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膨大なコンテンツが押し寄せる!新作アクションMMORPG『ELYON』POTプレイレポ

2021年09月24日(金)17時から2021年09月27日(月)正午12時まで抽選にてプレイヤー数が決まっていた『ELYON』のプレオープンテストプレイ。いざ触れてみるとコンテンツの膨大さに圧倒されっぱなしの3日間でした。そんなインプレッションをみなさまにお届けします。

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2021年9月24日(金)17時から2021年9月27日(月)12時までの約3日間、新作MMORPG『ELYON』のプレオープンテストプレイ(以下、POT)が実施されました。

本作はオープンワールドの基本無料「バトルアクションMMORPG」で数々のオンラインゲームを送り出してきたゲームオン運営の新作タイトルです。この度編集部は幸運にも本作のPOTに参加する権利を得られたのでそのインプレッションをご紹介します!

筆者はゲムスパでのネトゲ部員! 長年の知識と経験でシャキッとお届け!

『ELYON』のキャラクリはこれまでの潮流と最新を合わせたもの

最近の潮流として「キャラクタークリエイションが造形レベルで変えられるほど精緻」というのがあります。本作もまたそんな流れを汲んでおり、各部位をドラッグしてぐいぐいいじっていける、かつパラメータとして数値のスライダーウィンドウが出るのでそれをいじって精密に変更していけます。イメージとしては『黒い砂漠』が近しいです。

POT時点で選べるクラスは、近接戦闘の「ウォーロード」に魔法を駆使する「エレメンタリスト」、自然の力を使う「ミスティック」と瞬時の攻撃を得意とする「アサシン」、そして銃を使う「ガンナー」の全5種類。どのクラスにおいても「ヒューマン」、「エルフ」、「亜人」、「オーク」の4種族を選べますが亜人! 亜人がかわいい!! ウォーロードの亜人はたぬき! ミスティックなんかウサギです! がぜんアガりますが理性を取り戻しプレイアブルキャラクターはヒューマンそしてFPSを専門としながらFPSの記事を書けていなさすぎるコンプレックスを拭うためクラスはガンナーにしました。

導入は箱舟が強襲されるところから異世界転生

また最初に「オンタリー」と「ヴァルピン」という2つある陣営のどちらにつくかを選択せねばならず、これはアカウント自体での選択で1度決めればキャラクターを作り直しても、もう片方の陣営につくことはできません。ストーリーラインも片方の視点で進んでいきます。

そしていざゲームを始めると、なんと繭の中からプレイアブルキャラが! ドロッと生まれるかのように出現。どうやらこの場所箱舟「インヴェントゥス」は「黒の使途」という者に襲われている模様。そこでなんとか箱舟を守るため四苦八苦しますが、手渡されたアルカナの力が暴走して……。

なにやら既視感が……。

気付けば見知らぬ世界に。この地は「ハース」と呼ばれており、主人公が元の場所に戻るにはポータルを利用しなければなりませんが、ポータルは紛争状態のハースにある各陣営の管理下にあるため、許可を得なければ使えないとのこと。まずは最初に選んだ陣営オンタリーのもとでさまざまなクエストを受けていくことになります。

これが滑空装備!

空を飛べる「滑空装備」がイントロダクション終了後に手渡され、これが本作の特色の1つとなっています。具体的にいうとボタンを押して空中に空高くジャンプし、そのまま翼を開いて滑空できるというもの。再使用のクールタイムは30秒と長めですが、滑空の最中にあらわれるゲージに合わせてボタンを押すと空中ジャンプが可能、飛距離が伸びるメカニクスを採用しております。

多岐にわたるキャラクターの成長要素

メインクエストをこなしていくとアンロックされていく成長要素ですが、多岐にわたって要素を散りばめています。第1に「スキル」ですが、これもスキルポイントでスキル自体の攻撃を変えてしまえる。なお本稿ではここから亜人で作り直しましたので以降亜人のガンナーが活躍してくれます。

