【吉田輝和の絵日記】神気分で自由にランドメイク!当時の良さを残したリマスター『聖剣伝説 レジェンド オブ マナ』 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

【吉田輝和の絵日記】神気分で自由にランドメイク!当時の良さを残したリマスター『聖剣伝説 レジェンド オブ マナ』

『聖剣LoM』って自由度高いよな~

PC Windows
【吉田輝和の絵日記】神気分で自由にランドメイク!当時の良さを残したリマスター『聖剣伝説 レジェンド オブ マナ』
  • 【吉田輝和の絵日記】神気分で自由にランドメイク!当時の良さを残したリマスター『聖剣伝説 レジェンド オブ マナ』
  • 【吉田輝和の絵日記】神気分で自由にランドメイク!当時の良さを残したリマスター『聖剣伝説 レジェンド オブ マナ』
  • 【吉田輝和の絵日記】神気分で自由にランドメイク!当時の良さを残したリマスター『聖剣伝説 レジェンド オブ マナ』
  • 【吉田輝和の絵日記】神気分で自由にランドメイク!当時の良さを残したリマスター『聖剣伝説 レジェンド オブ マナ』
  • 【吉田輝和の絵日記】神気分で自由にランドメイク!当時の良さを残したリマスター『聖剣伝説 レジェンド オブ マナ』
  • 【吉田輝和の絵日記】神気分で自由にランドメイク!当時の良さを残したリマスター『聖剣伝説 レジェンド オブ マナ』
  • 【吉田輝和の絵日記】神気分で自由にランドメイク!当時の良さを残したリマスター『聖剣伝説 レジェンド オブ マナ』
  • 【吉田輝和の絵日記】神気分で自由にランドメイク!当時の良さを残したリマスター『聖剣伝説 レジェンド オブ マナ』

今回は、スクウェア・エニックスが贈るニンテンドースイッチ向けソフト『聖剣伝説 レジェンド オブ マナ』。本作は、1999年に初代PlayStation向けに発売された同名作品をリマスター化したものです。

オリジナル版は、『サガ』シリーズのような自由度の高さや、プレイヤーが自由に世界を作るランドメイクシステムなど、これまでに発売されたナンバリングタイトルとは、システムがガラリと変わっているのが印象的でした……といっても、僕はオリジナル版は未プレイなので聞きかじった情報ですが。

リマスター版では、グラフィックの高解像度化だけではなく、アレンジBGMの収録、敵エンカウントのオンオフ切り替えやオートセーブといった新要素が多数追加されています。ポケットステーションを持っていないとプレイできなかったミニゲームがゲーム中に収録されているのも嬉しいですね。

先日、ゲームショップでポケットステーションを見かけ、懐かしくてついつい購入したところでした。ただ……PlayStation本体も対応タイトルも持ってないことをすっかり忘れていたため、今では仕事机を彩るオブジェになっています。

ジオラマのように世界を自由に作れ!

まずは主人公の設定だ。

性別のほか、片手剣や槍、ヌンチャクからバトルハンマーまで様々な初期武器が選べる。そして、名前を入力すれば主人公の完成だ。

性別は男、装備はヌンチャク、名前は「てるかず」に決めた!

続いてプレイエリアを決める。地図の中から自分が冒険する土地を選ぶのだが……ここまでに何の説明もないので、どういった基準で選べばいいかは不明だ。

おそらく陸地と海がある場所がいいのではないかと予想する。

他のエリアと比べて陸地が広い(ような気がする)画面右下のエリアに決めたぜ!

