メタル……じゃない!2DステルスADV『UnMetal』が心を掴んで離さんぞ!【爆レポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

メタル……じゃない!2DステルスADV『UnMetal』が心を掴んで離さんぞ!【爆レポ】

“残念ながら今回はそうはいかない”……ではなく、今回は遊び心たっぷりな2DステルスADV『UnMetal』をご紹介。ネタゲーかと思いきやがっつりアクション。歯ごたえのあるプレイ体験を楽しめました。

連載・特集 プレイレポート
メタル……じゃない!2DステルスADV『UnMetal』が心を掴んで離さんぞ!【爆レポ】
  • メタル……じゃない!2DステルスADV『UnMetal』が心を掴んで離さんぞ!【爆レポ】
  • メタル……じゃない!2DステルスADV『UnMetal』が心を掴んで離さんぞ!【爆レポ】
  • メタル……じゃない!2DステルスADV『UnMetal』が心を掴んで離さんぞ!【爆レポ】
  • メタル……じゃない!2DステルスADV『UnMetal』が心を掴んで離さんぞ!【爆レポ】
  • メタル……じゃない!2DステルスADV『UnMetal』が心を掴んで離さんぞ!【爆レポ】
  • メタル……じゃない!2DステルスADV『UnMetal』が心を掴んで離さんぞ!【爆レポ】
  • メタル……じゃない!2DステルスADV『UnMetal』が心を掴んで離さんぞ!【爆レポ】
  • メタル……じゃない!2DステルスADV『UnMetal』が心を掴んで離さんぞ!【爆レポ】
動画自体が年齢制限付きであるためYouTubeにアクセスする必要があります

最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。私もプレイするまで正体が掴み切れず泣いています。そこで“なるべく早く”をモットーに、ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」。

今回は@unepic_fran氏が開発を、Versus Evilがパブリッシャーを担い、2021年09月29日に、Windows PC向けにはSteam/Epic Gamesストア/GOG.comにて、コンシューマではPS4(国外)/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ(国外)向けにリリースした2DステルスアクションADV『UnMetal』について生の内容をお届けしたいと思います。

『UnMetal』とは?

本作は、とある軍施設から脱出する片手間で世界を救う男の2DステルスアクションADV。キャラクターから背景まで、すべてドット絵で表現されています。見下ろし型のマップで、敵に見つからないよう探索しつつ出口を目指す、というのがメインシナリオの大筋。

時には避けられない戦闘もあるので、手持ちのアイテムを駆使して戦いましょう……って、のっけから何かとてつもないソリッドな既視感を感じます。

とはいえ実際にプレイしてクリアまであっという間に駆け抜けること10時間……いやあ面白かった!元ネタ(あえて言葉を濁しています)をリスペクトしつつ、本作ならではの面白さを感じさせる作り。がっつり歯ごたえのあるアクションADVに、王道にジョークを散りばめたストーリーがこちらの心を掴んで離しませんでした。

有名タイトルのフォロワー系インディゲームは、「作者が好きな要素を詰め込んだ」が故に、しばしば尖がったバランスになりがち。しかし本作は、たまに理不尽があるものの、全体的に各要素が整っており、特にセーブポイントが切り良く挟まれるので、中だるみしづらく非常に遊びやすかったですね。

そして何より翻訳が作品世界にバッチリはまってます。ジョークの言い回しなど、何かの元ネタ(あえて言葉を濁しています)を彷彿させる単語もあって、まさに「いいセンスだ」だと感じます。

ちなみに開発者である@unepic_fran氏はかつて、RPG『UnEpic』を制作した方でもあります。それは当時のSteamガイドラインによってリジェクトされたものの、その後登場したSteam Greenlightによって正式リリースにまで行き着いたタイトル。こちらもパロディめいたタイトルや、捻りのきいたジョークが散りばめられながらも、良く作りこまれており、今なお人気があります。

そんな訳で今回の『UnMetal』、これも一体どんな心くすぐるメタネタが仕込まれているのか気になって仕方ありません。早速やってまいりましょう。

本編開始

さて始まりました『UnMetal』。ニューゲームで最初に流れるムービーは、映画をはじめ様々な媒体で見てきたお手本のような導入です。敵国、軍用、領空侵犯と三拍子そろったヘリコプターがカモネギのごとく現れたので当然叩き落されました。これが撃墜RTAであれば、かつてのカプ〇ン走者と並んで優勝争いです。

ヘリを操縦していたのは、このバンダナ頭にベストを着込んだ緑シャツの男、胡散臭い語り口調にもほどがある我らが主人公ジェシー・フォックスでした。墜落から運よく助かったものの連合国軍に拘束され、現在は尋問を受けているという状況。こちらに背を向けて座っている別の男性は少尉ですね。

ここからは基本的にこの2人のやり取りを中心に回想のようなスタイルで進行します。なんというか……いやもうなんというか、そっくりだとは言いませんがあちこちに元ネタ(あえて言葉を濁しています)の影がちらつくので、プレイしながら私ちょっと笑ってました。

さてジェシーは敵国の施設からヘリを奪って脱出してきたようですが、では何故そもそも捕まったのか?

