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癒し系2Dパズル『Hoa』―宮崎駿作品や『風ノ旅ビト』『GRIS』から影響を受けた【開発者インタビュー】

トレイラーだけでもこれだけ癒されるゲーム…なかなか無いのでは?

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癒し系2Dパズル『Hoa』―宮崎駿作品や『風ノ旅ビト』『GRIS』から影響を受けた【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Skrollcat Studio開発、PC/Mac向けに8月24日にリリースされた癒し系2Dパズル『Hoa』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、まるで絵本のような美しい手描きアートと癒し系音楽が特徴の2Dパズルアクション。敵やダメージ、ゲームオーバーなどは存在せず、プレイヤーは主人公のHoa操作し、ジャンプしながら先に進んでいきます。日本語にも対応済み。

『Hoa』は、1,520円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Skrollcat東南アジアのインディーゲームスタジオ、Skrollcatです。私たちはベトナムとシンガポールを拠点としています。Son TungとSon Traにより、2019年に設立されました。

私たちの好きなゲームは『風ノ旅ビト』『GRIS』『LIMBO』『TRINE』シリーズ、そして『Ori』シリーズですね。

――本作の開発はなぜ始まったのですか?

Skrollcat本作の開発は、美しい2Dアクションを作りたいというアイデアと、花から生まれた妖精のコンセプトアートがきっかけです。私たちはストーリーの構想を広げつつ、アートスタイルやデザインにはどんなものが良いか、試行錯誤を続けました。そうして2019年、私たちは本作のビジュアルを初めてSNSに投稿してみたのです。すると、圧倒されるほど優しいリアクションとサポートが届き、本格的な開発のために背中を押してくれたのです。

――本作の特徴を教えてください。

Skrollcatアクションゲームにおいて、プレイヤーは頻繁に危機に直面し、それを乗り越えなくてはいけません。落下してしまえば通常は死んでしまいます。私たちは、ゲームというものが芸術や他の人間が作り出すものと同様、人生を映し出すものだと思っています。

本作において、ゲームというものがまだ表現できていない…それでも私たちの心に響く「体験」を描いてみようと思ったのです。物事をゆったりと楽しむという喜び、小さなものの中にある美しさや優しさを見つける喜び、ゆっくりとでも確実に前に進んでいく喜び、生きていることの喜び、そして自然の中にいる喜び、といったようなものです。

――本作はどんな人に遊んでもらいたいですか?

Skrollcat年齢やゲーム経験に関係なく、すべての人に楽しんでもらいたいです。リラックスするときに、毎日少しずつ読み進めてもらうような物語体験になってくれれば良いと思っています。本作を遊んでもらったプレイヤーからは、親が子供と一緒に本作を毎日少しずつ、まるで寝る前に本を読み聞かせてあげるかのように遊んでいるというお話をシェアしていただきました。この話を聞き、私たちはとても嬉しかったです。また、激しいアクションが特徴の他の人気アクションゲームとは違う、穏やかな雰囲気が楽しめた、という声も届いています。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Skrollcat本作は私たちが今までに遊んですべてのゲーム、今までに観たすべての映画から影響を受けています。宮崎駿作品の影響は見ていただければわかるかと思いますし、『風ノ旅ビト』や『GRIS』といったゲームの影響もあります。本作は私たちがこれまでに経験してきたあらゆること、それらが私たちの中に残していったすべてのインスピレーションを融合させたものなのです。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Skrollcatはい、ありました。新型コロナのせいで、予定していたタイムラインが後ろ倒しになってしまったのです。また、パンデミック中に開発を前に進めるためにも、多くの調整をしなくてはなりませんでした。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Skrollcatはい、大丈夫です。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Skrollcat日本のプレイヤーの皆さんにも本作をお届けでき、とても嬉しく思います。本作を遊び、笑顔になっていただけると嬉しいですし、大変な時にも、穏やかな気持ちになっていただけると嬉しいです。本作を楽しんでくださいね!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

《Chandler》
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