こちらは先程選んだプレイエリアの拡大地図。ポストを自分の好きな場所に置けるようだ。

このポストは、アーティファクトと呼ばれるもので、プレイエリアに設置するとマイホームに変化した。

なぜポストがマイホームになるのかは不明だが、こうやって様々なアーティファクトを自由に設置し、自分だけのオリジナルの世界を作るのだな。箱庭作りのようでなかなか楽しそうじゃないか。

アーティファクトを設置するとオープニングムービーが流れ出した。

900年前、マナの力を持つアーティファクトを巡って争いが続いていた。しかしマナの力が弱まるにつれて求める者も消え去り、ようやく世界には平和が訪れたようだ。

この世界の歴史はわかったが……ゲームの目的については何もわからないままだ。

なんか命令して!放置されるなんて窓際族みたいじゃん!

高潔に生きるも、ずる賢く生きるも自分次第!

投げっぱなし気味のスタートに困惑したが、どうやらアーティファクトと呼ばれるアイテムを入手していくとゲームが進行していくようだ。

マイホームで手に入れた積み木の町を設置すると、ドミナの町に変化した。

町には商店や民家が建ち並び、人々が生活している。

僕がアーティファクトを設置するまで人々はもちろん、ドミナの町も存在していなかったのだろうか?

つまり……僕は……神?

神様気分で下界の民の視察をしているとイベントが発生!緑髪の青年が少女に対して何事か詰問しているぞ。

後ろでこっそり話を聞いてみると、青年は仲間の居所をさがしているらしい。

「とめる」や「彼女の友達だと言う」といった少女をかばう選択肢も出てきたが、ここは成り行きを黙って見守ろう。

有益な情報が得られないと見るや、青年は立ち去っていった。

しかしこの女の子、あんなに詰められているのに無言を貫くなんて、かなりの胆力の持ち主だな。

町を探索していると、先程の青年がストーカーのようなことを言いながら無理やりパーティーに加入してきた。

今回は、彼の仲間探しに付き合わされることになり「まいごのプリンセス」のイベントが発生した。

本作は、全68話からなるイベントの集まりで構築されている。

イベントをクリアしアーティファクトを入手して、それで町や洞窟といったランドを作り出し、またそこからイベントが発生して……というサイクルでゲームが進行していく。

「まいごのプリンセス」では洞窟の最奥で巨大なボスとのバトルがあったが、戦わずに終わるイベントもある。

「精霊の光」のイベントでは、言葉の通じない種族にランプを販売する。

どのイベントから始めるかはプレイヤーに委ねられるし、イベント自体の進め方もひとつではない。非常に自由度が高いゲームだ。

アレンジ音源も良い感じ!新しく追加された便利機能

冒頭で武器の選択をしたが、それ以外の武器が使えないわけではない。いつでも好きな武器に変更できるぞ。

また、商店では様々な種類の武器が購入可能だ。

僕は、ランプの売上をちょろまかしたお金でアイアンハチェットを購入したぞ!

武器の系統ごとに必殺技や魔法がある。他にもジャンプやカウンターといったアビリティが存在し、最大2つまで装備が可能だ。

フィールド内の敵に近付くとバトルが始まる。

ザコ戦は逃走出来ないが、エンカウント設定をオフにすれば、そもそもザコ敵と出会わずにすむ。リメイク版で追加された便利な機能の1つだ。

だだ、新しいアビリティは戦闘回数に応じて習得するし、ドロップしたアイテムは装備の作成などに使用する。エンカウント機能をオフにするのはどうしようもなく面倒くさくなった時のためにとっておこうっと。

その他の新機能として、リメイク版で追加されたアレンジ音源とオリジナル音源の切り替えが可能になっている。

個人的な感想になるが、リメイク・リマスター作品でアレンジされた音源は、オリジナル音源への思い入れが強いこともあって「豪華になってるけど、なんかイメージが違うんだよなあ……」と違和感を覚えることが多かった。

しかし、本作に収録されているアレンジ音源は、オリジナルの良さを損なうことなく丁寧につくられている印象を受けた。なんならアレンジ音源の方が好みの楽曲も多かったくらいだ。

ミュージックモードでいつでも楽曲が聴けるのも嬉しいところだ……なんて、「オリジナル版未プレイのくせに何を知ったようなことを言うんだ」と思うかもしれないが……

実は楽曲だけはしっかり聴いていたのだ!