答え:兵士「お前を無実の罪で拘束する!」

ひどい。

とりあえず殴れば解決

画面右側のステータスは上から、レベル、経験値、体力、アイテム、武器、無線機が表示されます。

操作パートに入りました。まずはこの薄汚い独房から脱出せねば。本作はキーボードまたはコントローラーに対応しており、今回のプレイではXbox Oneコントローラーを使用。ドットで表現されているものの、キャラクターなどの動きは滑らか、簡単操作で遊びやすかったですね。

アメリカの友人がジョークを飛ばす時まさにこんな話し方をしてました

マップの探索には、時に謎解きが必要な場面がありますが大丈夫。ちょくちょく挟まる短い回想がヒントになってくれますし、無線機を使えば他のキャラクターも助けてくれるので、何もわからず詰んでしまうということはそこまで起きない筈。

マップには他にもオブジェクトがあり、いくつかは破壊可能なので殴り壊しましょう。時にはアイテムも入手できます。正確にはもう少し後で操作しますが、それらアイテムを集めて組み合わせることで状況を打破できる別のアイテムになったり。その意味において、困ったときはとりあえず殴れば万事解決と言えましょう。

回想はこういうメタ的な部分にもツッコミが入ることがあってフフっと笑ってしまいます。
お!なんかパンチできるぞこれ!
まさかこの爆発オチが終盤の攻略ヒントに繋がるとは、この筆者の目をもってしても。

万事解決とは書きましたが、殴ると爆発して軽やかにゲームオーバーになるオブジェクトもあるので要注意。

回想が及ぼす影響

話を最初の回想に戻します。ここでは自殺したと見せかけて敵兵を呼び寄せ殴りつける……まずはそうやって独房を脱出します。

この回想中、それまで影も形もなかった首つり縄の存在がスッと現れます。少尉殿も当然、そのことを質問をしますが、「あとで話す」とはぐらかされてしまいます。

この「だから縄はどこから手に入れたんだよ!→後で話す」というやりとりは後々のチャプターまで続くもの。油断してると差し込まれるのでつい笑いがこらえられないほどです。

数チャプター跨いで引っ張られるネタに流石の少尉もブチギレ

本作の面白さのエッセンスには、こういったネタ満載の回想も含まれると思います。

さて、回想はただ聞くだけではありません。時には選択肢が表示されることもあります。

例えば上記画像は、マップ内に衛兵が何人いたのかという選択肢。攻略難易度に影響が出るので慎重に選ぶと良いでしょう。

2人を選んだらこのように配置されました。なお1人を選ぶと画像、左側の兵士のみが置かれます。この場合は後者の方が攻略しやすく簡単ですね。

しかしだからといって、その選択がいつも正解という訳でもないのがポイント。例えばこちらは別のステージ。廊下で遭遇した相手は「羊」が良いよねと安易に選ぶと、

こうなります。

芋洗い状態

これだけの羊を数えれば睡眠導入には困らなそうですね……って、鳴き声うるせえ!(メ”ェ”ェ”ェ”----!!!!)

さらに別のステージでの選択肢も紹介しましょう。画像は異形モンスターとのボス戦。

火炎放射器で敵の体力を削って残りわずか!……というところで差し挟まれた選択肢がこちら。

「爆発した」を選んだら即ゲームオーバーの未来しか見えない気がします。せっかくここまで死闘を演じてボスを追い詰めたのですから、遊んでないで「壊れた」を選ぶべき。絶対に左の選択肢を押してはいけません。そう絶対に。

押した。

死んだ。

当然最初からボス戦やり直し。

敵との戦闘

衛兵には視界が設定されており、このように正面から左右45度ずつの合計90度がその範囲。もし発見されてしまうと、倒してもEXP(経験値)が無効になります。それだけでなく、応援も呼ばれてほぼ死ぬしかない状況に追い込まれるのでステルス進行が鉄則です。