ルーンには6種類ありどの種類のルーンをどれだけ付けているかも影響する。

第2に「ルーン特性」ですが、これは装備スロットにはめたルーンの数と等級で変わる特性。これを有効化すると、たとえば「猛烈」系統であればバックアタック後に与えるダメージが増加など、さまざまな特典がつきます。

アルカナという要素で簡単には付け外しができない強化。

これに加えて「アルカナ」という樹形図のようなアップデート要素があり、攻撃にバフを与えてくれるものなどを選んでいけます。もちろん防御面に振ることも可能で、プレイヤーの戦闘スタイルに合わせて自由に選べる余地があります。

実際のゲームプレイ

本作ではメインクエストを進めると、各地での敵討伐などクエストを受諾できるようになります。こうやって狩りとともキャラクターを育て次なるクエストへ、というのが基本ライン。なお戦闘はノンターゲッティングアクションで自分から狙いを定めて攻撃しなければなりません。ガンナーでは一斉掃射のようなスキルもあるのでそれで大量の敵を蹴散らすのはなかなかシビレます。

ダンジョンコンテンツはソロもあり遊びやすい

ダンジョンには3種類のものが。

インスタンスダンジョンは「一般ダンジョン」、「超越ダンジョン」、「タイムアタックダンジョン」の3種類があり、ソロで挑めるコンテンツもあるので遊びやすい反面、ダンジョンからの脱出方法が不親切である点は否めませんでした。脱出方法はミニマップの横に鎮座する小さな出口アイコンを押すというもので、筆者は30分ほどダンジョン中を探し回ってしまいました。

便利な機能と装備強化

カメラを寄せるとめっちゃ早くみえる。

システム面での大きな特徴は、キーボードの「End」キーで目的地まで自動で移動してくれる点。これは便利! ストレスフリーで目的地まで行くことが可能です。また、本作には装備強化システムがあり、「強化石」を使って強化します。強化すると基本性能が上がるうえにルーンスロットが増えるというキャラを強くするうえで重要なシステムです。

また気になる課金周りは、コスチューム(アバター)はもちろんのこと、乗り物であるマウントやペットにあたる召喚獣などが取り揃えられていました。

最後に

あまり触れませんでしたが釣りもありました。なおのちに猫に転生しました。

進行はスローペースでチュートリアルのペーシングが遅め。そのうえコンテンツ量が膨大。成長要素がどんどん開かれていってマナなんて気の長そうな要素まで出てくる本作。ゆっくり遊びたい人に特に向いている作品ではないでしょうか。なおPOT時点ではHDDに入れると非常に長いロード時間が発生してしまうので、可能であればSSDに入れたいところです。

テストゆえに無課金で使えた猫のマウントです。

しかしいざPOTが終わると「あれもしておけばよかった、これもしておけばよかった」など、たくさんのしたかった事が出てきます。たとえば亜人でウサギコスチュームを着ることだってそう。映えるから、そう本稿の映えを際立たせるために! という願いを胸に……。前提クエストをクリアできていないため受諾できませんでしたが、なんと「飛行船クエスト」なるものがあるようです。本作はPvPもありコンテンツの化け物のような手触りでした。

それでは読者のみなさま、えんじょい・ゆあ・げーむ!


《SHINJI-coo-K(池田伸次)》

FPSとADVを偏愛しつつネトゲにも造詣のあるフリーライター SHINJI-coo-K(池田伸次)

「Game*Spark」誌に寄稿しつつも「IGN JAPAN」誌と「GAMERS ZONE」誌にも寄稿。「インサイド」誌にも寄稿歴あり。今はなき「Alienware Zone」誌や「週刊Steam」誌にも寄稿していたフリーライター。 そしてヒップホップビートメイカー業も営む音楽家兼ゲームライターの兼業家。通称シンジ。

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