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遂に明日V6が解散する。特にファンではないけれど『プロジェクトV6』をプレイして在りし日の6人に思いを馳せてみた

ハードコアゲーマーの心の片隅にもきっと思い出に残り続けるだろうV6。茶目っ気たっぷりで関西弁を話ながらニコニコ笑う岡田准一さんにも注目です。

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遂に明日V6が解散する。特にファンではないけれど『プロジェクトV6』をプレイして在りし日の6人に思いを馳せてみた
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2021年3月に11月1日をもって解散することが発表され、各界に衝撃が走ることとなったジャニーズ事務所所属の人気アイドルユニット「V6」。筆者の世代にとっては「学校へ行こう!」などのテレビ番組でおなじみの存在であったため、特にファンだったわけではないものの一抹の寂しさのようなものがあります。特に、解散と同時に退所することとなったメンバー森田剛さんのユニット「GOタリモ&ミニカレー」をあの電気グルーヴのピエール瀧さんがプロデュースしていたということは強い印象として筆者の心に刻み込まれています。

ところで、読者の皆さんはV6を題材にしたビデオゲームがいくつか存在するということをご存知でしょうか?いよいよ明日11月1日に解散するV6に思いを馳せつつ、本稿ではV6を題材にしたゲームのうちの一つである『プロジェクトV6』のゲーム内容を紹介していきます!
(編集註:当初解散発表時に掲載しようと準備していましたが、ズルズルと公開タイミングを逃してしまったため、解散前日タイミングでの掲載となりました。)


『プロジェクトV6』はV6のマネージャーとなり彼らを育成していくゲームです。表裏パッケージはこんな感じで、V6メンバーがキャラクターとして絵で描写されているということが伺えます。値段は気にしないでください。制作はゼネラル・エンタテイメントで、Wikipediaによると「熱狂的な固定ファンが存在する」ゲームメーカーだそうです。世の中知らないことだらけですね。

実写部分は編集部の判断でモザイク処理をしています。気になる方はプレイしてみてください。

ゲームを開始するといきなり実写によるムービーが始まり、背景のない謎の空間で6人がなんともいえない表情でカッコをつけている様子を見ることができます。おそらく(というか絶対そうですが)V6のファンを対象にしたゲームでしょうから、こういうのは絶対に必要ですよね。他にもメニューの決定音などがV6メンバーによる撮り下ろしのセリフになっているのもうれしい(?)ところです。

ストーリーは主人公がとある芸能事務所の新人マネージャーになったところから開始します。上司であるチーフマネージャーの野田、そして社長からゲームの概要が説明されます。なぜか黒塗りで表示される芸能事務所社長といえば後の『アイドルマスター』シリーズを彷彿とさせますね。当時のとある芸能事務所社長といえば間違いなくあの人なのですがプレイヤーのことを「YOU」とは呼んでくれません。

先述の通りV6のメンバーは基本的に絵で描写されますが、ときどき実写映像によるムービーが表示されます。画像は岡田准一さん。今や役者として大活躍で、どちらかといえばクールな印象の彼ですが、本作内では関西弁を特徴としたユーモラスなキャラとして描写されています。そんな時代があったんですね(筆者はまったく覚えていません)。クロマキーでゲーム内の背景と合成され、言わされてる感満載(かつ脈絡皆無)なセリフを喋る彼らの初々しい姿はファンならば必見でしょう。

ゲームは彼らのスケジュールを管理することで進行していきます(6人同時に行う『プリンセスメーカー』みたいな感じ、というと想像しやすいでしょうか)。序盤は何をすればどうなるのかがまったくわからないため手探りでプレイすることになりますが、デフォルトのスケジュールのまま進行してもあんまり問題はないです。あまりに休日を少なくしすぎると不信感が溜まるらしいのでできるかぎり休日は設けたほうがよいでしょう。アイドルとはいえ労働者!

シミュレーションパートはスケジュールさえ決めてしまえばあとは自動で進行していくため、とくに書くべきことがないのですが、ときどき仕事内容に関連したイベントが発生することがあります。選択肢を選ぶことでメンバーの反応が変わるというようなコミュニケーションっぽい要素もあるにはあるのですが、恋愛要素は存在しない(らしい)ので、純粋に仕事仲間としての結束が高まっていく……という程度の影響しかないようです。

イベントによっては仕事の方針についても選択肢で選ぶことになります。シミュレーションパートと選択肢の組み合わせによって自分なりに育成していくことができるので、プレイヤーの数だけV6が生まれることになります。

残念ながらモザイク処理をしていますが、めっちゃ笑ってます。

本編となるシミュレーションパートの他に「トレーディングカード」を集めるというサブ要素もあり、なんと友人のデータとカードを交換できたりもします。当時実際に交換してたプレイヤーは果たして存在するのでしょうか……? またミニゲームとしてV6の実写写真をつかった謎のスロットゲームがあり、リーチがかかるとメンバーがめっちゃ笑います

基本スケジュールを決めたら選択肢が出るか次のスケジュール決定タイミングまでは勝手に進むのでゲームとしてはかなりすることが少ない本作ですが、時折「今日は休日だっけ?」とメンバーに尋ねられることがあるのでちゃんと休日を覚えておかねばなりません。6人いるので結構大変です。

もちろん間違えてしまうと鬼のように怒られることとなり……、

選択肢の選び方によっては辞表を提出し、ゲームオーバーになってしまうことも……。とはいえ普通に遊んでいれば滅多にそんなことにはならないので大丈夫です。ゲームとしては若干テンポに難を抱えながらもまあ普通に遊べるシミュレーションに仕上がっており、ファンが楽しめることは当然として、こういう色物ゲーが好きなプレイヤーにも刺さる出来にもなっていると思います。

今ではすっかり見ることが少なくなってきた「テレビ番組」や「芸能人」を題材としたゲーム。特にタレントが本人として登場するものはかなりレアなので、『プロジェクトV6』をプレイするのは非常に新鮮な体験でした。みなさんも家の近くの中古ショップなどで本作を見かけた際にはぜひ購入し、V6に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?


《文章書く彦》
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