経験値は貯めることでレベルアップ、その都度能力ボーナスのパッシブスキルを取得できるので、極力敵兵には見つからず処理すると良いでしょう。

くしゃみする敵兵
Bless you!
見つかった。

それでもたまにギャグみたいな演出で見つかることもあります。

敵を担いで隠すことも可能。

攻撃方法はいくつかあり、基本的には殴って解決ワンツーパンチ。それ以外にはスリングショットや拳銃、グレネードやロケットランチャーなどがあります。

気絶させた衛兵をトイレにかき集めて隠す筆者。

ただし本作、基本的には不殺ルール。ボスを除き、敵兵を殺してしまうとゲームオーバーという徹底ぶりです。敵味方、どちらのキャラクターにも体力ゲージが設定されており、ダメージには固定ダメージのほか、攻撃の種類などによっては時間による継続ダメージの出血が伴うことがあります。もちろん出血で体力がゼロになってもキャラクターは死亡します。

そのため敵を出血させてしまったら、死亡前に救急キットで回復させる必要があります。つまり、本来自分に使うはずだった回復アイテムが1つ無駄になるのです。イベントなどやむを得ない場合を除き、殺傷はなるべく避けた方が良いでしょう。

銃で人を向けることのデメリットが大きい(画像は壁に向かって誤射した瞬間)

そのため本作における戦い方は、箱を殴ったりコインを投げたりして敵の注意を逸らし、死角からのパンチや背後からの締め落としで無力化していくことがメインになります。

敵の注意を引き付けるアイテム「コイン」

……に自分が引っかかって発見される主人公。ともあれパロディジョークの塊みたいな雰囲気を装いつつ、システムのルール部分がしっかり設計されているので、個人的にとても楽しく遊べるゲームだと感じました。

ボス戦

そんな本作、ステルスではないボス戦も普通に楽しい。難易度によるかもしれませんが、ゴリ押しはあまり通じません。タイミングに合わせて回避・攻撃を狙うのがとても楽しいですね。

とにかくネタが多い

本作はあちこちにネタが仕込まれており、そのすべてを紹介することは難しいのでここから一部をダイジェストでお伝えします。

たまに衛兵が個室に入ってることがあるので殴り倒しましょう。

要所要所でオートセーブが入るので、プレイ自体が間延びするような体感はありません。ただし任意のセーブはトイレで行います。用を足して記録するのはゾンビアクション『デッドライジング』の主人公フランクさんを思い出しますね。また消費アイテムの携帯便器を使えばゲーム中任意のタイミングでクイックセーブを行えます。

先ほども少し触れましたが、アイテムの組み合わせは、別のアイテムにしたり、武器にしたりとゲームの進行上必要な場面が多いです。その組み合わせは、回想などでヒントが出たりしますが、いくつか組み合わせを試して偶然発見ということもあります。

なかには組み合わせた瞬間爆発してゲームオーバーになるものも……。

(もの凄く軽快なBGM)

回想が挟まって突然主人公チーズ化したり。

出てくる敵や衛兵の名前がほぼ「マイク」縛りなのがひどい。

潜水艦で進め!
ボートでボス戦だ!(このあと岸に激突して死ぬ)

時にはマシンを操作して、横または縦スクロールのマップを駆け抜けることもあります。

普通に幽霊がいて何なのこの世界……

まさか2021年になってダンジョンをマッピングしながら進むとは思わなんだ。

魅力的な女性キャラクターも登場。

上記画像、その後の無線会話がこれ。いろいろな意味で大丈夫でしょうか。たっぷり30分はプレイするといい。

おわりに

回想とは別に、他にも重要(?)な登場人物がいます。それがこちらの女性。助手席でジェシーの話を半分に聞きつつ、クスクス笑う彼女はいったい何者なのか。物語の最後には一体どんな秘密が明かされるのか。エンディング後に2人は何をしていくのか!?(重要)……とっても気になります。

ともあれ全チャプタークリアして得た実績はこちら。本音を言えば、心のどこかでただのネタゲーだと思ってプレイし始めましたが、どっこいそれは間違いでした。まだまだ遊び足りません。もっと食わせろ!ってやつです。この後は全実績回収するため、他の難易度など選択しつつ周回を重ねていきたいですね。

もしこの記事で興味を持った方がいたら、是非プレイをおすすめします。

タイトル:『UnMetal』
対応機種:PC(Windows)/PS4(国外)/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ(国外)
記事におけるプレイ機種:PC(Windows)
発売日:2021年09月29日
記事執筆時の著者プレイ時間:14時間
価格:通常価格 1,900円、セール価格 1,520円(21年10月06日まで)

《麦秋》

この記事の感想は?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top