し違う”のも注目です。
従来シリーズでは、"ハンター本人のステータスアップやレベルアップ" の要素はなく、主に装備の生産・強化を通じて狩猟に備えていく形でした。そのため、プレイヤーは“素材を集めて装備を作る”というサイクルにだけ集中する代わり、武器の斬れ味や防具のスキル・耐性などを吟味する必要があります。

一方、本作は冒険者自身の攻撃力・防御力と連動する(スーベニア)レベルが導入されているほか、アクション部分も技毎に強化が可能ですが、従来の『モンハン』にあった防具の属性耐性、狩猟中における近接武器の斬れ味消費はオミット。

そのためキャラクターと装備、両方をひたすら高い数字を目指してアップグレードし、より強いモンスターに挑んでいく進行サイクルを採用しています。

育てた冒険者はプレイヤー含めて4人まで狩りに参加させられるので、本作は『モンハン』でありつつも、装備1つ1つを吟味するよりは、パーティ単位で準備するRPG寄りの育成要素が強めと感じました。従来シリーズ経験者の場合、“育てなければいけないステータスの多さ”に圧倒されてしまうかもしれません。

育成を怠ると“これはアクションとして厳しすぎないか?”とも思う難度に跳ね上がりますが、適性ステータス(推奨冒険力)より少し低め程度までなら1クエスト/5分以内に終わります。コツコツ冒険者を育てていれば、理不尽な場面はほぼ無く、モバイル向けらしい所要時間で周回できる印象です。
また、本作は、シリーズ未経験の方でも入りやすい要素が用意されています。『モンスターハンター』シリーズでは、モンスターの動きを見極めながら攻撃する駆け引きが重要ですが、全くの初心者が的確なタイミングを掴むのは一朝一夕とはいかないでしょう。

しかし、本作にはモンスターを攻撃前に赤く光らせる補助機能が用意されており、プレイヤー側のアクション面も柔軟です。初期武器種の「太刀」が非常に優秀で、主人公冒険者が太刀を装備した際は、立ち状態からカウンター攻撃につながる「特殊納刀」を行える前述の補助機能との相性が良いです。
“それなりの期間、しっかり遊ぶ”タイトルになりそう

本作は基本プレイ無料タイトルの例に漏れず、デイリー/ウィークリータスクが用意されています。


タスク内容には装備の生産・強化、各種クエストの1回クリアといったものが存在。開始から10時間ほど進めた筆者のアカウントでは、デイリー完遂に10分かかりました(※クエスト難度はその時に選べる最高のものを選択)。


ある程度、モンスターとステータス差があればボタン連打で狩猟できますが、一部クエスト以外は“クリアしたことにするスキップ機能”のようなものはないため、“ながら作業”では少し処理しにくいかもしれません。ゲーム開始したての場合、これにストーリー進行も加わるため、CBTのボリュームから判断するに、“それなりの期間、しっかり遊ぶ”ことになるでしょう。
おわりに

『モンスターハンターアウトランダーズ』第2回CBTのプレイレポートは以上になります。
シリーズらしい狩猟アクションをモバイルで楽しめる本作。そうした魅力に加え、「クラフト」など本作ならではの要素も楽しめるタイトルと言えるでしょう。

本作ならではの“新しい体験を求める”ファンや、スマホでも本格的な狩猟アクションを楽しみたいプレイヤー、“シリーズのエッセンス”に触れてみたい初心者にはオススメです。
今回の第2回CBTの参加受付は終了していますが、正式リリースに向けた今後の展開にも期待したいところです。