40時間ほどプレイしました。逃してしまったイベントややりこみ要素も残っているのでまだまだ楽しめそうです。複数のメインシナリオはどれも秀逸で、近年プレイした中でもトップクラスでお気に入りの作品になりました!

ただ、マップ移動の場所が分かりづらいなど、オリジナル版で不便だったところはそのままでした。背景は書き直されていますがキャラクターやランドのビジュアルは当時のままなので、慣れるまでかなりの違和感がありましたね。また、説明不足の状態でゲームが始まるので、システムを理解するまではかなり戸惑ってしまいました。イベントの発生条件などもヒントが少ない上、消失してしまうイベントもあるので、攻略情報を見ずに全イベントをコンプリートするのはなかなか難しそうです。僕は攻略情報は調べずにプレイしているので、既に逃してしまったイベントもありそうです……。

あとは『サガ フロンティア』のリマスター版でも思いましたが、ちょっと価格が高いかなと思いました。オリジナル版にハマっていた人や、僕のように「当時気になっていたけど未プレイ」みたいな人以外には手が出しにくい印象を受けました。

まあ普段からこんなことをのたまっているし、思い入れの強いゲームがリマスターされたらいくらでも払っちゃうとは思います。

『聖剣伝説 レジェンド オブ マナ』は、PS4/ニンテンドースイッチ/PCを対象に配信中です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 最近、『スカイリム』を二人でプレイする絵日記企画「スカイリム二重人格ロールプレイの旅」をはじめた。同企画の最新話通知用Twitterはこちら。吉田輝和個人のTwitterはこちら
《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

PC アクセスランキング

  1. 美少女パイロットが戦う『ヴァンサバ』系ACT『ヘビーストームシャドウ』日本語対応でリリース!襲い来るモンスターの大群に武装巨大ロボで立ち向かう

    美少女パイロットが戦う『ヴァンサバ』系ACT『ヘビーストームシャドウ』日本語対応でリリース!襲い来るモンスターの大群に武装巨大ロボで立ち向かう

  2. PvEが可能な『Escape From Tarkov』新エディション販売が闇落ちユーザーの暗黒面を目覚めさせる―開発「PvEは新モードでありDLCではない」

    PvEが可能な『Escape From Tarkov』新エディション販売が闇落ちユーザーの暗黒面を目覚めさせる―開発「PvEは新モードでありDLCではない」

  3. 新エディションへの不満吹き荒れる『Escape from Tarkov』―開発がEoD版に関する新情報公開も余波は続く

    新エディションへの不満吹き荒れる『Escape from Tarkov』―開発がEoD版に関する新情報公開も余波は続く

  4. 街づくり、資源管理、戦闘で村を成長させていく中世シム『Manor Lords』同接13万人突破!早期アクセス開始からわずか2時間

  5. 『マブラヴ』シリーズロボACT『Project MIKHAIL: A Muv-Luv War Story』正式リリース―サバイバルモード実装や「特別任務」追加の大型アップデート実施

  6. 怪異判定ADV『奇天烈相談ダイヤル』大型アプデ版Steamにて無料リリース―資料と会話から矛盾を見つけ相談者の悩みを解決

  7. 新機能でより快適になったDRPG『剣と魔法と学園モノ。』1AE/2Gリマスター版リリース―ハクスラ&ハードコアなファンタジー学園生活

  8. 工画堂スタジオが送る新作ターン制戦術ロボSLG『One-inch Tactics』発表!メカ部隊を操作し勝利を目指せ

  9. 『百英雄伝』アップデートパッチが配信―「特定条件下でキャラクターが仲間にならない」不具合などを修正

  10. 基本無料脱出シューター『Arena Breakout: Infinite』ゲームプレイ映像!期待の『タルコフ』ライク、CBT参加者も募集

アクセスランキングをもっと見る

page top